「本は好きだけど、読書は苦手」なすべての人に捧げる“読書教室”
5月23日(金)に発売された、本は好きだけど読書は苦手⋯⋯というすべての人に捧げる、『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』。『独学大全』で、ビジネス書に“鈍器本”といわれるトレンドを生み出した読書猿さんの、初めての「薄い」本です。
発売前から話題と予約を集め、発売後も書店で売行き好調だったため、刊行4日で重版が決定されました。
▲紀伊國屋書店 新宿本店での『ゼロからの読書教室』展開の様子
読むのが遅い、面倒くさい、何を読んだらいいのかわからない……という読書にまつわる悩みの数々を、「正体不明の読書家」読書猿さんが一挙に解決する本作。「本は最初から最後まで通読しなくてはならない」「内容をしっかり理解しなくてはならない」といった、“苦手意識”を生み出す読書への固定観念から自由になる方法を教えてくれます。
ベストセラー『独学大全』をはじめ、分厚い「大全」を著してきた著者が、自身の「核」となる読書術を、薄く読みやすく、それでいてどこまでも深く綴っています。読書術を知り尽くしたキャラクターと、「読書が苦手」なキャラクターによる対話形式でストーリーが展開されるため、苦手派のお子さんでも自然と読み進めていけるのもうれしいポイントです。
「本は好きだけど読書は苦手……」ではもったいない! 多くの人に手に取ってほしい一冊です。
読書猿さんご本人からのコメントが到着!
刊行4日目にして早くも増刷決定との報に震える思いです。
『ゼロからの読書教室』を手に取ってくださった皆さんの知的好奇心と学びへの熱に、心から敬意と感謝を捧げます。
小さな本ですが、この本は扉です。扉の向こうには広大な書物の世界が広がります。本を前に気負うすべての人のために開け放たれた扉となれますように。
増刷記念の追加記事が特別公開!
増刷を記念して、『ゼロからの読書教室』の「第1部 本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと」の第1回・第2回を一部編集したものが、WEBにて公開されています。
〉本の読み方がこんなにたくさんあるって知ってた? 読書猿さんに聞く!
『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』作品内容
『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』
著者:読書猿
発売日:2025年5月
発行所:NHK出版
定価:1,760円(税込)
ISBN:9784140819951
第1部 本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと
● 第1回 全部読まなくてもいい
● 第2回 はじめから読まなくてもいい
● 第3回 最後まで読まなくてもいい
● 第4回 途中から読んでもいい
● 第5回 いくつ質問してもいい
● 第6回 すべてを理解できなくてもいい
● 第7回 いろんな速さで読んでいい
● 第8回 本の速さに合わせてもいい
● 第9回 経験を超えてもいい
● 第10回 小説なんて読まなくていい
● 第11回 物語と距離をおいていい
● 第12回 小説はなんでもありでいい
第2部 出会いたい本に出会うために……してみるといいこと、知っておくといいこと
● 第13回 いろんな本を知ろう
● 第14回 本の海「図書館」へ行こう
● 第15回 レファレンスカウンターに尋ねよう
● 第16回 百科事典から始めよう
● 第17回 百科事典を使いこなそう
● 第18回 書誌はすごい道具
● 第19回 書誌を使ってみよう
● 第20回 件名を使いこなそう
● 第21回 上位概念を考えよう
● 第22回 リサーチ・ナビを活用しよう
● 第23回 青空文庫に浸ろう
● 第24回 デジコレにもぐろう
【著者プロフィール】
読書猿
どくしょざる。正体不明の読書家。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(ともにフォレスト出版)、『独学大全』(ダイヤモンド社)。幼い頃から読書が大の苦手であった自身が、読書家となるまでに培った経験が、本書に注ぎ込まれている。