今年デビュー15周年を迎えた中山七里さんの「岬洋介」シリーズ最新作『いまこそガーシュウィン』の文庫版が、8月5日(火)に発売されます。
本作は、天才ピアニスト・岬洋介が周囲で起こる事件を解決する、人気推理小説シリーズの最新作です。2022年10月から電子書籍限定で連載された『このミステリーがすごい!「いまこそガーシュウィン」vol.1~4』が、2023年9月に書籍化され、このたび文庫版が登場します。中山さんのデビュー作でもある『さよならドビュッシー』から続く本シリーズは、累計185万部を突破しています。
文庫版の帯には、人気漫画家の石塚真一さんと、ピアニストでクリエイターの菊池亮太さんからのコメントが寄せられています。こちらもお見逃しなく!
中山さんの音楽ミステリー、ぜひ書店で手に取ってお楽しみください。
書誌情報
著者:中山七里
発売日:2025年8月5日
発行所:宝島社
定価:803円(税込)
ISBN:9784299070463
〈あらすじ〉
アメリカで指折りのピアニスト、エドワードは、大統領選挙の影響で人種差別が激化し、変貌しつつある国を憂い、音楽で何かできないか模索していた。そこで、3カ月後に予定しているカーネギーホールでのコンサートで、黒人音楽を愛した作曲家、ジョージ・ガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」を弾くことを思い立つ。しかし、マネージャーがガーシュウィンでは客を呼べないと反対したため、ショパン・コンクール中に演奏で人命を救い、一躍有名になった男、岬洋介との共演を取り付けることにした。一方、新大統領の暗殺計画を進めていた〈愛国者〉は、依頼主の男から思わぬ提案をされ――。音楽の殿堂、カーネギーホールで流れるのは、憎しみ合う血か、感動の涙か。
「岬洋介」シリーズ作品
■第1作『さよならドビュッシー』
- さよならドビュッシー
- 著者:中山七里
- 発売日:2011年01月
- 発行所:宝島社
- 価格:618円(税込)
- ISBNコード:9784796679923
■第2作『おやすみラフマニノフ』
- おやすみラフマニノフ
- 著者:中山七里
- 発売日:2011年09月
- 発行所:宝島社
- 価格:618円(税込)
- ISBNコード:9784796685825
■第3作『いつまでもショパン』
- いつまでもショパン
- 著者:中山七里
- 発売日:2014年01月
- 発行所:宝島社
- 価格:704円(税込)
- ISBNコード:9784800220431
■第4作『どこかでベートーヴェン』
- どこかでベートーヴェン
- 著者:中山七里
- 発売日:2017年05月
- 発行所:宝島社
- 価格:715円(税込)
- ISBNコード:9784800271044
■第5作『もういちどベートーヴェン』
- もういちどベートーヴェン
- 著者:中山七里
- 発売日:2020年04月
- 発行所:宝島社
- 価格:715円(税込)
- ISBNコード:9784299004161
■第6作『合唱 岬洋介の帰還』
- 合唱
- 著者:中山七里
- 発売日:2021年06月
- 発行所:宝島社
- 価格:740円(税込)
- ISBNコード:9784299016751
■第7作『おわかれはモーツァルト』
- おわかれはモーツァルト
- 著者:中山七里
- 発売日:2023年12月
- 発行所:宝島社
- 価格:790円(税込)
- ISBNコード:9784299049117
■番外編『さよならドビュッシー前奏曲(プレリュード)』
- さよならドビュッシー前奏曲
- 著者:中山七里
- 発売日:2012年05月
- 発行所:宝島社
- 価格:660円(税込)
- ISBNコード:9784796695626
作家デビュー15周年を飾る、中山さんの未収録短編集も必見!
毎月新刊を出版し、複数の雑誌連載を抱える“執筆マシーン”中山七里さんの未収録作品をまとめた短編集『中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!』が、発売されています。
本書には、古書の一人称によって語られるユニークな短編から小説、エッセイ、ツイストの効いたショートショートまで、短くても読み応えのある47編が収録されています。
さらに、自作解説までも併録された、コンプリートブックとなっています。作家デビュー15周年を飾る、多彩な中山七里ワールドがギュッと凝縮されたファン必見の一冊です。こちらもぜひ書店で手に取って、ご覧ください。
著者:中山七里
発売日:2025年6月
発行所:宝島社
定価:1,210円(税込)
ISBN:9784299068569
著者プロフィール
中山七里
なかやま・しちり。1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し2010年デビュー。ほかの著書に『いまこそガーシュウィン』『連続殺人鬼カエル男』『総理にされた男』『護られなかった者たちへ』『境界線』(以上、宝島社)、『能面検事』(光文社)、『氏家京太郎、奔る』(双葉社)、『棘の家』(KADOKAWA)、『ヒポクラテスの困惑』(祥伝社)、『作家刑事毒島の暴言』(幻冬舎)、『彷徨う者たち』(NHK出版)など多数。
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