毎年6月4日は、6(む)と4(し)の語呂合わせで「むし歯予防の日」とされています。
それに合わせ、6月4日(日)~6月10日(土)の1週間は、歯と口の健康に関する正しい知識を身につけ、歯の寿命を延ばし、国民の健康を保つことを目的に、「歯と口の健康週間」と定められています。
そこで今回は、「歯」と「口」の健康について知ることのできる、さまざまなジャンルの書籍を新刊の中からピックアップしました。この機会に、お口の健康を見直してみてはいかがでしょうか。
“脳の毒”は口からやってくる!オーラルケアで認知症対策
近年の研究によって、歯周病菌(ジンジバリス菌)がアルツハイマー型の認知症を引き起こすといわれています。
『認知症になりたくなければ歯周病を治しなさい』は、なぜ歯周病が認知症を引き起こすのか、認知症の発症を防ぐためにはどのようなオーラルケアや生活習慣の改善を行えばよいのかについて、最新の研究をもとに、知っておくとよい知識をまとめた一冊です。
認知症になりたくなければ歯周病を治しなさい
著者:福田真一
発売日:2023年5月
発行所:あさ出版
価格:1,595円(税込)
ISBN:9784866674957
歯医者が通う歯科医が「歯にいいこと」を教えてくれる!
日本には、コンビニエンスストアのおよそ1.3倍にあたる、約6万9,000軒もの歯科医院があります。保険が適用され、すぐに歯科治療が受けられる「歯科先進国」である一方、日常的な口腔ケアは他国に後れをとっているとも言われています。
そうした中で見直されているのが、「健康寿命と口腔の関係」です。
『歯医者が通う歯科医が教える! 健康長寿の人が毎日やっている歯にいいこと』では、あらゆる全身の健康と口内環境の密接な関係が、データを用いて解説されています。
歯医者が通う歯科医が教える! 健康長寿の人が毎日やっている歯にいいこと
著者:秋本昌弘
発売日:2023年4月
発行所:自由国民社
価格:1,430円(税込)
ISBN:9784426128715
老け顔、スタイル崩壊、口臭の原因は「スマホ習慣」から!?
普段何気なく使っている「スマホ」は、私たちの体に大きく影響を及ぼしています。
コロナ禍による活動の自粛や、マスク生活も重なり、今までの理論では説明できなかった未知なる「スマホ口臭」が出現しているのだそう。それだけでなく、スマホ習慣は「表情筋」を退化させ、「老け顔」につながるそうです。
『スマホがあなたをブスにする 歯科医師が教える1日3分でキレイを保つ方法』では、その理由を解明していくとともに、解決法が紹介されています。
スマホがあなたをブスにする 歯科医師が教える1日3分でキレイを保つ方法
著者:中城基雄
発売日:2023年4月
発行所:大和出版
価格:1,760円(税込)
ISBN:9784804764108
あなたの「歯」を救う新常識!
口の中も加齢によって変化しますが、60歳を超えてもケアが行き届き、驚くほどしっかりした美しい歯を保っている方もいます。
自分の歯を健康に保ち、“食べる力”を生涯維持するためには、まず、自分の歯をよく知ることが大切です。
『“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ』は、美しい歯でいるとともに、“食べる力”を長く保ちたい人に役立つ情報を、カラー図解でわかりやすくまとめた「歯」のトリセツです。
“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ
著者:照山裕子
発売日:2023年2月
発行所:日経BP発行、日経BPマーケティング発売
価格:1,760円(税込)
ISBN:9784296201617
ちょっぴりコワ~い?自分で歯を磨きたくなる絵本
子どもの乳歯の健康を保つことは、今後生え変わる永久歯や、顎の発育にも大きく影響します。また乳幼児期は、生涯を通じて歯の健康を守るために正しい歯磨き習慣や食習慣などを身につけることが大切です。
そんな子どもたちに向けて歯磨きの大切さを描いた絵本が、『みがいてあげる』です。コワくてユーモラスな世界観が話題となった『たべてあげる』の続編として、11年ぶりに刊行されました。前作で、好ききらいをしているうちに大変なことになってしまった主人公のりょうたくんが、本作では“元の自分”を取り戻すべく、反撃を開始します。
大人もおもわず背筋が寒くなるような展開が待ち受けており、読み終えたあとは自分の歯はちゃんと自分で磨こうと決心できる一冊です。
みがいてあげる
著者:ふくべあきひろ、おおのこうへい
発売日:2023年3月
発行所:教育画劇
価格:1,320円(税込)
ISBN:9784774622750