NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」をより深く知る!
2025年1月5日(日)より放送されるNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」。
“江戸のメディア王”として時代の寵児になった蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)を主人公に、その生涯が、笑いと涙と謎に満ちた物語として描かれます。
ほんのひきだしでは、よりドラマを楽しんでいただけるように、放送に先がけて関連本を短期連載形式でご紹介します。
今回は、『NHK大河ドラマ・ガイド べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 前編』(NHK出版)をご紹介します。関連本もまとめてご紹介していますので、ぜひ書店店頭で手に取って、ドラマとあわせてお楽しみください。
■『NHK大河ドラマ・ガイド べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 前編』
作:森下佳子 監修:NHKドラマ制作班 編:NHK出版
発行所:NHK出版
発売日:2024年12月19日
定価:1,430円(税込)
ISBN:9784149233987
【内容紹介】
巻頭の横浜流星・特別インタビューからはじまり、豪華出演者のインタビューでは江戸の世を生きる人々を演じる俳優陣の生の声をお届け。ドラマ序盤の主な舞台となる吉原の世界をクローズアップしたカラー特集や、蔦屋重三郎の人生と仕事を紹介する歴史特集など、ドラマ背景をより深く理解できるページが盛りだくさん。撮影現場をレポートする助監督日記や舞台地紹介などでは、多角的にドラマを深掘りします。また、あらすじや人物相関図、年表なども充実。美麗グラビア満載でお届けする、大河ドラマ・ファンには欠かせない一冊です。
おすすめの関連本
このほか、NHK出版からは以下の関連本が発売中です。こちらも合わせて、NHK大河ドラマを思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか。
作:森下佳子 ノベライズ:豊田美加
発行所:NHK出版
発売日:2024年12月19日
定価:1,760円(税込)
ISBN:9784140057506
【内容紹介】
親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから、“江戸のメディア王”として時代の寵児となった蔦屋重三郎の生涯を描く大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の完全小説版第一弾!
江戸時代、吉原に生まれた蔦重こと蔦屋重三郎は、引手茶屋「駿河屋」の養子となり貸本屋を営む。吉原の女郎屋に貸本を運び人気者であったが、さびれていく吉原をなんとかしたいと考えていた。あることがきっかけで『吉原細見』を手掛けた蔦重は、本屋業を始める。しかし経験と実績は浅く、蔦重の前に大きな“壁”が立ちはだかる――。【目次】
第一章 ありがた山の寒がらす
第二章 吉原細見『嗚呼御江戸』
第三章 千客万来『一目千本』
第四章 『雛形若菜』の甘い罠
第五章 蔦に唐丸因果の蔓
第六章 鱗剝がれた『節用集』
第七章 好機到来『籬の花』
第八章 逆襲の『金々先生』
第九章 玉菊燈籠恋の地獄
第十章 『青桜美人』の見る夢は
第十一章 富本、仁義の馬面
第十二章 俄なる『明月余情』
■『NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 蔦屋重三郎とその時代』
編:NHK出版
発行所:NHK出版
発売日:2024年11月29日
定価:1,320円(税込)
ISBN:9784149112053
【内容紹介】
蔦重の生涯と平賀源内・喜多川歌麿・山東京伝・東洲斎写楽・葛飾北斎をはじめとする蔦重とともに文化を作りあげた華麗な人脈、蔦重の人生を翻弄した田沼意次から松平定信への政治状況、「吉原」の真実の姿を、最新の研究成果から明らかにします。
このほか、ドラマの考証を務める鈴木俊幸×棚橋正博×松嶋雅人の特別座談会、江戸美術紹介、蔦重と平賀源内の交流を描く歴史マンガなど、歴史ファン・大河ドラマファンに読み応え満点の一冊!
■『NHK出版新書 蔦屋重三郎と浮世絵 「歌麿美人」の謎を解く』
著者:松嶋雅人
発行所:NHK出版
発売日:2024年12月10日
定価:1,265円(税込)
ISBN:9784140887349
【内容紹介】
大河ドラマ「べらぼう」の近世美術史考証者である著者が、“コンテンツビジネスの風雲児・蔦屋重三郎”に迫る決定版! 蔦屋重三郎のビジネス上の足跡に沿って、代表的作品から知られざる名画まで多くの作品を取り上げ、その歴史的意味やインパクトを明らかにします。
江戸時代、数多ある版元の中で、なぜ蔦重だけが注目を集めたのか。蔦重が歌麿に描かせた「ポッピンを吹く娘」はなぜ名作と言われるのか。話題を呼ぶ浮世絵を次々に手掛け、江戸を騒がせた蔦重の独自の仕掛けとは――。