ほんのひきだしでは、2026年1月1日(木)から、各出版社の文芸編集者の皆さんが「今、この作家を読んでほしい」とおすすめする、短期連載企画「編集者が激推し!2026年の注目作家はこの人」をお届けします。
ぜひ、気になる作家や作品を見つけて、書店に足を運んでみてください。
東京創元社 編集部・高塚菜月さんの注目作家は「真門浩平」さん
真門浩平(まもん・こうへい)
1999年アメリカ生まれ。東京大学大学院修了。中学時代にミステリーズ!新人賞への応募を始め、2022年に投じた「ルナティック・レトリーバー」で、名称変更前の最後(第19回)の機会に同賞を受賞。23年には「麻坂家の双子喧嘩」が、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」第三期に入選した(刊行に際し、『バイバイ、サンタクロース 麻坂家の双子探偵』と改題) 。2026年、新作短編集を刊行予定。
中学生の頃からミステリの新人賞へ応募!注目の新鋭の第2作
真門浩平さんは東京大学大学院在学中の2022年、「ルナティック・レトリーバー」で第19回ミステリーズ!新人賞(現・創元ミステリ短編賞)を受賞。翌23年には「麻坂家の双子喧嘩」で新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」第三期に入選し、新人賞をダブル受賞してデビューした注目の新鋭です。
真門さんがミステリの新人賞へ投稿を始めたのは、なんと中学時代!! 高校時代に第13回ミステリーズ!新人賞の最終候補となった後も、学業や就職活動と並行してこつこつ執筆・投稿を続けてきました。
2024年、「ルナティック・レトリーバー」を収録した短編集『ぼくらは回収しない』刊行時には、同じ東京大学出身の先輩ミステリ作家である、阿津川辰海さん、市川憂人さん、辻堂ゆめさんから絶賛とエールを受けました。また同作で、俳優の齋藤明里さんと教育系YouTuberのヨビノリたくみさんがMCをつとめるYouTubeチャンネル「ほんタメ」が主催する「ほんタメ大賞」(たくみ部門)を受賞しています。
真門さんの作品の魅力は、「なぜその題材からミステリを?」と毎回驚かされる発想力と、繊細な心理描写(特に青春の苦さを書くのがお上手です)、大胆なトリックです。『ぼくら~』には、SNSの炎上騒動や蛙化現象、数十年に一度の日食など、さまざまな題材を扱ったミステリを収録しました。
そして2026年!! 待望の第二短編集を夏頃に刊行予定です。そのうち1作は弊社刊行の文芸誌『紙魚の手帖 vol.27』(2026年2月号)に掲載予定なのですが、タイトルはずばり「夢落ち」です。どんなミステリか気になりますよね?
真門さんの新作に、ぜひご注目ください!
(東京創元社 編集部 高塚菜月)
- ぼくらは回収しない
- 著者:真門浩平
- 発売日:2024年03月
- 発行所:東京創元社
- 価格:1,870円(税込)
- ISBNコード:9784488020255

