創刊30周年を迎えた文芸誌『小説トリッパー 2025年夏季号』が、好評につき重版が決定しました! 30年の歴史の中で、増刷は今回が初めてとなります。
今回の創刊30周年記念号では、青山美智子さんから米澤穂信さんまで、30人の人気作家による「30」をテーマとした豪華な短編が多数掲載されています。さらに、4本の新連載もスタートし、読み応え抜群のボリュームとなっています。
文学ファンはもちろんのこと、普段あまり小説を読まない方にもぜひおすすめしたい一冊です。この記念すべき号を、ぜひ書店で手に取って、お楽しみください。
発売日:2025年6月
発行所:朝日新聞出版
定価:1,650円(税込)
ISBN:9784022725714
特集「30人による30の小説」(五十音順)
・青山美智子「ストールは赤」
・朝井リョウ「三十番目」
・朝比奈秋「ネオン魚群」
・伊坂幸太郎「30を信じろ/30も信じる」
・一穂ミチ「プレゼント」
・江國香織「若月寧音(五歳)の三十日――聞き書きにより要点のみ記述」
・温又柔「きょうの花婿」
・加藤シゲアキ「サーティー・ストライプス」
・河﨑秋子「こひつじメリー」
・木爾チレン「うちとあんた」
・九段理江「30世紀少女」
・小池真理子「逢瀬」
・小林早代子「(15)→(30)」
・呉勝浩「檸檬と定規」
・佐原ひかり「世界を救ったことがある」
・鈴木結生「世界文学物尽」
・高山羽根子「そこの関節からも曲がるんだ?」
・田中慎弥「チャーチルと母」
・月村了衛「三十年前、一瞬の光景」
・中村文則「これを消してほしい」
・西加奈子「30の春子」
・町田そのこ「さよなら、過去」
・町屋良平「ハンマークラヴィーア、バスキン・ロビンス」
・三浦しをん「三十秒の永遠」
・宮内悠介「アメリカの人魚」
・宮島未奈「紗南ちゃんの便せん」
・山内マリコ「もう三十代ではないことについて」
・結城真一郎「やることなすこと」
・吉田修一「おそらく彼女たちは」
・米澤穂信「世界を変えた三十人とラストプリンスタンディング」
新連載
・篠田節子「カンタータ」
・恩田陸「アナスタシア」
・長嶋有「吉祥寺は森の奥」
・垣谷美雨「空き家と移住」
その他
〈創作〉
北沢陶「黒木くんの言う通り」
〈評論〉
大澤聡「『小説トリッパー』の三十年を読む(前編)」
〈好評連載〉
井上荒野/久坂部羊/伊藤比呂美/伊東潤/木下昌輝/あさのあつこ/神林長平/高橋源一郎/穂村弘/渡部泰明/倉本さおり/水上文
〈対談連載〉
三木那由他(ゲスト:丸山正樹)
〈書評連載〉
江南亜美子/長瀬海/あわいゆき/野波健祐/倉本さおり×スケザネ
〈書評〉
末國善己/吉田伸子/金子玲介/秋谷りんこ/山崎聡
〈エッセイ〉
夏木志朋/菰野江名/上村裕香
掲載作家のおすすめ作品もご紹介!
「ほんのひきだし」では、『小説トリッパー 2025年夏季号』に作品が掲載されている作家のおすすめ作品もあわせてご紹介します。ぜひこの機会に、ほかの作品にも触れてみてはいかがでしょうか。