慢性上咽頭炎セルフチェック
慢性上咽頭炎の有無は、病院で調べるのが確実ですが、セルフチェックをすることもできます。
右耳の下の筋肉と交わったところを3本指で押して痛みがあったら、上咽頭に炎症がある可能性が高いといいます。
しかし炎症があっても痛みがない場合もあるため、気になる方は病院で診察を受けるようにしましょう。本書には慢性上咽頭炎治療に対応した病院のリストを掲載しています。
どうやって治すの?
慢性上咽頭炎を治す最も効果的な方法は、本書に掲載している病院で行うことができる「上咽頭擦過療法(EAT)」です。
その方法は、鼻から塩化亜鉛をしみこませた綿棒を入れ、次にのどから綿棒を使って、咽頭をこすりつけるというもの。炎症があるととても痛いそうですが、最も効果がある方法です。
痛いのはちょっと……という人のために、本書では痛くない治療法も紹介しています。
その方法は「上咽頭洗浄」、「鼻うがい」、「首湯たんぽ」、「口テープ」、「舌を上あごに」、「口腔ケア」の6種類。それぞれの詳しいやり方は、本書を確認してみてください。
つらい不調が続いたら疑ってみましょう
「慢性上咽頭炎」は一般にはまだまだ認知度が低いものの、近年、全身の不調を引き起こすメカニズムや、治療法が明らかになってきています。自覚症状がなく見落とされやすいものなので、原因不明の不調が続く方は疑ってみる価値があるでしょう。
- つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい
- 著者:堀田修
- 発売日:2018年02月
- 発行所:あさ出版
- 価格:1,320円(税込)
- ISBNコード:9784866670263
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