迷いながら子どもと向き合っている、すべての人へ贈る子育て指南書『子どもを見守ること』が9月10日(水)に発売されます。
「見守る」だけで子どもは自分で伸びていく、新しい子育ての指南書
本書は、医師・臨床心理士として20年以上にわたり多くの親子の相談を受けてきた著者が、「子どもを変えようとするのではなく、信じて見守ること」こそが、子どもの心を育て、親自身をも楽にするというメッセージを、豊富な実例と共に伝える一冊です。
帯には、自身も二児の母であるタレントの渡辺満里奈さんがコメントを寄せています。
渡辺満里奈さん推薦コメント
自分自身の道を歩んでいく子どもに親ができるのは、信頼し、見守ること。難しいときもあるけれど、私の不安に寄り添い、そっと背中を支えてくれる。これはそんなお守りのような本です。
「私が導かないと、この子は幸せになれない」その不安が親子を苦しめていませんか?
子育て中の多くの親は、「自分が助けたり導いたりしないと、子どもは将来幸せになれないのではないか」という不安を抱えています。その思いから、つい小言を言ったり、あれこれ指示を出したりしてしまうことも少なくありません。
しかし、本書の著者は20年以上のカウンセリング経験と、自身の4人の子育てを振り返りながら、「子どもを変えようとするのではなく、子どもと楽しく過ごすこと、そのほうがずっと大切だ」と語っています。
本書が提案する「見守る子育て」とは、親が先回りして問題を解決することではありません。かといって、放任することでもありません。子どもが「家は安心できる場所だ」と感じられる環境を整え、何に関心を持ち、何を楽しいと感じ、何に困っているのかに心を寄せながら、そばにいる。そうした関わり方を「見守る子育て」と呼んでいます。
そしてその時間こそが、将来にわたって子どもを支え続ける大切な土台になるのです。
「小言を言わないこと」から始めてみる
著者がカウンセリングで勧めているのは、「小言を控える」というシンプルな実践です。実際に取り入れた親からは、「子どもが食事のあともリビングで過ごすようになった」「友だちや学校のことを話してくれるようになった」といった変化が続々と報告されています。
さらに、小言をやめることで、親自身も「しっかりしなければならない」というプレッシャーから解放され、親子関係がより温かいものへと変わっていきます。
書誌情報
著者:田中茂樹
発売日:2025年9月10日
発行所:大和書房
定価:1,760円(税込)
ISBN:9784479786252
著者プロフィール
田中茂樹
たなか・しげき。1965 年東京都生まれ。4歳から高校卒業まで徳島県で育つ。京都大学医学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(心理学専攻)修了。文学博士。2010年3月まで仁愛大学人間学部心理学科教授、同大学附属心理臨床センター主任。2012年3月から、奈良市内にある佐保川診療所において、医師・臨床心理士として地域医療、カウンセリングに従事している。著書に『子どもを信じること』(さいはて社)、『子どもが幸せになることば』(ダイヤモンド社)、『去られるためにそこにいる』(日本評論社)、『子どもの不登校に向きあうとき、おとなが大切にしたいこと』(びーんずネット)などがある。
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