累計15万部突破!『総理にされた男』待望の続編
“替え玉総理”が忖度なしで数々の政治課題に立ち向かう姿が反響を呼んだ、ポリティカル・エンターテインメント小説の続編『総理にされた男 第二次内閣』が9月25日(木)に発売されます。
前作は、国民目線で政治家たちに立ち向かい、山積する問題を次々と解決していく爽快なストーリーが「おもしろい!」と読者の間で大きな話題となりました。舞台役者の主人公・慎策が、国民の思いを胸に熱く語る演説と、手に汗握る展開と“どんでん返し”は、まさに著者の真骨頂。物語を楽しみながら、政治や経済、海外情勢の知識も深められる一冊です。
前作を読んでいなくても楽しめる作品ですので、ぜひ書店で手に取ってご覧ください。
著者:中山七里
発売日:2025年9月25日
発行所:NHK出版
定価:1,870円(税込)
ISBN:9784140057575
〈あらすじ〉
売れない舞台役者・加納慎策が、病に倒れた内閣総理大臣・真垣統一郎と瓜二つの容姿と精緻なものまね芸を併せ持つという理由で、真垣の“替え玉総理”を秘密裏に務めることになって2年。素人ながらも忖度のない発想と国民に寄り添った熱意あふれる言動で海千山千の政治家たちを凌駕し、世論を味方につけてきた。そんな政府にとって喫緊の課題は長らく低迷する経済問題だった。打開策を考える中、そこへ追い打ちをかけるように降りかかるパンデミック、自然災害、五輪などの難局の数々。さらに極東地域での緊張が急速に高まったとき、慎策と日本にとって最大の試練の時が訪れる――。
前作『総理にされた男』
発売日:2018年12月
発行所:宝島社
定価:770円(税込)
ISBN:9784800287359
「しばらく総理の替え玉をやってくれ」――総理そっくりの容姿に目をつけられ、俺は官房長官に引っさらわれた。意識不明の総理の代理だというが、政治知識なんて俺はかけらも持ってない。突如総理にされた売れない役者・加納へ次々に課される、野党や官僚との対決に、海外で起こる史上最悪の事件!? 怒濤の展開で政治経済外交に至る日本の論点が一挙にわかる、痛快エンタメ小説!
(宝島社公式サイト『総理にされた男』より)
★5つの高評価レビュー続々!
前作未読でしたが、読んでなくても問題なく、そして政治に詳しくない私でも丁寧に書かれているので難なく読むことができました。物語としての展開にも山場があり、とくに最後はドキドキしながら非常に面白く拝読しました。こんなに続きが気になる作品は久しぶりでした。【書店関係者】
現職の総理大臣の替え玉で、2年もその任に就いている慎策。設定は非現実的だが、世の中の動きは現実とリンクしている。まさに渦中をともに経験しているかのような臨場感と、緊張感はいつの間にか政治を自分事として考える後押しとなっている。慎策自身の性格や、行動力、発想などがどんどん総理として完成していくさまを見守る面白さと、大隈、風間といった癖がありながらも国民目線を忘れない魅力的な政治家たちの発言に囲まれるのも、愉悦を覚えること極まりない。さらに丁々発止のやりとりは、各省庁の省益や思惑発想の大臣や、さらには各国大使なども登場し、日々ニュースで流れていく日常の裏側を一緒に覗く感じがまたおもしろい。【教育関係者】
「地位は人を創る」まさにこの言葉がピタリとはまる内容でした。前作よりも総理らしくなってきた。風間との掛け合いも、ライバルを入閣させるのも全てが痛快でおもしろかった。こんなにも国民の気持ちが分かる、寄り添える総理なら影武者でもいい。【図書館関係者】
中山七里先生の『総理にされた男』待望の第2弾……!! 政治経済の布教やパンデミック、オリンピックや自然災害など有事の際には表立って行動し判断を急かされる。そんな立場になったらあなたはどうしますか? 専門的な単語は幾つも出て来るが簡潔で分かりやすい文体なので混乱することなく読み進められます! なるほど、そうだったのか! という気持ちと、理解できる範囲で物語が進み、最後は爽快に終わるのでとても楽しめる一冊。選挙への関心が高まる昨今におすすめです!是非1弾も読んでほしい!【書店関係者】
※NetGalley会員レビューより一部抜粋しています
※「NetGalley」(ネットギャリー)とは、出版社が提供する発売前の作品をデジタルデータで読めるサービスです
著者プロフィール
中山七里
なかやま・しちり。1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』にて第8回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞し、2010年に作家デビュー。著書に、『彷徨う者たち』『境界線』『護られなかった者たちへ』『総理にされた男』(以上、NHK出版)、『バンクハザードにようこそ』『武闘刑事』『氏家京太郎、奔る』『ヒポクラテスの困惑』ほか多数。数々のシリーズを持ち、映像化作品も多数。
関連記事
・【売上ランキング】中山七里おすすめ小説10選|最新版
・中山七里さんの「岬洋介」シリーズ最新作『いまこそガーシュウィン』文庫版が8月5日発売!
・作家・中山七里さんに聞く 三省堂書店神保町本店の魅力と中山さん流「書店」の使い方