- 世界の一流は「休日」に何をしているのか
- 著者:越川慎司
- 発売日:2024年11月
- 発行所:クロスメディア・パブリッシング
- 価格:1,738円(税込)
- ISBNコード:9784295410300
『世界の一流は「休日」に何をしているのか』の要点
1.一流たちの休日の過ごし方には、2つの共通点がある。「土日の休日を次の1週間を成功に導くための準備期間と考えていること」と「身体と心、脳のリフレッシュを図り、次の1週間に向けてエネルギーをチャージしていること」だ。
2.世界の一流は、簡単な目標を設定して小さな達成感を得る、新しいことにチャレンジする、人とのつながりを大切にする、自己省察(せいさつ)の時間を持つ、という4つのアプローチを通して、休日に自己効力感を高めている。
3.エグゼクティブたちは、土曜日を「チャレンジデー」、日曜日を「リフレッシュデー」と位置づけて、休養と教養を実現している。
『世界の一流は「休日」に何をしているのか』レビュー
あなたは休日をどのように過ごしているだろう。アラームをかけずにゆっくり寝た後、ソファでスマホを眺めながらダラダラ過ごし、気づけば夜……そんな休日が日常になっている人も多いのではないだろうか。
本書の著者、越川慎司氏は『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』などのベストセラーで知られる経営者だ。かつてはマイクロソフトの役員で、現在は週休3日・リモートワーク・複業(専業禁止)というユニークな働き方を実践する株式会社クロスリバーの代表取締役として、800社以上の働き方改革を支援している。
本書ではそんな越川氏が、これまで交流してきたエグゼクティブたちの「休み方」をまとめた一冊だ。越川氏によると、エグゼクティブたちは、休日を「何もしない時間」ではなく「積極的にエネルギーをチャージする時間」(休養)と「知的エネルギーを蓄える時間」(教養)と位置づけているそうだ。より具体的に言うと、趣味や好きなことをしたり、家族や友人と過ごしたり、読書をしたりしているという。
本書の表紙には「年収が上がる週末の過ごし方」というキャッチコピーが踊っている。1週間7日のうち2日をダラダラと過ごしてしまうのはもったいない。さっそく次の休日から、エグゼクティブになったつもりで過ごしてみてはどうだろう。本書で紹介されている過ごし方があなたにとって当たり前のものになった頃、自然と年収アップが叶っているかもしれない。
『世界の一流は「休日」に何をしているのか』が気になる方におすすめ
- 無駄をスッキリさせて、人生の質を高める 時間デトックス
- 著者:吉武麻子
- 発売日:2024年12月
- 発行所:日本実業出版社
- 価格:1,650円(税込)
- ISBNコード:9784534061492