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「暴落は10倍株の起点になり得る」暴落の原因とプロセス、その後の展開について解説する『株の爆益につなげる「暴落大全」』【総合3.7】

株の爆益につなげる「暴落大全」

株の爆益につなげる「暴落大全」
著者:はっしゃん
発売日:2025年04月
発行所:KADOKAWA
価格:1,980円(税込)
ISBNコード:9784046073365

 

『株の爆益につなげる「暴落大全」』の要点

1.歴史上、株価暴落は何度も起きてきた。だが長期的に見ると、暴落しても必ずもとに戻っている。暴落買いにはリスクもあるが、「10倍株」の起点になる可能性も高い。

2.戦後最大の大暴落である「ブラックマンデー」は、為替変動が背景にあったとされている。

3.「リーマンショック」は短期間に6回もの暴落を記録した。

4.暴落時の最安値を起点に10倍株を狙う「はっしゃん式スロートレード法」は、(1)買い、(2)長期保有、(3)損切り、(4)利益確定のステップで行う。

 

株の爆益につなげる「暴落大全」』レビュー

株の値動きに一喜一憂してはいないだろうか。

2024年の新NISAスタートを皮切りに、個人投資家が急増した。投資経験のない一般層にも資産運用への関心が高まり、投資信託や株式投資を始める動きが広がった。

その1年の株の値動きは、まるで「ビギナーズラック」のようであった。2月には約35年ぶりに日経平均株価が最高値を更新し、7月に記録はさらに伸長。また、生成AIの本格的な普及にともない、AI関連株に熱視線が注がれ、そうした期待に応えるかのように株価も上昇していった。

しかしその後、トランプ政権による不安定な関税政策の影響で、株価は急落。一時は3万1000円台にまで落ち込んだ。この状況に、新米投資家の不安は募るばかりだろう。売ろうか、売るまいか、もう少し待つべきか――。

本書はこうした不安の解消に役立つ一冊だ。歴史を紐解くと、株価暴落は何度も繰り返されてきた。2000年以降に限って言えば、2年に1度のペースで起きているという。しかし長期的に見ると、暴落とリバウンドを繰り返しながら、じわじわと上昇し続けているのだ。

本書では、戦後の日本市場で起きた数々の暴落を分析し、その原因とプロセス、その後の展開について解説している。著者が強調するのは「暴落は10倍株の起点になり得る」ということだ。実際、最安値から10倍に到達した銘柄は、かなりの数に上る。

今後も暴落は必ず起きる。この機会に株価暴落について知っておけば、転ばぬ先の杖となるはずだ。

 

『株の爆益につなげる「暴落大全」』が気になる方におすすめ

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著者:八木真澄 ほんださん
発売日:2025年03月
発行所:KADOKAWA
価格:1,760円(税込)
ISBNコード:9784041157312