お菓子部門の大賞は『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』
9月9日(火)、第12回「料理レシピ本大賞 in Japan」(2025年度)の受賞作が発表されました。
料理部門の大賞はりよ子さんの『すべてを蒸したい せいろレシピ』(Gakken)、お菓子部門の大賞はmisaさんの『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』(KADOKAWA)が受賞しました。
『すべてを蒸したい せいろレシピ』は、「せいろ蒸し」に特化したInstagramの投稿が注目を集める、りよ子さんの初レシピ本です。せいろさえあれば、家にある食材を切って詰めて蒸すだけで、ヘルシーなおうちごはんが完成するというレシピ集です。
著者:りよ子
発売日:2024年10月
発行所:Gakken
定価:1,540円(税込)
ISBN:9784058023624
『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』は、ご法度級のラク技が満載の、新しいお菓子のレシピ本です。お菓子作りといえば、粉類をふるったり、バターを常温に戻したり、きっちり作らないと失敗してしまうイメージが強いもの。著者のmisaさんは1,000時間以上試作を重ね、極限まで工程を省いてもおいしくできるレシピを試行錯誤。たどり着いたのが、プロのパティシエではないからこそ思いついた、“ご法度テクニック”でした。
『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』
著者:misa
発売日:2024年12月
発行所:KADOKAWA
定価:1,760円(税込)
ISBN:9784046072108
そのほか、プロの選んだレシピ賞は『自家製はエンタメだ』(サンクチュアリ出版)、こどもの本賞は『パンどろぼうのせかいいちかんたん子どもとつくるパンレシピ』(KADOKAWA)、コミック賞は『キッチンに住みたい』(オーバーラップ)、ニュースなレシピ賞は『井上咲楽のおまもりごはん』(主婦の友社、9784074593880)が受賞しています。
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第12回(2025年度)「料理レシピ本大賞 in Japan」
テーマ | 書名 | 著者 | 出版社 | |
料理部門 | 大賞 | すべてを蒸したい せいろレシピ | りよ子 | Gakken |
準大賞 | リュウジ式至高のレシピ3 | リュウジ | ライツ社 | |
入賞 | 湯気を食べる | くどうれいん | オレンジページ | |
午前7時の朝ごはん研究所 | 小田真規子(絵・マンガ:スケラッコ) | ポプラ社 | ||
心も体ももっと、ととのう 薬膳の食卓365日 | 川手鮎子 | 自由国民社 | ||
お菓子部門 | 大賞 | 気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。 | misa | KADOKAWA |
プロの選んだレシピ賞 | 自家製はエンタメだ。 | 浜竹睦子 | サンクチュアリ出版 | |
子どもの本賞 | パンどろぼうのせかいいちかんたん子どもとつくるパンレシピ | 料理:吉永麻衣子 原作:柴田ケイコ |
KADOKAWA | |
コミック賞 | キッチンに住みたい | サトウユカ | オーバーラップ | |
ニュースなレシピ賞 | 井上咲楽のおまもりごはん | 井上咲楽 | 主婦の友社 |
料理レシピ本大賞とは?
「料理レシピ本大賞」は、出版社各社がエントリーした料理レシピ本に、書店員と料理専門家が「わかりやすく作りやすい」「日本の食文化や食育に貢献できる」「おいしい、お客様に薦めたいと感じる」などの基準で投票し、得票数で受賞作を決定するものです。
【料理部門】【お菓子部門】の2部門があり、【料理部門】には大賞、準大賞、入賞のほか、部門内ジャンル賞として「こどもの本賞」「エッセイ賞」、特別選考委員が一次選考通過作品の中から選んだ1作品に授与される「プロの選んだレシピ賞」が設けられています。
また、一昨年に料理レシピ本大賞が10周年を迎えた記念として、「ニュースなレシピ賞」も新設されました。その年のニュースや世相が反映されたキーワードを考慮し、料理レシピ本コーナーの盛り上げにつながるような著者・本を顕彰するものです。エントリー作品すべての中から、事務局分科会と朝日新聞社で作成する選考基準をもとに、一次選考、最終選考を経て選定されました。
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