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【売上ランキング】住野よるおすすめ小説10選|2023年最新

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「住野よる」2023年書籍(小説)ベストセラーランキング発表

2015年、デビュー作である『君の膵臓をたべたい』で鮮烈なデビューを果たした住野よるさん。同作は、翌年の「2016年 年間ベストセラー」総合第4位・単行本フィクション部門第1位(日販調べ)、「キノベス! 2016」第3位など長くランキングを賑わせる作品となり、累計発行部数は300万部を突破。2016年「本屋大賞」第2位、Yahoo! 検索大賞“小説部門賞”など、数多くの賞を受賞しました。

その後も、『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』などヒット作を続々と刊行。2023年には『恋とそれとあと全部』で第72回小学館児童出版文化賞を受賞しました。その際、住野さんは受賞の言葉として「僕個人はただ小説を使って、みんなと楽しく遊びたい。そんな気持ちで小説家をやっています」とコメントしています。

そんな思いのこもった作品で、恋や友情、青春の痛みや切なさを描き、特に、10代、20代の読者の共感を集める住野さん。最新作は2024年5月に発売された『告白撃』で、主要登場人物たち全員が社会人の、大人のラブコメディです。

今回は、多彩な作品で多くの読者に支持される住野さんの書籍(小説)で、2023年の販売冊数を集計したベストセラーランキングをご紹介します。ランキングをご参考に、ぜひ書店店頭でお好みの1冊を手に取ってみてください。

※ランキングは2023年の販売冊数を集計しています(集計期間:2023/1/1~2023/12/31)
※日販調べ

 

2023年に一番人気の作品は…?!

住野よるさんの書籍で、2023年に一番人気があった作品は、『恋とそれとあと全部』でした。

住野さんのデビュー10作目記念となる真っ向勝負の恋愛小説である本作は、前述のとおり、第72回(2023年)小学館児童出版文化賞を受賞しました。「高校生の男の子と女の子の、心のぶつかり合いだけで読者の心を惹きつけていくような求心力と、それを可能にした文章力」と高く評価されています。

住野さんによると、本作は「ただただ、自分がきゅんきゅんする小説を書きてえ、という欲求に従い書き始めたもの」だそう。「恋という気持ちが存在する、この世界に生まれてしまった全てのあなたへ」というキャッチコピーの通り、高校生の2人と周囲の登場人物たちが織り成す夏という特別な季節に、自身の青春を思い出す方も多いのではないでしょうか。そんな甘酸っぱさとともに、生と死についても深く考えさせられる一作です。

恋とそれとあと全部

『恋とそれとあと全部』
著者:住野よる
発売日:2023年2月
発行所:文藝春秋
定価:1,595円(税込)
ISBN:9784163916606

片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。
一緒に過ごす、夏の特別な四日間。

めえめえ(瀬戸洋平)は下宿仲間でクラスメイトの女子サブレ(鳩代司)に片想いをしている。
告白もしていないし、夏休みでしばらく会えないと思っていた。そのサブレが目の前にいる。
サブレは夏休み中に遠方にあるじいちゃんの家に行くのだが、それはある“不謹慎な”目的のためだった。

「じゃあ一緒に行く?」
「うん」

思いがけず誘われためえめえは、部活の休みを利用してサブレと共にじいちゃんの家を目指す。
夜行バスに乗って、二人の“不謹慎な”そして特別な旅が始まる――。

恋という気持ちが存在する、この世界に生まれてしまった全てのあなたへ。

(文藝春秋BOOKS『恋とそれとあと全部』より)

 

「住野よる」2023年書籍(小説)ベストセラーランキング第2位~第10位

第2位『麦本三歩の好きなもの 第二集』

麦本三歩の好きなもの 第二集
著者:住野よる
発売日:2023年01月
発行所:幻冬舎
価格:781円(税込)
ISBNコード:9784344432611

新しい年になって、図書館勤めの麦本三歩にも色んな出会いが訪れた。真面目な後輩、謎めいたお隣さん、三歩に興味がなくもなさそうな合コン相手。そして、怖がりつつも慕ってきたひとりの先輩には「ある変化」が――!? マイペースな彼女の、あいかわらずだけどちょっとだけ新しい日々。気軽に読めてほんわか気分になれるシリーズ最新刊。

(幻冬舎公式サイト『麦本三歩の好きなもの 第二集』より)

 

第3位『この気持ちもいつか忘れる』

この気持ちもいつか忘れる
著者:住野よる
発売日:2023年07月
発行所:新潮社
価格:990円(税込)
ISBNコード:9784101023526

毎日が退屈だ。楽しいことなんて何もない。授業を受けるだけの日日を過ごす男子高校生のカヤは、16歳の誕生日に、謎の少女チカと出会う。美しい目を光らせ、不思議なことを話すチカ。彼女は異世界の住人らしいのだが、二つの世界では奇妙なシンクロが起きていた。そして、チカとの出会いを重ねるうちカヤの心にはある変化が起き……ひりつく思いと切なさに胸を締め付けられる傑作恋愛長編。

(新潮社公式サイト『この気持ちもいつか忘れる』より)

 

第4位『また、同じ夢を見ていた』

また、同じ夢を見ていた
著者:住野よる
発売日:2018年07月
発行所:双葉社
価格:723円(税込)
ISBNコード:9784575521252

250万部を超える大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』。その著者、住野よるの第二作目が、待望の文庫化。友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女性、一人静かに余生をおくる老女。彼女たちの“幸せ”は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに贈る物語。

(双葉社公式サイト『また、同じ夢を見ていた』より)

 

第5位『か「」く「」し「」ご「」と「』

か「」く「」し「」ご「」と「
著者:住野よる
発売日:2020年11月
発行所:新潮社
価格:737円(税込)
ISBNコード:9784101023519

みんなには隠している、少しだけ特別な力を持った高校生5人。別に何の役にも立たないけれど、そのせいで、クラスメイトのあの子のことが気になって仕方ない――。彼女がシャンプーを変えたのはなぜ? 彼が持っていた“恋の鈴”は誰のもの? それぞれの「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。甘酸っぱくも爽やかな男女5人の日常を鮮やかに切り取った、共感必至の青春小説。

(新潮社公式サイト『か「」く「」し「」ご「」と「』より)

 

第6位『君の膵臓をたべたい』

君の膵臓をたべたい
著者:住野よる
発売日:2017年04月
発行所:双葉社
価格:734円(税込)
ISBNコード:9784575519945

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、ベストセラー待望の文庫化!

(双葉社公式サイト『君の膵臓をたべたい』より)

 

第7位『麦本三歩の好きなもの 第一集』

麦本三歩の好きなもの 第一集
著者:住野よる
発売日:2021年01月
発行所:幻冬舎
価格:693円(税込)
ISBNコード:9784344430525

住野よるが贈る大人気「麦本三歩」シリーズ第一弾!
好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しい―
図書館勤務の20代女子・麦本三歩のなんでもないけど幸せな日々を描いた心温まる日常小説。

(幻冬舎公式サイト『麦本三歩の好きなもの 第一集』より)

 

第8位『よるのばけもの』

よるのばけもの
著者:住野よる
発売日:2019年04月
発行所:双葉社
価格:713円(税込)
ISBNコード:9784575522099

夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。

(双葉社公式サイト『よるのばけもの』より)

 

第9位『腹を割ったら血が出るだけさ』

腹を割ったら血が出るだけさ
著者:住野よる
発売日:2022年07月
発行所:双葉社
価格:1,650円(税込)
ISBNコード:9784575245431

高校生の茜寧は、友達や恋人に囲まれ充実した日々を送っている。しかしそれは、「愛されたい」という感情に縛られ、偽りの自分を演じ続けるという苦しい毎日だった。ある日、茜寧は愛読する小説の登場人物、〈あい〉にそっくりな人と街で出逢い――。 いくつもの人生が交差して響き合う、極上の青春群像劇。

(双葉社公式サイト『腹を割ったら血が出るだけさ』より)

 

第10位『青くて痛くて脆い』

青くて痛くて脆い
著者:住野よる
発売日:2020年06月
発行所:KADOKAWA
価格:748円(税込)
ISBNコード:9784041090152

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。周囲から浮いていて、けれど誰よりもまっすぐだった彼女。その理想と情熱にふれて、僕たちは二人で秘密結社「モアイ」をつくった。――それから三年、あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。そして、僕の心には彼女がついた嘘がトゲのように刺さっていた。傷つくことの痛みと青春の残酷さを描ききった住野よるの代表作。

(KADOKAWA公式サイト『青くて痛くて脆い』より)

 

著者のプロフィール

住野よる

すみの・よる。高校時代より執筆活動を開始。2015年、デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、累計部数は300万部を突破。2023年『恋とそれとあと全部』で第72回小学館児童出版文化賞を受賞。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』、「麦本三歩の好きなもの」シリーズ、『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。