お絵描き初心者必読！「教科書」を読んですてきな絵を描こう！
紙とペンさえあれば始められる「お絵描き」。しかしいざ描こうとして、「イメージ通りに描けない」「どんな練習をすればいいのかわからない」と、行き詰まってしまったことがある方も多いのではないでしょうか。そこで「ほんのひきだし」では、お絵描きをこれから始める方や初心者向けに、絵の描き方やコツを丁寧に解説した「お絵描きの教科書」を短期連載形式でご紹介します。
今回は『色鉛筆イラスト練習帖』（あかり舎発行／星雲社発売）をご紹介します。簡単に描けるけどおさな過ぎずにちょうどいい。あなただけのお気に入りのイラストが見つかるかもしれません。ぜひ書店店頭で手に取ってみてください。
『色鉛筆イラスト練習帖』
著者：ふじわらてるえ
発売日：2025年10月
発行:あかり舎 発売：星雲社
定価：1,980円（税込）
ISBN：9784434367205
〈章立て〉
1章：楽しくまなぶ色鉛筆のきほん（均一塗り／ラフ塗り／濃淡のコントロール／混色とグラデーション など）
2章：フルーツと野菜（リンゴ・キウイ／輪切りオレンジ／パイナップル／トマト など）
3章：食べ物いろいろ（パン＆ナッツ／パンケーキ／フルーツタルト／和のスイーツ／かき氷／食事 など）
4章：身近な雑貨（文具／キッチン＆ランドリー／インテリア雑貨／ファッション小物 など）
5章：生き物たち（水辺の小さな生き物／川や海の生き物／いろいろな鳥／いろいろな動物 など）
6章：季節の植物（ハイビスカス／バラのつぼみ／たんぽぽ／チューリップ／ひまわり／あじさい など）
7章：季節のイベント（お正月／バレンタインデー／誕生日パーティー／夏休み／ハロウィン／クリスマス など）
約300点のかわいい色鉛筆イラストが自分で描けるようになる！
塗り絵で使ったり、子どもの使い残しだったり、人からもらったり……、家に眠っている色鉛筆ありませんか？ いまこそ出番です！ 本書では、たった数本の色鉛筆で簡単に描けるよう工夫された、かわいいイラスト図案がいっぱい。文房具・キッチン小物・インテリア小物などの雑貨、果物・野菜・デザートなどの食べ物、鳥・動物などの生き物、イベントにぴったりのイラスト、と内容は盛りだくさん。塗り絵だけではもったいない。色鉛筆を使って自分でイラストを描き、毎日の生活の中にナチュラルかわいいイラストを加えてみましょう。
ラクに形を描くための「レッスン線」が便利！
いざイラストを描こうとしても、なかなか形を取るのが難しいという経験をした方も多いのではないでしょうか。本書では、まず「目安線」を使って練習します。目安線は、外側の形や難しい部分を薄い色で印刷したもので、大きく形を崩さないために使います。線をなぞったり、足りない部分を付け加えたりしながら、色を塗って完成させてみましょう。練習の後は白紙にチャレンジ！ 真似しやすいシンプルなイラストなので、ノートの端やメッセージカードなどに何度も描いていると、ほんの数分でササっと描ける自分だけのイラストが増えていきます。
どんな色鉛筆でもOK。アレンジしてオリジナルにも挑戦できる
使う色鉛筆は、トンボ色鉛筆36色セットから選んでいます。イラストごとに使う色をリストにして表示してあるので、同じように描きたい場合は参考にしてください。ですが、イラストはどの色で描いてもOK。赤いイチゴを青や紫で描いて図案化してみたり、鳥の羽の色をそれぞれ変えた7羽を、並べて描いてみたりしても素敵です。自由な発想でオリジナルのイラストに変更してみましょう。重ね塗りで新しい色作りをしたり、塗り方によって質感や立体感を出したりといった色鉛筆の技法もたくさん紹介しています。
【編集者のコメント】
リアルなイラストは難しい、でもほんの少しノートの端やメッセージにイラストを添えたい、できれば数本の色鉛筆で。そういったニーズにお応えするために本書はうまれました。簡単に描けるけどおさな過ぎない「ちょうどいい感じ」を著者のふじわらてるえさんと一緒に目指した、イラスト上達本です。本書の描き込みスペースだけでなく、別の紙にも同じように何度でも繰り返し描けるよう「真似しやすさ」にもこだわっています。
著者プロフィール
ふじわらてるえ
神奈川県横浜市出身。雑貨店勤務時、売り場のフォトフレームに趣味で描いた絵を入れて飾らせてもらったところ、文具メーカーの方に声をかけられ、絵の仕事を始める。現在は、色鉛筆に関する書籍執筆、ステーショナリー商品イラスト、本の挿絵、ロゴ、パッケージデザイン、紙雑貨制作など幅広く活躍中。
【関連記事】
・【「お絵描きの教科書特集」連載vol.1】「それっぽい」キャラクターの描き方をマスターして楽しくイラストを描こう！『イラストをそれっぽく描くコツ』
