6月26日(金)、第13回となる2026年度「料理レシピ本大賞 in Japan」の一次選考通過タイトルが発表されました。
総エントリー数101作品の中から一次選考を通過したのは、料理部門・大賞の30作品、お菓子部門・大賞の5作品、こどもの本賞5作品、コミック賞6作品の合計46作品です。7月1日(水)~7月20日(月・祝)の最終選考投票を経て、9月9日(水)に各部門の受賞作品が発表される予定です。
ほんのひきだしでは、一次選考を通過した作品の中から話題のレシピ本を、短期連載形式でご紹介します。ぜひ、書店店頭に足を運んで手に取り、気になる料理にトライしてみてください。
「料理レシピ本大賞」は、出版社各社がエントリーした料理レシピ本から、書店員と料理専門家が「わかりやすく作りやすい」「日本の食文化や食育に貢献できる」「おいしい、お客様に薦めたいと感じる」などの基準で投票し、得票数で受賞作を決定するものです。
【Vol.4】お菓子部門・大賞ノミネート作『せいろで蒸しパンとおやつ』
今回、ご紹介するのは、お菓子部門・大賞にノミネートされている『せいろで蒸しパンとおやつ』(朝日新聞出版)です。

著者:中川たま
発売日:2025年11月
発行所:朝日新聞出版
定価:1,540円(税込)
ISBN:9784023334663

「えっ、これも?」と驚く豊富なレパートリー
人気料理家・中川たまさんによる、家庭で作れる蒸しおやつの決定版! 「えっ、これも蒸せるの!?」という驚きと発見があるバリエーションの豊富さです。
定番の蒸しパンだけでなく、ワクワクするようなジャンルが並んでいます。
・しっとりケーキやプリン(チーズテリーヌやスチームショコラ、チャイプリンなど)
・パンや餅を蒸すアイデア(フレンチトーストや、ずんだ餅・水無月など)
・フルーツデザート(蒸しりんご、いちじくのはちみつ白ワイン蒸しなど)
「せいろ=肉まんや温野菜」というこれまでのイメージをガラリと変えてくれる、新しいおやつの楽しみ方が満載の一冊です。

洗いもの激減&時短!せいろで楽しむ「極上ヘルシーおやつ」
ヘルシーで洗いものも少なく、素材の味を引き立てながら時短でできることがせいろのおすすめポイントです。せいろでの蒸し調理の魅力をお菓子に特化して紹介しています。
シンプルな蒸しパン・蒸しケーキ、プリン、日本各地の郷土料理から中華の点心まで、「蒸す」魅力が満載で初心者でも安心して挑戦できる一冊です。「せいろ」の使いこなしから学べる「蒸す道具『せいろ』の使い方」がしっかり載っています。
せいろを買ったばかりの人や、「使いこなせるか不安……」という人でも、基本の扱い方からステップアップして、中華まんや和のおやつ(鬼まんじゅう、団子など)まで幅広く一生モノのレシピとして付き合える1冊になっています。

毎日食べても罪悪感ゼロ!体にやさしい現代風ヘルシーレシピ
米粉やきび砂糖、米油、豆乳など体にやさしい素材で作るレシピも豊富! 体に優しく、アレンジしやすい現代的なレシピです。プレーンな味だけでなく、米粉やオートミール、アボカド、ジンジャーなど、体に嬉しいヘルシーな素材を使ったレシピ(「米粉のハニージンジャー蒸しパン」「オートミールのバナナ蒸しパン」など)が充実しています。甘さの加減や素材選びなど、毎日食べても飽きない工夫が嬉しいポイントです。

『せいろで蒸しパンとおやつ』おすすめの料理3品を紹介!
ここからは、本書のおすすめの料理3品を紹介します。まず1つ目は、「がんづき」です。
岩手や宮城で親しまれる郷土菓子「がんづき」を、せいろで手軽に楽しめるレシピです。最大の魅力は、重曹と「酢」を組み合わせることで生まれる、独特のふっくら感ともっちりとした食感。黒糖のコクのある優しい甘みに、香ばしいクルミと黒ゴマのアクセントが絶妙にマッチします。昔ながらの素朴でどこか懐かしい味わいでありながら、ボウルで材料を順に混ぜて蒸すだけという、引き算のシンプルさが嬉しい一品です。

2つ目は 「オートミールのキャロット蒸しパン」です。
小麦粉の代わりにオートミールを使い、にんじん、豆乳、はちみつなど体に優しい素材で作るヘルシーな蒸しパンです。オーブンで焼くキャロットケーキとは違い、せいろで蒸し上げることでパサつかず、究極のしっとり・もちもち食感に仕上がります。仕上げにシナモンが香る本格的なクリームチーズフロスティングと香ばしいクルミをのせるため、体に良くて手軽なのに、お店のケーキのような華やかさと大満足の食べ応えを楽しめます。

3つ目は「ピザまん」です。
大人も子どもも大好きな「ピザまん」を、せいろで手軽に作れるワクワク感たっぷりのレシピです。最大の魅力は、生地にトマトピューレを練り込むことで、ほんのりオレンジ色に染まる可愛らしい見た目と風味豊かな仕上がりになります。具材にはハム、玉ねぎ、ピーマンを使い、とろけるスライスチーズが蒸したてのふかふか生地と絶妙に絡み合います。お家で本格的な中華まんの雰囲気を楽しみつつ、おやつや軽食に大満足の一品です。

著者から読者、書店員に向けメッセージ
著者の中川たまさんから、読者や書店員の皆様にメッセージを寄せていただきました。

我が家の蒸し菓子の原点は、母が作ってくれた大きなどんぶり蒸しパンや鬼まんじゅう。シンプルな食材と工程で、お家で簡単に作れるのが蒸しおやつの大きな魅力です。定番の蒸しパンからアジアの点心、むっちり仕上がるプリン、さらにはパンや果物を蒸すアイデアまで幅広くご紹介しています。できたての温かみ、ふわふわ・もっちりとした食感、手作りならではの優しい美味しさを、ぜひ楽しんでみてください。
【中川たまさんプロフィール】
神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。季節の野菜や果物を使った、シンプルでセンスのある料理とお菓子、スタイリングに定評がある。数年前に自宅の庭にアトリエを構え、料理教室、イベント、ワークショップなどを開催。著書は『ジャムと料理とお菓子 甘さ控えめ、少量作って食べきる』(文化出版局)、『自家製の米粉ミックスでつくるお菓子』(家の光協会)ほか多数。
