2021年本屋大賞を受賞した『52ヘルツのクジラたち』や、『月とアマリリス』などで知られる町田そのこさんの最新長編『蛍たちの祈り』が、7月22日(火)に発売されました。
蛍祭りの夜、中学3年生だった幸恵と隆之は、お互いの秘密を共有する関係となります。それから15年後、同じ場所で偶然の再会をきっかけに、ふたりとその周囲の人生が大きく動き出すことに。
人生には苦しいこと、ままならないことがたくさんありますが、小さな光でも心に希望を灯してくれるのだと、励まされる一冊となっています。ぜひ書店で手に取ってご覧ください。
書誌情報
著者:町田そのこ
発売日:2025年7月22日
発行所:東京創元社
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784488029296
蛍が舞う夏祭りの夜──山間にある小さな町に暮らす中学生の坂邑幸恵と桐生隆之は、生きるために互いの秘密を守り合うことを決めた。それから十五年後、大人になった幸恵と隆之の予期せぬ再会が、家族や友人、町の人々の人生に大きな影響を与えていく。明かせぬ秘密を抱え、思い描いた道のりではなかった。それでも、この小さな光が照らす世界を大切に生きたい。一人一人のささやかな祈りを描いた、心震える傑作小説。
(東京創元社公式サイト『蛍たちの祈り』より)
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著者プロフィール
町田そのこ
まちだ・そのこ。1980年福岡県生まれ。2016年「カメルーンの青い魚」で第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。翌年、同作を収録した作品集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。2021年『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞。2025年『ドヴォルザークに染まるころ』で第46回吉川英治文学新人賞候補となる。主な著書に『うつくしが丘の不幸の家』、『わたしの知る花』、〈コンビニ兄弟〉シリーズ、『月とアマリリス』などがある。
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