6月23日(月)、第12回となる2025年度「料理レシピ本大賞 in Japan」の一次選考通過タイトルが発表されました(関連記事)。
総エントリー数141作品の中から一次選考を通過したのは、料理部門・大賞の30作品、お菓子部門・大賞の6作品、こどもの本賞5作品、コミック賞5作品の合計46作品です。7月1日(火)~7月21日(月・祝)の最終選考投票を経て、9月9日(火)に各部門の受賞作品が発表される予定です。
ほんのひきだしでは、一次選考を通過したタイトルの中から話題のレシピ本を、短期連載形式でご紹介します。ぜひ、書店店頭に足を運んで手に取り、気になる料理にトライしてみてください。
「料理レシピ本大賞」は、出版社各社がエントリーした料理レシピ本から、書店員と料理専門家が「わかりやすく作りやすい」「日本の食文化や食育に貢献できる」「おいしい、お客様に薦めたいと感じる」などの基準で投票し、得票数で受賞作を決定するものです。
【Vol.6】料理部門・大賞ノミネート作『毎日おみそ汁365日』
今回、ご紹介するのは、料理部門・大賞にノミネートされている『毎日おみそ汁365日』(自由国民社)です。
著者:えちごいち味噌
発売日:2024年2月
発売:自由国民社
定価:1,650円(税込)
ISBN:9784426129484
365日分のおみそ汁カタログのような一冊
健康志向の高まりとその調理の手軽さから今や食卓に欠かせない存在の「おみそ汁」。とはいえ、毎日準備をするとマンネリ化が悩みの種となります。
本書は、1日1メニューずつ・365日分のおみそ汁レシピをまとめた、まるで‟おみそ汁カタログ”のような一冊です。豚汁だけでも驚きの33レシピを掲載。日々のマンネリ献立のお助けとなるアイデアが満載です。
定番具材から意表をつく具材まで!豊富なレパートリーが楽しめる!
「豆腐」「わかめ」といった定番具材はもちろん、「とうもろこし」や「オートミール」といった意表をつく具材まで豊富なレパートリーが楽しめます。そのほかにも、食べ応え・栄養バランス満点のおかず系、シチュー味やチゲ味、担々麵風など、みそ味以外のあっと驚く変わり種テイスト、冷凍食品や缶詰を使用した時短メニュー、クリスマスやひなまつりなどイベントを盛り上げる特別な一杯まで。
簡単に手に入る具材で、調理工程もシンプル。美味しくて、健康的、見た目も楽しめるレシピが満載です。
残り物の献立づくりに役立つさくいん付き
今日の気分や冷蔵庫の残り物での献立づくりに役立つ「ジャンル&具材別さくいん」付きです。
『毎日おみそ汁365日』おすすめの料理3品を紹介!
ここからは、本書のおすすめの料理3品を紹介します。まず1つ目は「まるごとトマト とろろ昆布と削り節のおみそ汁」です。
丸ごとトマトのほのかな酸味と、とろろ昆布と削り節で旨みの相乗効果になっている時短でインパクトのある一杯に仕上がっています。
2つ目は「和風ロールキャベツのおみそ汁」です。
かつおと昆布だしで煮た和風のロールキャベツでおみそ汁をつくります。半分にカットした断面を上にして食べやすくごちそう感のある一杯にできます。
3つ目は「メリークリスマス デコおみそ汁」です。
おみそ汁だってデコりたい!眺めていたらかわいくなって食べられません。サンタさんをお皿に移してプレゼントとおつゆをお先にどうぞ。
著者から読者、書店員に向けメッセージ
著者のえちごいち味噌さんから、読者や書店員の皆様にメッセージを寄せていただきました。
身近な食材の組み合わせや、切り方もいろいろ、豚汁アレンジ、ズボラ時短系、定番から変わり種など、おみそ汁を作る時に何か少しでもヒントにしていただけたら…… そして新たなおいしさや楽しさを一緒に発見できたら嬉しく思います。
おみそ汁のある食卓が健やかでおいしく、あったかく、ホッと安らいで楽しい毎日でありますように。そのためにこの本が少しでもお役に立てることがあれば嬉しく思います。
【川上綾子さんプロフィール】
数々の品評会で最高賞受賞歴がある新潟県長岡市のみそ製造元、株式会社越後一の代表取締役。国産原料100%のみそを使って作るおみそ汁を中心にみそ料理、塩麹など発酵食品レシピをInstagramに投稿(フォロワー6万3,000人)。定番から変わり種アレンジなど幅広くオモシロおみそ汁を発信している。