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【本屋のトレンド】映画がヒットの『ルックバック』や、元総理銃撃事件をモチーフにした『暗殺』がランクイン|検索ランキング(2024年7月10日調べ)

本屋で今検索されている本ランキング
全国の書店に設置された端末で「いま何が検索されているのか?」を調べ、ランキング形式でご紹介しています(日販 attaplus!調べ)。売上冊数ではなく「検索数」を集計していることから、従来のランキングとは違った角度で“今話題の本”がわかります。



 

今回の第1位は、前回と同じく『百年の孤独』でした。本作は46か国で翻訳され、累計発行部数が5,000万部を超える世界的ベストセラーで、1972年に日本語版が発売されてから50年以上を経ての文庫化ということで大きな話題となっています。売上も好調で、週間文庫ランキング(2024年7月9日調べ)でも2週連続の第1位となりました。書店での実売数が94%を超え(日販調べ)、店頭端末での検索数が増えています。

百年の孤独
著者:ガブリエル・ガルシア・マルケス 鼓直
発売日:2024年07月
発行所:新潮社
価格:1,375円(税込)
ISBNコード:9784102052129

 

第3位は、6月28日(金)にアニメ映画が公開された『ルックバック』でした。本作は、漫画を描くことを通じて絆を深める二人の少女を巡る物語で、2021年に集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+」で配信された際には、初日の閲覧数が250万回を超えるなど、話題になった作品です。

映画は公開から2週連続で週末興行ランキング第1位を獲得し、観客動員数は35万人、興行収入は6億円を突破しています(興行通信社調べ)。

ルックバック
著者:藤本タツキ
発売日:2021年09月
発行所:集英社
価格:484円(税込)
ISBNコード:9784088827827

自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって──。唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。

(集英社公式サイト『ルックバック』より)

 

第8位には、元総理銃撃事件をモチーフにしたミステリー『暗殺』がランクインしました。著者は、「昭和史最大のミステリー」といわれる「下山事件」を描いたノンフィクション作品『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞を受賞した柴田哲孝さんで、本作は実際の事件を取材・検証し、長編小説として発表したものです。

暗殺
著者:柴田哲孝
発売日:2024年06月
発行所:幻冬舎
価格:1,980円(税込)
ISBNコード:9784344043060

奈良県で日本の元内閣総理大臣が撃たれ、死亡した。その場で取り押さえられたのは41歳男性の容疑者。男は手製の銃で背後から被害者を強襲。犯行の動機として、元総理とある宗教団体とのつながりを主張した――。
日本史上最長政権を築いた元総理が殺された、前代未聞の凶行。しかし、この事件では多くの疑問点が見逃されていた。致命傷となった銃弾が、現場から見つかっていない。被害者の体からは、容疑者が放ったのとは逆方向から撃たれた銃創が見つかった。そして、警察の現場検証は事件発生から5日後まで行われなかった。
警察は何を隠しているのか? 真犯人は誰だ?

(幻冬舎公式サイト『暗殺』より)

 

本屋で今検索されている本ランキング(2024年7月3日~7月9日)

 

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