- 怪獣人間の手懐け方
- 著者:箕輪厚介
- 発売日:2023年09月
- 発行所:クロスメディア・パブリッシング
- 価格:1,738円(税込)
- ISBNコード:9784295408796
『怪獣人間の手懐け方』の要点
1.怪獣人間とは、世の中を動かし、多くの人に影響を与える人たちである。彼らは魅力的でカリスマ性があり、とてつもない才能を持っている。だが同時に、非常識で予測不能な動きをする怖い存在でもある。
2.怪獣人間と付き合うメリットは、いい案件にいち早く出会えることと、自分の限界値が上がることである。
3.怪獣人間と渡り合うには、「仁義を通すこと」「自分を磨いて会話と思考の粒度を合わせること」が必要だ。また、自分をしっかり持ち、相手の色に染まらないようにしたい。
『怪獣人間の手懐け方』レビュー
ビッグモーターの元幹部・中野優作氏による『クラクションを鳴らせ! 変わらない中古車業界への提言』が発売されたのは2023年8月末。折しも世間はビッグモーターの不正疑惑一色になっているときだった。
この本を編集したのは、本書の著者である箕輪厚介氏。本の制作は不正が明らかになる1年以上も前から始めていたが、「ここぞ」というタイミングで仕掛けたのだという。本作以外でも、『多動力』(堀江貴文)、『メモの魔力』(前田裕二)、『死なばもろとも』(ガーシー)など、箕輪氏の担当作はいずれも大ヒット。普通は近づけないようなビッグネームたちを口説き落とし、次々と話題作を生み出す手腕に注目が集まっている。
本書はそんな箕輪氏の“仕事術”を明かした一冊である。「怪獣人間」とは一言で言えば「天才」であり、強烈な個性と才能、バイタリティを持っている人たちのことである。とてつもないパワーを持つ怪獣人間たちと付き合い、一緒に仕事をするには「トリセツ」がいる。独自のルールで動いている彼らには、世間の常識が通用しないからだ。本書では箕輪氏が自ら会得した「怪獣人間のトリセツ」が、ここでしか聞けない裏話とともに紹介されている。
「怪獣人間」はジャンプ台のようである。階段を一段ずつ上っていては見えない、突き抜けた景色を見せてくれる存在。だけど、ジャンプ台に乗るには勇気がいるし、扱い方を知らないとケガをする。
「怪獣人間とは縁がない」という人も、ぜひ一読を。世界を動かす怪獣人間たちが、どう考え行動しているか。それを知るだけでも価値がある。
『怪獣人間の手懐け方』が気になる方におすすめ
- 読むだけで人間力が高まる88話
- 著者:「ニューモラル」仕事と生き方研究会
- 発売日:2023年05月
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