人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア「ほんのひきだし」

人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア「ほんのひきだし」

  1. HOME
  2. 本と人
  3. ほん
  4. 朝井リョウ、背筋ら各界から“衝撃”の声!直木賞作家・小川哲の最新刊『言語化するための小説思考』が10月23日発売

朝井リョウ、背筋ら各界から“衝撃”の声!直木賞作家・小川哲の最新刊『言語化するための小説思考』が10月23日発売

小川哲『言語化するための小説思考』

ヒット作を生み出す「企業秘密」を公開

直木賞作家・小川哲さんが、自身も実践する「伝わる」言葉を生み出すための思考術をつづった最新刊『言語化するための小説思考』が、10月23日(木)に発売されます。

デビューから10年、『ゲームの王国』『地図と拳』『君のクイズ』などのヒット作を生み出し、直木賞をはじめ数々の文学賞を総なめにしてきた小川さん。NHK放送100年特集ドラマ「火星の女王」の原作を手掛けるなど、ますます活躍の場を広げています。

そんな小川さんが、自身の執筆時に考えていること(=企業秘密)を惜しみなく開陳し、頭の中にあるものを言語化するための「思考術」を本書でつづりました。

刊行前にもかかわらず、早くも各界から“衝撃”の声が続々と到着し、その大きな反響を受けて発売前重版が決定しています。

また、本書は手に取りやすい新書サイズで、いつでもどこでもお楽しみいただけます。ぜひ、書店で手に取ってご覧ください。

 

目次

本書の巻末には、「小説家は小説の改稿をどのようにして行っているか」をテーマとした短編小説「エデンの東」が収録されています。第1章から12章で解説された思考術の内容を踏まえてこの短編を読めば、おもしろさが倍増すること請け合いです。

小川哲『言語化するための小説思考』

 

小川哲さんからコメント

小川哲『言語化するための小説思考』

 

各界から“衝撃”の声が続々

小川哲『言語化するための小説思考』
小川哲『言語化するための小説思考』
小川哲『言語化するための小説思考』

 

全国の書店員からも絶賛の声

本書をいち早く読んだ全国の書店員からの熱いコメントが続々と寄せられています。その一部をご紹介します。

やばい。小川哲、天才だ、と平伏いたしました。最高に面白かった。小説が好きだと自負する者たちには必読の書だ。

紀伊國屋書店さいたま新都心店 大森輝美さん

 
国語の教科書に載せるべきエッセイ。読書が好きな人はもちろん、良さを知らない人にもぜひ読んで欲しい。

くまざわ書店新鎌ヶ谷店 武藤湧大さん

 
小説ってどう書くのか見当もつかなかったけれど、小川先生の考え方に触れることができ、実際に一つの文章がみるみる変化していく様子を目の当たりにして、とてもワクワクしました。小説家ってスゴイ! 小説って面白い! と改めて思った作品でした。

蔦屋書店ひたちなか店 安直美さん

 
言葉は魂の軌跡であり、思考の光を映す鏡です。小説は単なる物語ではなく、作者と読者の魂が交差する静かな宇宙なのだと、胸が震え、言葉の力に打ちのめされます。小説家志望者のみならず、言葉で世界を伝えたいすべての人に贈る、知と感性の冒険書のような一冊です。

文真堂書店ビバモール本庄店 新井さゆりさん

 
小説家ってこんなことを考えて書いていたんだ……! 頭の中を覗いているようなワクワク感を持って読み進めてしまいました。いつも読んでいる小説が更に楽しく読める1冊だと思います。

うさぎやTSUTAYA宇都宮東簗瀬店 猪俣あづみさん

 
プレゼンが上手くできない。商談がうまくいかない。雑談もうまくいかない。好きな人とうまく話すこともできない。驚くなかれ。小説家・小川哲による「面白い小説とは何か」という問いと思考過程は、その悩みも通過して行く。思考と実践があなたの人生を豊かにすると身をもって証明してくれる稀有な一冊。

WAY書店イズミヤ八幡店 毛利風香さん

 

書誌情報

小川哲『言語化するための小説思考』『言語化するための小説思考』
著者:小川哲
発売日:2025年10月23日
発行所:講談社
定価:1,210円(税込)
ISBN:9784065410431

「伝える」ではない、「伝わる」言葉を、文章を生み出すために、小説家はいつも何を考えているのか――?
小説――それは、作者と読者のコミュニケーション。
誰が読むのかを理解すること。相手があなたのことを知らないという前提に立つこと。
抽象化と個別化、情報の順番、「どこに連れていくか」を明らかにする……etc.

直木賞作家・小川哲が実践する、「どうやって自分の脳内にあるものを言語化するか」を言語化した、目からウロコの思考術!

 

著者プロフィール

小川哲

おがわ・さとし。1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテストの〈大賞〉を受賞しデビュー。2018年に『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞を、2022年に『地図と拳』で第13回山田風太郎賞を、2023年に同作で第168回直木三十五賞を、『君のクイズ』で第76回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉を受賞。他の著作に『嘘と正典』『君が手にするはずだった黄金について』『スメラミシング』『火星の女王』などがある。

 

関連記事

【小川哲さんの書店との出合い】書店訪問が苦手だった作家の"得難い経験"
作家「小川哲」が主人公の『君が手にするはずだった黄金について』が10/18に発売!朝井リョウさん、宇垣美里さんからコメントも
第168回芥川賞、直木賞はともにダブル受賞!芥川賞に井戸川射子さん『この世の喜びよ』、佐藤厚志さん『荒地の家族』、直木賞に小川哲さん『地図と拳』、千早茜さん『しろがねの葉』