11月27日(水)から12月15日(日)まで、全国約560の書店で開催される「文豪とアルケミスト」との書店コラボキャンペーンと連動して、ほんのひきだしでは「出版社が選んだ『本を愛し、本を守るひとへ』贈る本」特集を企画しました。
「本を愛し、本を守るひとへ」というキャンペーンのテーマに合わせて、「文豪とアルケミスト」ファンである「特務司書」様におすすめの本を、出版社8社に14作品を選定いただきました。太宰治や夏目漱石など名だたる文豪たちの近代文学の世界をさまざまな角度から楽しめる特集企画となっています。
ぜひ、キャンペーン期間中に書店店頭に足を運んで、おすすめの本を手に取ってみてください。
※本特集の書店展開は任意です。書店店頭での在庫状況については、直接キャンペーン実施店舗にご確認ください。
なお、「文豪とアルケミスト」との書店コラボキャンペーンでは、実施店舗でのノベルティ配布や、応援店舗での特別ポスター掲示、オリジナルグッズの受注生産販売など、さまざまな企画を行います。詳しくはこちらをご覧ください。
出版社が選んだ「本を愛し、本を守るひとへ」贈る本
【出版社別作品一覧】
《笠間書院》
『文豪たちの住宅事情』田村景子、小堀洋平、田部知季、吉野泰平
『一冊で読む日本の近代詩500』西原大輔
《彩図社》
『文豪たちの悪口本』彩図社文芸部
『文豪たちの口説き本』彩図社文芸部
『文豪が愛した文豪』真山知幸
《左右社》
『お金本』左右社編集部
『文豪と印影』西川清史
《平凡社》
『作家とおしゃれ』平凡社編集部
《法蔵館》
『法城を護る人々(上・中・下)』松岡譲
《本の雑誌社》
『どくヤン! 読書ヤンキー血風録』原作:左近洋一郎(ルノアール兄弟)、漫画:カミムラ晋作
《立東舎発行/リット-ミュ-ジック発売》
「乙女の本棚シリーズ」
『駈込み訴え』太宰治+ホノジロトヲジ
『藪の中』芥川龍之介+おく
『恋愛論』坂口安吾+しきみ
《ティームエンタテインメント(一二三書房)》
『文豪とアルケミスト 美術大全集 其ノ伍』
笠間書院
『文豪たちの住宅事情』
編著者:田村景子、著者:小堀洋平、田部知季、吉野泰平
発売日:2021年5月
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784305709394
【出版社コメント】
「文豪とアルケミスト」でも人気の夏目漱石、芥川龍之介、泉鏡花、中島敦など総勢30名の文豪を取り上げ、なぜ文豪はその「土地」に住んだ(選んだ、引っ越した)のか、なぜその「家」を選んだのかを、人生の流れを通してその「事情」を解説します。
文豪が住んだ土地の当時の状況、住宅の値段や家賃、住宅内外の人間関係やエピソードも、エッセイや小説からの引用でわかりやすく紹介。
親しみやすいデザインとイラストで、文学散歩のお供にもおすすめです。
一生借家住まい(夏目漱石)、20坪の庭が全宇宙(正岡子規)、化物屋敷から瀟洒な洋館へ(佐藤春夫)、46か所住んで土蔵の書斎が終の棲家(江戸川乱歩)、「どこに住んでも同じことである」(太宰治)、竹に始まり竹に終わる(水上勉)……。住んだ家や住んだ土地から見えてくる文豪たちの人生と文学がこの一冊に詰め込まれています。
『一冊で読む日本の近代詩500』
編著者:西原大輔
発売日:2023年9月
定価:2,530円(税込)
ISBN:9784305709929
【出版社コメント】
日本で一番「エモい」名詩大全!「文豪とアルケミスト」でも人気の高い中原中也、芥川龍之介、萩原朔太郎など日本を代表する近代詩500篇を1冊で紹介。作者名別、題名別のほか、自然、感情、社会、人生などテーマ別の充実索引も掲載。詩の言葉の美しさ、力強さ、韻律、響きが読む人の感情を揺さぶり、創作者には新たな可能性や思考をもたらす。
恋愛、悲しみ、自然、人間存在の探索といったテーマを、日本の詩人がどのように表現し続けてきたかを知ることができ、かつその詩から当時の社会状況をも超えて現代人も共感を覚えることもできる内容です。日本近代詩の流れや名作を一冊で楽しめるアンソロジー的作品です。
彩図社
『文豪たちの悪口本』
著者:彩図社文芸部
発売日:2019年5月
定価:1,320円(税込)
ISBN:9784801303720
【出版社コメント】
文豪と呼ばれる大作家たちは、悪口を言うとき、どんな言葉を使ったのだろうか。そんな疑問からできたのが、本書『文豪たちの悪口本』です。川端康成に「刺す」と恨み言を残した太宰治、周囲の人に手当たりしだいからんでいた中原中也、女性をめぐって絶交した谷崎潤一郎と佐藤春夫など、文豪たちの印象的な悪口エピソードを紹介しています。文豪たちにも人間らしい一面があるんだと感じていただけたら、うれしく思います。
日本の文豪たちが残した手紙や作品から、恋愛観や人間性が垣間見える! 文豪たちの普段の作品とはまた違った、愛情や情熱が表現されており、彼らの文学的な表現力や繊細さを楽しむことができます。文豪たちの人間性と文学性を一緒に味わえるユニークな一冊です。
『文豪たちの口説き本』
著者:彩図社文芸部
発売日:2020年6月
定価:1,320円(税込)
ISBN:9784801304512
【出版社コメント】
口説き方は文豪によって千差万別です。誠実な口説き文句を伝え続けて願いを成就した文豪もいれば、気の利いたことをしたつもりが上滑りして、失恋をする文豪もいました。そんな忘れられない経験をもとに、優れた作品を生み出した文豪もいます。口説き文句からはそうした、文豪たちの人間らしい一面を窺い知ることができます。自分が口説かれた気持ちで読んでいただくと、一層、文豪やその作品を、身近に感じることができるかもしれません。
日本の文豪たちが残した手紙や作品から、恋愛観や人間性が垣間見える一冊です。文豪たちの普段の作品とはまた違った、愛情や情熱が表現されており、彼らの文学的な表現力や繊細さを楽しむことができます。文豪たちの人間性と文学性を一緒に楽しめることができるユニークな一冊です。
『文豪が愛した文豪』
著者:真山知幸
発売日:2023年1月
定価:1,430円(税込)
ISBN:9784801306387
【出版社コメント】
「新聞は〝崇拝〟と表現 芥川龍之介に対する太宰治の強烈な愛」「恋も文学も我が道を行く 森鷗外と永井荷風の交流と意外な共通点」「酒・喧嘩・宮沢賢治を好きすぎて意気投合 中原中也と草野心平」本書はこうした、文豪同士の「愛」にフォーカスした書籍です。「あこがれ」「友情」「愛憎」という3つの切り口に基づいて、「文豪による文豪への愛」を紹介します。題材にするのは、文豪や知人の回想、手紙や日記など。文豪たちの知られざる、人間味あふれる素顔に迫っていきます。
文豪同士の人間関係をテーマに、「あこがれ」「友情」「愛憎」という3つの切り口で、文豪たちの交流やエピソードなどを紹介しています。芥川龍之介と夏目漱石の師弟関係、太宰治と中原中也の複雑な友情など、文豪たちの知られざる一面や興味深いエピソードが満載の一冊です。
左右社
『お金本』
著者:左右社編集部
発売日:2019年10月
定価:2,530円(税込)
ISBN:9784865282511
【出版社コメント】
「私は今親の脛齧り」(永井荷風)「水を飲め、飲め水を――」(種田山頭火)「明日の電車賃もない」(石川啄木)
『〆切本』『〆切本2』に続く左右社アンソロジーシリーズ第3弾! 漱石、太宰、芥川、百閒などなど近代の文豪から現代の作家、漫画家、ミュージシャンまで、お金にまつわる悲喜こもごもを収録。
貯金は底をついても才能は枯渇しない。パワーワード続出、金に泣いて笑った総勢96人、集結。
借金の返済を求める手紙や生活の窮状を綴った日記など、作家たちがどのようにお金と向き合い、どのような苦労や喜びを経験したか、リアルなエピソードとともにつづられています。読み物としても非常に魅力的な作品です。
『文豪と印影』
著者:西川清史
発売日:2021年12月
定価:2,420円(税込)
ISBN:9784865280623
【出版社コメント】
「印影を知らずして文豪を語るなかれ」
それはかつて出版社が著者に支払う印税に正確を期すために捺されたもの。ところが数字をごまかしたり、果てはハンコを偽造する出版社まで。そこで誕生したのが、絶対に真似できない、こだわりぬいた文豪たちの「印影」。
森鷗外、三島由紀夫、澁澤龍彦など、名だたる作家130人170種の印影を、ここでしか見られない秘蔵写真とともに収録。もっとも文豪を愛する人たちに贈る、永久保存版!
発行部数に応じて印税を計算するために使われていた「検印」をテーマにした作品です。名だたる作家たちの検印に関するエピソードや、個性が反映された印影など130人170種類が収録されています。これもまた、文豪たちの知られざる一面を知ることができる貴重な一冊です。
平凡社
『作家とおしゃれ』
著者:平凡社編集部
発売日:2024年9月
定価:2,200円(税込)
ISBN:9784582747157
【出版社コメント】
昭和の文豪のこだわりの着こなし、現代の作家が憧れた一着、漫画家のお気に入りのアイテム……特別な日の晴れ着から日々の生活を彩る普段着まで、「装う」楽しみが詰まったエッセイ、詩、漫画など46篇を収録。
特別な日の晴れ着から日常の普段着まで、作家たちの装いに対するこだわりや哲学が詰まった一冊です。例えば、村上春樹さんの「正しいアイロンのかけ方」や、江國香織さんの「帽子」、太宰治の「服装に就いて」など、46篇のエッセイ、詩、漫画が収録されています。これらの作品を通じて、作家たちの個性や時代背景が垣間見え、文学や作家のライフスタイルに興味がある方におすすめの作品です。
法蔵館
『法城を護る人々(上・中・下)』
著者:松岡譲
発売日:2024年11月
定価:2,200円(税込)
ISBN:9784831826817(上)、9784831826824(中)、9784831826831(下)
【出版社コメント】
《上巻》
雪国の大寺院に生まれた主人公・宮城は、寺院の生活が拝金主義の類に過ぎないと考え、寺を継ぐことを断固拒絶。旧来の教団と寺院のあり方を頑迷固陋に護る父との間に凄絶な対立が生じる――。痛烈な教団批判と煩悶青年の葛藤を息づまる迫力で描く、松岡譲の代表作にして自伝的小説、待望の復刊。解説=野尻はるひ
《中巻》
東京の帝大に進学した主人公・宮城の心は様々な宗教者が戦わす法論に接しながら揺れ動く。宗門改革運動にも引かれたものの、心を満足させてくれる宗教者には出会えず――。
痛烈な教団批判と煩悶青年の葛藤を息づまる迫力で描く、松岡譲の代表作にして自伝的小説、待望の復刊。解説=真継伸彦、大澤絢子
《下巻》
五十年に一度の宗祖の大御遠忌のために京都に行った主人公・宮城は、「苦々しき封建時代の遺物たるお祭騒ぎ」を前に、真宗寺院とそれに付随する一切を徹底的に批判するが、やがて――。痛烈な教団批判と煩悶青年の葛藤を息づまる迫力で描く、松岡譲の代表作にして自伝的小説、待望の復刊。解説=半藤末利子
★法蔵館文庫創刊5周年記念:DMM GAMES「文豪とアルケミスト」とのタイアップ帯を特装!(©2016 EXNOA LLC)
『法城を護る人々』は、DMM GAMES「文豪とアルケミスト」のゲーム内イベント「防守任務『法城を護る人々』」として取り上げられました。プレイヤーが特定のステージで敵を討伐し、得点を集めることで同作品の作家・松岡譲の特別な衣装やアイテムを獲得できるというものです。本書は松岡譲の代表作である同書の復刻版です。ぜひ、ゲームで垣間見た“世界”の深淵をご堪能ください。
本の雑誌社
『どくヤン! 読書ヤンキー血風録』
原作:左近洋一郎(ルノアール兄弟)、漫画:カミムラ晋作
発売日:2021年12月
定価:1,100円(税込)
ISBN:9784860114671
【出版社コメント】
読書好きのヤンキーたちが生息する私立毘武綸鳳高校を舞台に暴れまくるギャグマンガであると同時に、私小説好き、SF好き、時代小説好き、官能小説好き、恐怖小説好き、異世界転生ラノベ好きなどの得意ジャンルを持ったヤンキーたちが、本パンやケンカをしながら、それぞれの推す本を熱く語るブックガイドシリーズでもあり、本棚写真、積ん読、ビブリオバトルなど、本をめぐるトピックも満載。
読書とヤンキー文化とを融合させた斬新な設定が魅力的な本書。ビブリオバトル(毘武輪凰罵倒流)という読書対決が登場するほか、ヤンキーたちが自分の好きな本を熱く語り合うシーンはほっこり感満載です。また、各キャラクターの読書スタイルや好みのジャンルが個性的で、読書好きなら共感できる内容となっています。
立東舎(リットーミュージック)
『駈込み訴え』(乙女の本棚)
著者:太宰治+ホノジロトヲジ
発売日:2023年6月
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784845638895
【出版社コメント】
あの人は、私の女をとったのだ。いや、ちがった! あの女が、私からあの人を奪ったのだ。
文豪の名作を、現代の人気イラストレーターによる美麗なイラストの数々とともに楽しむコラボレーションシリーズ「乙女の本棚」の1冊です。太宰らしい文体と驚く展開が、ホノジロトヲジの美麗イラストとともに楽しめます。すでに読んだことがある方も、以前とは異なる角度から作品を味わえることでしょう。そのほかシリーズで40冊以上、さまざまな文豪の作品がラインアップされているので、ぜひチェックしてみてください!
『藪の中』(乙女の本棚)
著者:芥川龍之介+おく
発売日:2024年7月
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784845640720
【出版社コメント】
ではお命を頂かせて下さい。わたしもすぐにお供します。
文豪の名作を、現代の人気イラストレーターによる美麗なイラストの数々とともに楽しむコラボレーションシリーズ「乙女の本棚」の1冊です。芥川による謎が謎を呼ぶ展開が、おくによる和風イラストとともに楽しめます。
『恋愛論』(乙女の本棚)
著者:坂口安吾+しきみ
発売日:2023年12月
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784845639533
【出版社コメント】
恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、この外に花はない。
文豪の名作を、現代の人気イラストレーターによる美麗なイラストの数々とともに楽しむコラボレーションシリーズ「乙女の本棚」の1冊です。安吾による現代でも刺さるエッセイが、しきみによる華麗なイラストとともに楽しめます。
『駈込み訴え』、『藪の中』、『恋愛論』の3作はいずれも立東舎の「乙女の本棚」シリーズの作品です。文豪の名作に、現代のイラストレーターが自由な感性でイラストを添える、絵本感覚で楽しめるコラボレーション・シリーズです。
太宰治の名作『駈込み訴え』とコラボしたのは、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られる人気イラストレーター・ホノジロトヲジさんです。「愛や憎、正反対のようでいて近しくもある様々な情でいっぱいの『私』の心を、それらを仕舞うおもちゃ箱に見立てパステルカラーで仕上げました」(ホノジロトヲジさん)。
芥川龍之介の名作『藪の中』は、和のモチーフを独特な感性で描く迫力の作品で人気を集めるイラストレーター・漫画家の「おく」さんがイラストを手がけています。。「おく」さんは2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」公式サイトのイラストを担当したことでも話題の人。小説としても画集としても楽しめる、魅惑の一冊です。
ティームエンタテインメント(一二三書房)
『文豪とアルケミスト 美術大全集 其ノ伍』
発売日:2024年11月20日
定価:4,000円(税込)
ISBN:9784824203175
【出版社コメント】
大人気配信中のゲーム「文豪とアルケミスト」。その8周年を記念して美術大全集の続巻が登場。文豪達の衣装や装像イラストを大きなサイズで掲載します。
新規に実装された「種田山頭火」「尾崎放哉」を始め、おなじみの文豪達の衣装を収録。今回は書き下ろしコンテンツとして、文豪達に覚醒の物語を終えた想いを聞いてみました。
配信中の人気ゲーム「文豪とアルケミスト」が歩んだ軌跡を集結させた美術大全集のシリーズ第5作で、文豪たちの着せ替え衣装や装像イラストを大きなサイズで掲載した画集です。其ノ伍には、新規に実装された種田山頭火や尾崎放哉などの文豪たちの衣装を収載しています。
其ノ壱では、芥川龍之介や武者小路実篤などの文豪19人、其ノ弐では尾崎紅葉や石川啄木などの文豪18、人其ノ参では国木田独歩や鈴木三重吉などの文豪23人、其ノ肆では吉井勇やルイス・キャロルなどの文豪26人を収録しています。
特務司書のみなさまからの本の紹介も募集中!
以上、出版社8社からのおすすめ本をご紹介しました。
「文豪とアルケミスト」書店コラボキャンペーンでは、SNS上でオススメの本を紹介しあうことができるハッシュタグ「#帝國図書館レファレンス」をご用意しています。ぜひ、皆様からの読みたい本やおすすめの本もご投稿ください! 記事中でご紹介したおすすめ本へのご感想なども、お待ちしています。
「文豪とアルケミスト」とは
DMM GAMESより2016年にリリースされたゲームで、2024年11月1日にリリース8周年を迎えました。実在する文豪をモデルにしたキャラクターが、「本の中の世界を破壊する侵蝕者」と戦いながら、文学書の世界を守るという物語です。2020年にTVアニメが放送され、舞台シリーズは第8弾が2025年5月に上演される予定です。
関連リンク
【文豪とアルケミスト 公式サイト】
https://bungo.dmmgames.com
【文豪とアルケミスト 公式X】
https://x.com/BunAl_Staff
https://x.com/BunAl_PR
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