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NHK朝ドラ「ブラッサム」のモデル・宇野千代特集!第4弾は『女の日記』

女の日記_アイキャッチ②

9月28日(月)に放送開始の2026年度後期NHK連続テレビ小説「ブラッサム」は、明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとした物語です。

小説を書きたいという幼き日の夢を諦めず、故郷の山口・岩国を飛び出した主人公の葉野珠(はの・たま)。明治・大正・昭和という激動の時代を突き進む中、結婚に離婚、震災に戦争、倒産に借金と、波乱万丈な出来事の中からも「幸せのかけら」を見つけ出していきます。
主人公の葉野珠役は石橋静河さんが演じます。ほんのひきだしでは、よりドラマを楽しんでいただけるように、放送に先がけて宇野千代の関連本をご紹介します。今回は、『女の日記』(講談社)です。ぜひ書店店頭で手に取って、ドラマとあわせてお楽しみください。

 

女の日記 書影

『女の日記』
著者:宇野千代
発売日:2026年7月
発行所:講談社
定価:825円(税込)
ISBN:9784065423721

〈目次〉

模倣の天才
牧野さんのこと
亡き友
二つの川端さん
梶井さんの思い出
一種抽象的な川端さん
徳田先生の中にある「自然さ」
古い写真
あの頃の小林さん
河上さんに対する或る畏敬の念
天上の花の三好さん
宮田文子──激しく行動したひと
広津先生のこと
女としての「妄想」
忘れられない人
東郷青児の影響力
三好達治さんへの手紙
青山二郎さんへの手紙
高田博厚さんへの手紙
女の日記
花日記
親しい仲
女のいのち
夏と私の建てた家
私の特技
何でも一度してみること
私の小説作法
男性と女性
ことばの持つ魔力
「風の音」その他
未練
雪の正月
百歳おいを知らず
わたしの建てた家
六十年前の生徒たち
ふるさとへ廻る
草を植える酔狂
私の一生に書いた作品の中で
手押し車
何が小説の材料か
温泉のお婆ちゃん
よよと泣かない
真の勇気を持った若者の話
もしあのとき
宇野千代さんとの半世紀──追悼 宇野千代── 瀬戸内寂聴

 

NHK朝ドラ「ブラッサム」で話題の宇野千代の人生がわかる!

「ブラッサム」の主人公・葉野珠のモデルとなった宇野千代。多くの出会いや恋、別れを経験する中で、果たして何を思っていたのか。『女の日記』では、尾崎士郎、東郷青児、北原武夫らとの結婚生活や別れ、交流のあった文豪たちとの日々が、宇野千代自身の言葉でありありと綴られています。恋に仕事に、さまざまな人との関わりの中で、自分の人生を切り拓いていった姿や、生き方、人柄を、本人の言葉からより身近に感じることができます。ドラマをきっかけに、その自由な生き方に惹かれた読者に、ぜひ手に取ってほしい作品です。

 

「恋多き女性」というだけじゃない!「私自身」を生きた女性のエッセイ

「女であっても好いから『私自身』であるような女になりたい」──。『女の日記』は、華やかな恋愛遍歴や文豪たちとの交際を楽しむ、だけの本ではありません。夫の好みに寄せた文章を書いてしまうことへの悩みといった、作家として、ひとりの女性として「自分らしく生きること」への葛藤も率直に綴られています。恋も仕事も人間関係も、失敗や別れを重ねながら、自分の人生を自分で選び取ろうとした宇野千代。その生き方は、時代を超えて、今を生きる女性の心にも響くはずです。

 

文豪たちの素顔が見えてくる!文学好きにもおすすめの一冊

『女の日記』には、恋人や夫だけでなく、梶井基次郎、川端康成ら、宇野千代と交流のあった多くの文豪たちが登場します。文学をめぐる出会いや交流を、宇野千代自身のまなざしで読むことで、作品だけでは分からない文豪たちの素顔や、当時の文壇の空気、人間関係まで浮かび上がります。文豪たちとのエピソードを楽しみながら、宇野千代が生きた時代の文学にも触れられるのが本書の魅力。「ブラッサム」をきっかけに宇野千代を知った方はもちろん、昭和文学や文豪に興味のある読者にもおすすめしたい一冊です。

 

【編集者のコメント】

四度の結婚、十一軒の家、名だたる文豪たちとの恋と交際――宇野千代さんの人生は、とにかくおもしろい。けれど、その華やかな人生のなかには、「私は私自身でありたい」という葛藤もありました。『女の日記』には、恋も仕事も人間関係も、自分の人生を己で選び取ろうとした女性の姿が詰まっています。宇野千代という人間の「おもしろさ」を、丸ごと味わえる一冊。瀬戸内寂聴さんの追悼文を特別収録しています。

 

【著者プロフィール】

宇野千代
うの・ちよ。1897年、山口県に生まれる。岩国高等女学校を卒業後、1921年に「脂粉の顔」を『時事新報』に応募し、作家活動を始める。野間文芸賞、女流文学賞、日本芸術院賞などを受賞。1990年に文化功労者に選ばれる。主な作品に『色ざんげ』『おはん』『生きて行く私』などがある。1996年、逝去。勲二等瑞宝章追贈。