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夏にぴったりの脱力系アドベンチャー絵本『ミスター・ソフティークリーミー まちをゆく』をご紹介

マンガやアニメーションの世界でも活躍する注目の絵本作家、くりはらたかし(クリハラタカシ)さんによる脱力系アドベンチャー絵本『ミスター・ソフティークリーミー まちをゆく』が6月30日(日)に発売されました。

『ミスター・ソフティークリーミー まちをゆく』
作/絵:くりはらたかし
発行所:佼成出版社
発売日:2024年6月30日
定価:1,540円(税込)
判型:A4変型判
ISBN:9784333029235

なつは あついよ ひかげを ゆこう
ミスター・ソフティークリーミーは、ソフトクリームの紳士。じまんのステッキを片手に、てくてく街を歩くのが日課です。でも、夏の日ざしを浴びると溶けてしまうし、街のいたるところには一口だけ舐めたがるモンスター“ヒトクチチョウダイヨン”が出現……。ミスター・ソフティークリーミーの運命やいかに!?

(佼成出版社公式サイト『ミスター・ソフティークリーミー まちをゆく』より)

 

ミスター・ソフティークリーミーのアドベンチャーにドキドキワクワク

日陰の道だけを探しながら優雅に歩くミスター・ソフティークリーミー。

その姿にほっこりしながら、読者参加型の迷路ページや機転を利かせてピンチを乗り切るシーンなど、くりはらたかしさんならではのユーモア感覚、子ども目線の世界観と明快なストーリーが秀逸な作品です。

子どもから大人までさまざまな楽しみ方ができ、夏にぴったりの愉快なお話となっています。

 

 

 

 

担当編集者のおすすめコメント

世界的に気候変動が話題となっていますが、日本も例外ではなく、特に酷暑と呼ばれる暑すぎる夏は生命の危機にも関わる大きな問題です。
キャンプや虫取り、海水浴など、昔ながらの夏の楽しみが当たり前にできなくなりつつある昨今ですが、そんな現代の暑すぎる夏を生きる子どもたちに向けた、新しい夏の絵本です。

 

著者コメント


くりはらたかし

「夏をテーマに描きませんか?」という依頼からこの絵本は始まりました。夏の楽しいイメージで。しかし、ここ数年の猛暑。子どもに「今日は暑すぎて危ないから家の中にいなさい」と言わなくてはいけない日が多くあります。そこで生まれたのがこの「日陰の中を歩くソフトクリーム」のお話です。
ところで昔から絵本の食べ物キャラクターは人に食べられたいのか、食べられたくないのか? それを謎に思っていました。今回、その答えをぼんやりとですが、自分なりに描けたかなと思います。

プロフィール
1977年、東京生まれ。主な著書に絵本『ハッピーボギー』(あかね書房)、『ポケモンとんとんとん』(小学館)、『これなんなん?』(くもん出版)、『とおくにいるからだよ』(教育画劇)、『こうえん』(偕成社)、マンガ絵本『ゲナポッポ』(白泉社)、『日曜日のはじめちゃん』(福音館書店)、マンガ『冬のUFO・夏の怪獣【新版】』(ナナロク社)、『ツノ病』(青林工藝舎)などがある。