人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア「ほんのひきだし」

人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア「ほんのひきだし」

  1. HOME
  2. ニュース
  3. その他
  4. 東野圭吾原作、初のアニメーション映画化!「クスノキの番人」が2026年1月30日公開決定! 高橋文哉、天海祐希が出演

東野圭吾原作、初のアニメーション映画化!「クスノキの番人」が2026年1月30日公開決定! 高橋文哉、天海祐希が出演

アニメ映画「クスノキの番人」

累計100万部を突破した東野圭吾さんの小説『クスノキの番人』が、2026年1月30日(金)にアニメーション映画として公開されます。東野さんの作品がアニメーション映画化されるのは、初めてとなります。

今回、ティザービジュアルと本編映像が初公開されました。主人公の直井玲斗を長編アニメーション映画初主演となる高橋文哉さんが、物語のカギを握る玲斗の叔母・柳澤千舟を天海祐希さんが演じます。

また、数々の話題作を手掛けてきた豪華クリエイター陣も発表されました。脚本は「ハイキュー!!」「ブルーロック」シリーズなどで原作の魅力を余すことなく翻案してきた岸本卓さん。キャラクターデザインは、『ブルーピリオド』原作者の山口つばささんと、「かがみの孤城」でキャラクターデザイン協力を務めた板垣彰子さんがタッグを組み、共にキャラクターを創り上げられました。

実力と人気を兼ね備えた豪華キャストと、一流のクリエイター陣が贈る、ミステリアスな“クスノキ”の壮大な物語です。映画公開に先立ち、ぜひ原作小説も手に取ってお楽しみください。

 

原作

東野圭吾『クスノキの番人』『クスノキの番人』
著者:東野圭吾
発売日:2023年4月
発行所:実業之日本社
定価:990円(税込)
ISBN:9784408558035

「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」

恩人の命令は、思いがけないものだった。
不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。
心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。
そのクスノキには不思議な言伝えがあった。

(実業之日本社公式サイト『クスノキの番人』より)

■『クスノキの番人』の続編

クスノキの女神
著者:東野圭吾
発売日:2024年06月
発行所:実業之日本社
価格:1,980円(税込)
ISBNコード:9784408538563

■『クスノキの女神』に登場する、悩みを抱える少年と少女が一緒に作り上げた絵本

少年とクスノキ
著者:東野圭吾 吉田瑠美
発売日:2025年05月
発行所:実業之日本社
価格:1,980円(税込)
ISBNコード:9784408538785

 

高橋文哉さん、天海祐希さんのコメント

アニメ映画「クスノキの番人」

■高橋文哉さん

東野圭吾先生の作品が、初の劇場アニメーション化。そんな記念すべき本作で主演を務めさせていただけることに、大きな喜びと責任を感じています。プレッシャーもありましたが、監督とお話しする中で、作品への熱い想いに触れ、自然と気持ちが前を向いたのを覚えています。

玲斗の迷いながらも前へ進もうとする姿には、年齢の近さもあって自然と自分を重ねました。現場で生まれる空気に支えられながら、千舟役の天海祐希さんとの掛け合いに向き合えたことは、自分にとってかけがえのない経験です。

本作には、日常の中で見落としがちな「人生を振り返る機会」や「自分自身と向き合う時間」が数多く織り込まれています。観る方それぞれの人生に寄り添う瞬間が、きっとこの物語のどこかにあると思います。役者として、映画『クスノキの番人』を通して届けることができる想いを、できる限りちりばめたつもりです。この物語との出会いが皆さんにとって何かの“きっかけ”となれば幸いです。

 

■天海祐希さん

出演を決めたきっかけは、監督からいただいた一通のメールです。その言葉に込められた情熱と誠実さに心を動かされ、「私にできることがあるのなら、ぜひお力になりたい」と強く感じました。

声のお仕事は毎回新たな挑戦ですが、アニメーションならではの表現の可能性に触れられることは、私自身にとっても貴重な学びとなっています。今回も、柳澤千舟という女性の人生と歩みを想像しながら、言葉一つひとつに自然な重みが宿るよう心を込めて臨みました。

現代を生きる私たちは、時に自分の道に迷い、不安を抱えることがあります。そんなときこそ、千舟や玲斗、本作に登場する人々の視点にふれることで、物事の見方を少し変えてみる勇気や、大切な人との関係にそっと目を向けてみようと思える時間を過ごしていただけたら嬉しいです。

映画館でのひとときが、皆さまの日常に小さな温もりを届けられますように。

 

映画情報

アニメ映画「クスノキの番人」

〈ストーリー〉

理不尽な解雇により職を失った青年・直井玲斗は、追い詰められた末の過ちで逮捕される。運に身を委ね、将来を思い描くことも、人生の選択を自ら決める意志もなかった。そんな彼に運命を変える出会いが訪れる。

依頼人の指示に従うなら、釈放する――突如現れそう告げる弁護士の条件を呑んだ玲斗の前に現れたのは柳澤千舟。大企業・柳澤グループの発展に大きく貢献してきた人物であり、亡き母の腹違いの姉だという。「あなたに、命じたいことがあります」それは、月郷神社に佇む〈クスノキの番人〉になることだった。
戸惑いながらも番人となった玲斗は、さまざまな事情で境内を訪れる人々と出会う。クスノキに定期的に足を運び続ける男・佐治寿明。その娘で父の行動を不審に思う女子大生・佐治優美。家業の継承に葛藤する青年・大場壮貴、彼らや千舟と関わるうちに、玲斗の世界は、少しずつ色を帯びていく。

――だが、玲斗はまだ知らなかった。クスノキが持つ〈本当の力〉を。

やがてその謎は、玲斗の人生をも巻き込みながら、彼を思いもよらぬ真実へと導いていく。

【キャスト】
高橋文哉/天海祐希

【スタッフ】
原作:東野圭吾『クスノキの番人』(実業之日本社文庫刊)
監督:伊藤智彦
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン:山口つばさ 板垣彰子
美術監督:滝口比呂志
制作:A-1 Pictures/Psyde Kick Studio
配給:アニプレックス
公式サイト:kusunoki-movie.com
公式X:@movie_kusunoki #クスノキの番人


©東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会