色、形、模様……。地球が生み出す美しい宝石や鉱物、石の世界に、改めて注目が集まっています。その奥深い魅力は、子どもから大人まで、多くの人々を惹きつけています。近年、石や鉱物の魅力を伝える書籍は、発売前後の重版が相次ぐなど、その人気ぶりがうかがえます。
今回は、宝石や石の関連書籍を2冊ピックアップしてご紹介します。
①親子で読みたい!宝石のひみつがわかる本『宝石・ジュエリー図鑑』
1冊目は8月22日(金)に発売された『宝石・ジュエリー図鑑』です。
事前予約が相次ぎ、発売前から重版がかかった話題の書籍で、美しい宝石写真がたっぷりと収録されています。地球の活動と宝石の関係や、宝石・ジュエリーにかかわる仕事まで紹介されており、人と宝石の関わりや、原石から宝飾品になるまでの流れがわかるジュエリー図鑑です。
総ルビ付きで読みやすく、小学校低学年のお子さんでも楽しく読めます。宝石に秘められた物語は、大人も子どもも夢中になること間違いなし。知識と美しさをぎゅっと詰め込んだ、親子で楽しめる一冊です。
『宝石・ジュエリー図鑑』
監修:BIZOUX、科学監修:小田島庸浩
発売日:2025年8月22日
発行所:日本文芸社
定価:1,870円(税込)
ISBN:9784537223064
キラキラまばゆい輝きと、無限のカラーバリエーション。地球がつくりだすキセキの一粒。
もしかしたら大人も知らない、宝石のひみつがわかる本です。美しい宝石写真、かわいいイラスト、「ねえ、これ知ってる?」とすぐに話したくなるおはなし。
宝石誕生のひみつ、輝きや色のひみつ、宝石にまつわる歴史、文化、伝説をわかりやすく楽しく解説します。(日本文芸社公式サイト『宝石・ジュエリー図鑑』より)
歴史、文化、伝説……宝石にひめられたストーリーも掲載
昼はエメラルド(緑)、夜はルビー(赤)に変わる「アレキサンドライト」
世界は「サファイア」の上にあると信じられていた?
クレオパトラに愛された宝石「エメラルド」
宇宙からやってくることもある!「ペリドット」
「アメシスト」を熱すると「シトリン」に変身
じつはなかま「ルビー」と「サファイア」 など(日本文芸社公式サイト『宝石・ジュエリー図鑑』より)
12か月の誕生石はもちろん、お気に入りが見つかる色別の宝石図鑑
多彩なカラーバリエーションや見る状況によってカラーが変わる宝石など、色とりどりの宝石は、眺めているだけで時を忘れてしまいそうです。
自由研究にも使えそうな、親子で楽しめるこの図鑑をぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。
②美しい石は眺めているだけで心がときめく!『神秘的で美しい石図鑑』
2冊目は『神秘的で美しい石図鑑』です。色や形、模様など、一つとして同じものがない石の魅力を、美しい写真で楽しめます。
2022年7月の発売以来、今回で第4刷の重版出来となり、ますます注目を集めています。石の特徴や伝承を知ることで、その魅力をさらに深く味わうことができるので、石に興味をもったら最初に読みたい一冊です。
『神秘的で美しい石図鑑』
監修:宮脇律郎、著:須田布由香
発売日:2022年7月
発行所:ナツメ社
定価:1,760円(税込)
ISBN:9784816372346
・石の名前の由来、特徴、伝承がわかる
美しい写真とともに、石の名前の由来、特徴、伝承などをやさしく解説した入門書です。
石は121種を厳選し、9系統の色に分類して掲載しました。原石や研磨された石など、魅力的な写真が充実! お気に入りの石がきっと見つかります。・共通点のある石や誕生石などプラスアルファの情報も
同じ仲間の石、見た目の似ている石、誕生石など、各ページで紹介している石と何かの共通点がある石もあわせて紹介しています。よりさまざまな視点で石を知ることで、意外な発見があるかもしれません。・鉱物データや基礎知識もやさしく解説
各石ごとに、結晶系、比重、硬度、光沢、劈開、条痕などの詳細データも掲載。データにまつわる基礎知識も巻末で解説しています。石に興味を持ち、データを読み解くうちに、さらに石の魅力に惹きこまれていくでしょう。(ナツメ社公式サイト『神秘的で美しい石図鑑』より)
121種類の石を色別に掲載! 石の名前の由来や詳細なデータをやさしく解説
本書では、厳選された121種類の石が、9つの系統に色分けして掲載されています。それぞれの石の、名前の由来や伝承、そして科学的なデータをわかりやすく解説。原石や研磨された石の魅力的な写真も満載で、眺めるだけでも楽しめます。
また、結晶系や硬度といった詳細なデータも掲載し、巻末ではデータの基礎知識についても解説されています。石の奥深い魅力に触れ、探究心を深めることができる内容です。
そのほかのおすすめ関連書籍
上で紹介した書籍に加えて、鉱物や石に関する売れ筋の関連書籍をピックアップしました。気になる一冊を、ぜひあわせて手に取ってみてください。
『世界一楽しい遊べる鉱物図鑑』
著者:さとうかよこ
発売日:2016年11月
発行所:東京書店
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784885744624
わくわくドキドキ好奇心を刺激する体験型鉱物図鑑。
鉱物は集めること以外にも、楽しみ方がたくさんあります。本書では鉱物の特徴解説をはじめとして、色や形が面白いものを厳選した図鑑ページや、「割る・浸す・磨く・加熱する・光を当てる・作る」のビックリ実験、そして鉱物アクセサリーから鉱石ラジオ工作など多数掲載。図鑑の枠を超えて、鉱物を楽しむアイデアが盛りだくさんです。(東京書店公式サイト『世界一楽しい遊べる鉱物図鑑』より)
『小学館の図鑑NEO 〔新版〕岩石・鉱物・化石 DVDつき』
監修:萩谷宏、門馬綱一、大路樹生
発売日:2022年6月
発行所:小学館
定価:2,640円(税込)
ISBN:9784092173187
石の図鑑の決定版がさらにパワーアップ!
【岩石約150種類の見分けポイントがよくわかる】
巻頭特集では、石の見どころと面白さを初心者向けに楽しく紹介します。図鑑ページは見分けポイントの解説や拡大写真が充実。(小学館公式サイト『小学館の図鑑NEO 〔新版〕岩石・鉱物・化石 DVDつき』より)
著者:KARATZ、監修:小山慶一郎
発売日:2023年8月
発行所:日本文芸社
定価:2,640円(税込)
ISBN:9784537221206
世界各地に存在する宝石を美しい写真とともに解説する宝石図鑑です。
基本の宝石の詳解はもちろん、産地別による色の違いと等級、地質学的見地など、細かくスペック表示し、より深い宝石のテキストとして長く使用できるよう工夫しています。
新基準の誕生石や、これまで見たことも無い新しい宝石など、目新しい要素がふんだんに盛り込まれています。
また持ち運びにも便利なサイズなので、見たいときにさっと見られる手軽さです。ずらりと宝石が並ぶミネラルショー等で実際に見ながら調べるのにも最適です。ページ数はたっぷりの288ページとボリュームも文句なし。持ち運び時の重量にも配慮して通常のコート紙の重い本よりもだいぶ軽い仕上がりになっています。(日本文芸社公式サイト『宝石図鑑』より)
著者:さとうかよこ
発売日:2024年1月
発行所:幻冬舎
定価:1,430円(税込)
ISBN:9784344791794
鉱物ってこんなにおもしろい!
かわいいキャラクターときれいな写真で
楽しく読める鉱物と宝石の図鑑。鉱物や宝石をテーマにした、小学生向けの図鑑です。
うさぎのようにフワフワした石や、湿度が高いと溶けてしまう石など約55種の鉱物のおもしろいところやスゴイ特徴を、テキスト、鉱物をキャラクター化したイラスト、写真で具体的に紹介しています。鉱物1種につき2ページ完結なので読みやすく、知識がなくても楽しめます。(幻冬舎公式サイト『おもしろすぎる鉱物・宝石図鑑』より)
『ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑 改訂版』
著者:柴山元彦
発売日:2024年4月
発行所:創元社
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784422440439
鉱物図鑑などでは、よく磨かれて発色もよい美しい結晶を目にすることが多いと思いますが、実際に川原や海辺で見つかる時には、ひと目でそうとはわからないような石や粒であることがほとんど。
母岩を割ってみたり、川砂利を漉してみたり、磁石で集めてみたり…見つけ方にもコツが必要です。
本書では、著者が長年の石探しの経験を活かして、石を探しやすい全国24か所のスポットを地図つきで紹介。
鉱物、岩石の写真は、そのほとんどを拾った時のままの姿で掲載し、実際の石探しでも比較して参考にできるようになっています。(創元社公式サイト『ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑 改訂版』より)