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パフェ×サキュバス×ガールズラブ♡ ピンク色で、楽しくて、危険なくらい甘いマンガ『あくまであまい私の彼女』

『あくまであまい私の彼女』

パフェ×サキュバス×ガールズラブ

スプーンでどこをすくってもピンク色で、楽しくて、危険なくらい甘い。そんなパフェのようなマンガが『あくまであまい私の彼女』です。いろーんな欲望がつまってる。

『あくまであまい私の彼女』

そんな目で見ないで! 断れないよ! だって“彼女”は特別な女の子だから。

『あくまであまい私の彼女』

“黒咲梨々(リリちゃん)”は、頭のてっぺんからつま先まで甘くて強いお酒に浸したような、危なっかしい魅力にあふれた美少女。終電後の渋谷や新宿でよく見かけます。

リリちゃんはヒロインの“天井真衣(マイちゃん)”の彼女だけど?

『あくまであまい私の彼女』

サキュバスでもあります。

『あくまであまい私の彼女』

マイちゃん、本当に好きになっちゃって大丈夫?

 

やば、美味しすぎ!

カフェで働くマイちゃんは甘いものが大好きで、お菓子作りが得意な女の子。

『あくまであまい私の彼女』

癒やされるよね。そしてパフェとお茶の描写に愛を感じる。美味しそう。

2ヵ月前、マイちゃんはお付き合いしていた彼女と別れました。女の子同士で付き合ってみたけれど「そういう風には見れない」と言われちゃったのです。別れ話をしたカフェで口にしたほろ苦いティラミスは失恋の味。

そんなマイちゃんに新たな出会いが!

『あくまであまい私の彼女』

リリちゃんはカフェの新人店員でした。初対面のときから最高にかわいい。

『あくまであまい私の彼女』

しかもとっても思わせぶり。これはモテるだろうな。もちろんカフェで働く男の子たちも彼女に夢中です。歓迎会の席でも大人気。

そんなリリちゃんが、歓迎会の帰りにマイちゃんの家に行きたいと急に言ったのです。テンションがいつもより高くて、うるんだ目のリリちゃんからの誘いを断るなんて、マイちゃんにはできません。

マイちゃんは、リリちゃんのためにおうちで「夜パフェ」を作ってあげます。

『あくまであまい私の彼女』

かわいい! そして限られたスペースで道具のひとつひとつが大切にされているマイちゃんのキッチンもかわいい。こんなすてきなキッチンで作られた夜パフェって?

『あくまであまい私の彼女』

市販の材料でここまで仕上げられるなんてセンスが光ってる。低糖質アイスなのもポイント高し。さあお味は?

『あくまであまい私の彼女』

ビックリするくらい美味しいものを食べたときって、こういう顔になりますよね。美味しくてちょっと泣きそうな、びっくりしたような。

心もお腹も満たされて、めでたしめでたし……とはいきません。

『あくまであまい私の彼女』

リリちゃん、その歯って牙……? 二人は忘れられないキスをします。そして!

『あくまであまい私の彼女』

興奮のあまり正体を現したリリちゃん。サキュバスってことは、このままリリちゃんの精気を吸いつくすの?

『あくまであまい私の彼女』

だってリリちゃんは悪魔だもの。でもマイちゃんとのキスは「いつも」とはちがって、特別でした。

『あくまであまい私の彼女』

恋をしたサキュバスと、サキュバスに恋をしてしまった女の子の関係ってなんて危なっかしくて甘いんでしょう。

『あくまであまい私の彼女』

幸せになってー! こうして二人は付き合い始めます。もうね、こうなったら全部が楽しいですよ。

『あくまであまい私の彼女』

お買い物デートもこんな感じ。女の子同士で更衣室に入っておそろいの服を着てみたり……。

『あくまであまい私の彼女』

おうちデートで一緒にパフェを作ったり(このマンガのパフェはレシピ付き。レシピすらかわいいよ!)。

透明なグラスに甘いフルーツやクリームがキレイにおさまった美しいパフェは、上から順番に味わいますよね。このマンガもパフェと同じなんです。いきなりグラスの底に向かって乱暴にスプーンを差し込むんじゃなくて、ちょっとずつ、あまくて美味しいものを味わいます。

『あくまであまい私の彼女』

サキュバスだって、本気で恋をしたらちゃんと順序を守って相手を大切にできる……? いろんなパフェと二人の恋、どちらも目が離せません。

(レビュアー:花森リド)

あくまであまい私の彼女 1
著者:やとさきはる
発売日:2024年07月
発行所:講談社
価格:759円(税込)
ISBNコード:9784065360323

※本記事は、講談社コミックプラスに2024年8月8日に掲載されたものです。
※この記事の内容は掲載当時のものです。