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300億円の赤字を黒字化した伝説のトップに学ぶ仕事と人生の流儀『夢みる勇気』【総合3.7】

夢みる勇気

夢みる勇気
著者:唐池恒二
発売日:2026年03月
発行所:リベラル社
価格:1,430円(税込)
ISBNコード:9784434374296

 

『夢みる勇気』の要点

1.人生においても仕事においても、「夢」と「氣」こそが最も重要である。実際、著者がJR九州において、大赤字だった事業を黒字転換させ、成功へと導いた際の原動力となったのは「夢みる力」であった。

2.トラブルが起きた際には、時間を置かず、2メートル以内の距離で向き合い、誠心誠意謝罪することが何より重要だ。2メートル以内で相手と向き合うと必ず心が通じるものである。

3.歩行は単なる運動ではない。街や現場を歩くことで、仕事に活きる気づきが得られる。

 

『夢みる勇気』レビュー

売上25億円に対して、赤字が8億円。そのような事業のトップに指名され、立て直しを命じられたら、あなたはどうするだろうか。

冒頭のシチュエーションは、本書の著者である唐池恒二氏が実際に直面したものである。

国鉄が解体され、新生JRがスタートして数年が過ぎた90年代、著者はJR九州の外食事業部長に就いた。売上の3分の1が赤字である中、「夢」と「氣」を武器に組織を牽引し、わずか3年で大赤字の外食事業部を黒字に転換させた。JR九州フードサービスとして分社化を果たした唐池氏は、初代社長に就任するも、やがて本社に呼び戻される。するとJR九州フードサービスは再び赤字に陥ってしまったため、社長に復帰し、わずか2カ月で単月黒字を実現したという。まさに伝説の人物である。

では、唐池氏は具体的に、どのように仕事に向き合ってきたのか。仕事人として何を大切にし、リーダーとしていかに組織を引っ張ってきたのか――。本書では、その秘密が余すことなく明かされる。「リーダーはいつも『夢』と『氣』をつねに頭の真ん中に刻み込むべきです」「トラブルが発生したときは、時間を置かず2メートル以内に近づいて誠心誠意お詫びをする」など、次々に名言が登場するため、あなたもメモを取る手が止まらなくなるだろう。

チームを率いるリーダーはもちろん、チームを支える力となりたいメンバークラスのビジネスパーソンにも読んでほしい一冊だ。

 

『夢みる勇気』が気になる方におすすめ

知識創造企業エーザイ 「生き方」の経営
著者:奥村昭博 野中郁次郎 川田英樹
発売日:2026年01月
発行所:日経BP
価格:2,640円(税込)
ISBNコード:9784296209941