「女流作家」たちが生きた時代を描く、2年ぶりの長編小説
1985年に第31回文藝賞受賞作『ベッドタイムアイズ』で小説家デビューした山田詠美さん。デビュー40周年記念となる長編小説『三頭の蝶の道』が10月16日（木）に発売されます。
本書は、直木賞、女流文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、川端康成文学賞、読売文学賞など、数々の文学賞を受賞した山田さんにしか描けない、「女流作家」たちの物語です。「女流作家」「女流文学」という名称が公然と使われていた時代に、命を燃やすように小説を書き、生きた女性作家たちの姿が描かれています。
山田さん自身が「大先輩たちの姿を四十年間末席で見詰め続けた私だからこそ書けた」と語る2年ぶりの長編小説は、山田さんファンのみならず、小説を愛するすべての人にとって、必読の一冊となるでしょう。
本書の発売に先駆け、10月7日（火）発売の季刊文芸誌『文藝』では、山田詠美さんの大特集が組まれています。こちらもぜひチェックしてみてください。
書誌情報
『三頭の蝶の道』
著者：山田詠美
発売日：2025年10月16日
発行所：河出書房新社
定価：1,980円（税込）
ISBN：9784309039626
「男とか女とかじゃないのよ、文学に魅入られているか、いないか、なのよ」。女性作家が「女流」と呼ばれた時代、文学に身を捧げた女たちの創作の業を描く、著者40周年記念作。
（河出書房新社公式サイト『三頭の蝶の道』より）
山田詠美さんから本書への直筆メッセージ
『三頭の蝶の道』刊行記念イベントを全国3都市で開催！
●名古屋会場
・開催日時：2025年10月18日（土）15:00～
・開催書店：星野書店 近鉄パッセ店
※9月1日（月）より受付中
〉詳細は、こちら
●大阪会場
・開催日時：2025年10月19日（日）13:00～
・開催書店：紀伊國屋書店 梅田本店
※9月4日（木）10:00より受付開始
〉詳細は、こちら
●東京会場
・開催日時：2025年10月25日（土）15:00～
・開催書店：ジュンク堂書店 池袋本店
※9月1日（月）より受付中
〉詳細は、こちら
著者プロフィール
山田詠美
やまだ・えいみ。1959年東京都生まれ。1985年「ベッドタイムアイズ」で作家デビュー。『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』で直木賞、『トラッシュ』で女流文学賞、『A2Z』で読売文学賞、『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、『ジェントルマン』で野間文芸賞、「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞をそれぞれ受賞。近著に『肌馬の系譜』『もの想う時、ものを書く』など。
