著者:滝井いづみ
発売日:2022年12月
発行所:明日香出版社
価格:1,760円(税込)
ISBNコード:9784756922434
『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』の要点
1.商談や会議でスケジュールが埋まってしまう前に、自分の作業時間をあらかじめ確保しておこう。特に起床後3、4時間の「ゴールデンタイム」は、重要な仕事や頭を使う仕事に使うべきだ。
2.こちらの希望する日時にアポイントを取りたいなら、相手の予定が埋まる前に、余裕をもって連絡しよう。
3.時間をうまく使うためには、環境を整えることも大切だ。スマホや書類など、自分の気をそらすものは排除する。
『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』レビュー
時短勤務の人、好きな時間に好きな場所で働く人、複数の仕事をかけもちする人……働き方が多様化した昨今、時間の使い方はさまざまだ。それでも、すべての人にとって1日は24時間である。一国の長も、推しのアイドルも、あなたの上司も、同じ時間を生きている。そして誰もが「24時間では足りない」と感じているはずだ。
「限られた時間を有効に使わなければならない」と頭ではわかっていても、実践するのは難しい。所要時間の見積もりが甘く、いつもギリギリになってしまう。同僚からどんどん打ち合わせを入れられてしまい、自分の仕事が進まない。何から手をつけていいか迷ってしまい、時間をムダにしがち――。
本書では、時間を「うまく使う人」と「追われる人」の50の習慣を紹介している。具体的には「時間をうまく使う人は時間の見積もりがうまく、追われる人は時間の見積もりを諦める」「時間をうまく使う人は自分の行動時間も押さえ、追われる人は他人とのアポイントしか書かない」「時間をうまく使う人は1日のテンプレートを持ち、追われる人は毎日ゼロから予定を考える」といった具合だ。時間を「うまく使う人」と「追われる人」の行動や習慣を比較したうえで解説しているので、理解しやすい。自分が「追われる人」に該当すると知ってドキッとする人も多いだろう。
50の習慣は「思考」「スケジュール管理」「ムダとり・時短」「効率アップ」「環境・仕組みづくり」「メンタル」「人生」の7つの章に分かれている。自分に合いそうなものをいくつか取り入れるだけでも、時間の使い方が変化するだろう。タイムマネジメントを通じて、時間と心のゆとり、そして毎日の充実感を手に入れてほしい。
『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』が気になる方におすすめ
著者:塚本亮
発売日:2023年1月
発行所:明日香出版社
価格:1,760円(税込)
ISBNコード:9784756922496