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福原遥、水上恒司のW主演で映画化の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』や『大ピンチずかん』がランクイン｜本屋で今検索されている本ランキング（2023年6月7日～6月13日）

2023.06.16 / ランキング / 記事 ほんのひきだし編集部

トレンド

本屋で今検索されている本ランキング
全国の書店に設置された端末で「いま何が検索されているのか？」を調べ、ランキング形式でご紹介しています（日販 attaplus!調べ）。売上冊数ではなく「検索数」を集計していることから、従来のランキングとは違った角度で“今話題の本”がわかります。



 

“電子書籍化絶対不可能”、“ネタバレ厳禁”で話題の『世界でいちばん透きとおった物語』が第1位

世界でいちばん透きとおった物語
著者：杉井光
発売日：2023年4月
発行所：新潮社
価格：737円（税込）
ISBN：9784101802626

 

第1位は、“電子書籍化絶対不可能”、“ネタバレ厳禁”の仕掛けが話題となっているミステリー小説『世界でいちばん透きとおった物語』でした。「今までに読んだ本で一番の衝撃」、「本の形をした芸術作品」、「何を言ってもネタバレになるから、スゴイとしか言えない」などの口コミが寄せられ、普段あまり本を読まない読者、特に10～20 代といった若い年代に人気が広がっています。数度の重版によって累計発行部数は10万部を突破しました。

紙の書籍ならではの仕掛けについて、著者の杉井光さんは「これまでの読書人生において一度だけ、読み終わった後にただ言葉を失うしかなかった、という本がありました。それに匹敵する純粋に強烈な読書"体験"を、読者にぶつけてみたい。そんな想いでこのアイディアをプロットに落とし込み、多くの方々の協力を得て本の形にしました。出版できたこと自体がすでにひとつの奇蹟です」と語っています。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。

（新潮社公式サイト『世界でいちばん透きとおった物語』より）

 

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』関連作品が3作ランクイン

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
著者：汐見夏衛
発売日：2016年7月
発行所：スターツ出版
価格：616円（税込）
ISBN：9784813701309

 

2016年に発売された文庫の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が第2位となり、第5位にコミック版の下巻、第10位に児童文庫版がそれぞれランクインしました。

本作は、親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中学2年生の百合が、突如、戦時中の日本にタイムスリップする物語。偶然通りかかった彰という青年に助けられ、彼と過ごしていくうちに、その誠実さと優しさに惹かれていきます。しかし彰は特攻隊員で、ほどなく命を懸けて戦地に飛び立つ運命にある……という内容です。

2020年頃からTikTokで話題となったことで10代を中心に人気に火が付き、今年の12月8日（金）には福原遥さんと水上恒司さんがダブル主演する実写映画が公開される予定です。

また、書き下ろしの番外編が収録された単行本が、6月25日（日）に発売されます。

 

CM効果で再び話題の『大ピンチずかん』が第9位にランクイン

大ピンチずかん
著者：鈴木のりたけ
発売日：2022年2月
発行所：小学館
価格：1,650円（税込）
ISBN：9784097251385

 

2022年2月に発売され、「第13回リブロ絵本大賞」や「第10回静岡書店大賞児童書新作部門 大賞」など、8つの絵本賞を受賞した『大ピンチずかん』が第9位にランクインしました。

本書は、子どもが出合う世の中のさまざまな大ピンチを、「大ピンチレベル」の大きさと、5段階の「なりやすさ」で分類し、レベルの小さいものから順番にユーモアを交えながら紹介した絵本です。

サバンナの高橋茂雄さんがオリジナルソングを歌うCMが公開され、再び注目度が高まっています。

 

本屋で今検索されている本ランキング（2023年6月7日～6月13日）

 

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