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首こり解消の最短ルートは“耳”だった!?専門家がおすすめする簡単「耳回し習慣」

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「なんだか疲れている」が当たり前になっていませんか? 肩こりやストレートネック、不眠など、何をしても繰り返す不調を「年齢のせいだから仕方がない」と諦めるのはまだ早いかもしれません。

見直したい身体のパーツ、それが「 あご」です。あごのズレは、姿勢や呼吸、全身のバランスにも影響するといいます。柔道整復師として42万件以上の症例と向き合い、40代で歯学部に入学した薩摩宗治さんの著書『疲れはあごが9割』では、疲れの原因となる姿勢や、1回30秒でできる「ベロ体操」などが紹介されています。毎日の疲れが気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

※本稿は『疲れはあごが9割 24時間戦う脳と身体をリセットする技術』(東洋経済新報社)の一部を再編集したものです

 

耳回しでいつでもあごを緩めてほぐす

忙しかったり、プレッシャーを感じながら仕事をしたりしているとき、人間は無意識のうちに奥歯を噛みしめています。上下の歯がほんの少し触れ合っているだけでも、あごを動かす「咬筋」には力が入り続けています。この状態が慢性化すると筋肉が過度に発達して硬く大きくなり、あごや頭の骨を強く引っ張って歪ませる最大の原因となります。
「首の横が張ってつらい」と悩むビジネスパーソンは多いですが、研究によれば、胸鎖乳突筋(首の筋肉)は姿勢の悪さよりも「あごの噛みしめ」に対してより強く反応し、緊張すると言われています。つまり、首こりを解消する最短ルートのひとつは、首をマッサージするだけではなく「あごを緩めること」なのです。

あごまわりに疲労感やこわばりを感じたとき、ぜひ試してほしいのが「耳回し」です。仕事の合間でも即座にできる有効なアプローチです。あごを力強く支えている咀嚼筋である咬筋や側頭筋の付着部は、耳のまわりに集中しています。そのため、耳の周囲を直接的に刺激して動かすことで、咬筋や側頭筋はもちろんのこと、連動して緊張していた首の筋肉までもが効率よくほぐれ、あごの疲れや歪みをダイレクトに緩和してくれるのです。

さらに、耳回しがもたらす効果は筋肉の緩和だけにとどまりません。耳のまわりには多くの神経が密集しており、ここを刺激することは自律神経のバランスにも良い影響を及ぼします。仕事モードで過剰に高ぶっている交感神経を鎮め、リラックスを司る副交感神経を優位に切り替えることで、脳と身体に「もう緊張しなくていい」というサインを送り、あごの食いしばりを解除に向かわせます。

やり方は非常にシンプルです。親指と人さし指で両方の耳をしっかりとつかみ、前回し、後ろ回しにそれぞれ10回ずつ、ゆっくりと回してください。もし痛みを感じたら、咬筋や側頭筋がガチガチに硬くなっている危険なサインです。毎日続けることで徐々にほぐれてくれば、刺激が心地よく感じられ、顔まわりの血流が改善するのを実感できるはずです。

mimimawasi_ago▲親指と人さし指で両方の耳をしっかりとつかみ、前回し、後ろ回しにそれぞれ10回ずつ、ゆっくりと回す

 

『疲れはあごが9割 24時間戦う脳と身体をリセットする技術』

疲れはあごが9割_書影_帯アリ_wakutsuki著者:薩摩宗治、監修:馬場裕史
発売日:2026年7月
発行所:東洋経済新報社
定価:1,650円(税込)
ISBN:9784492048429

 

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「ほんのひとふし」は、話題の書籍から特に関心の高いトピックや、今こそ読みたい一節をピックアップしてご紹介する「ほんのひきだし」の連載企画です。
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