7月18日(金)に、映像制作の専門誌『ビデオサロン』8月号(玄光社)が発売されます。1980年の創刊以来、初めて恐怖映像・ホラー映画にフィーチャーした、合計70ページの総力特集となっています。
特集は、「いま、恐怖を映す」
昨今、数多く制作されている、恐怖(ホラー)をテーマにした映像作品の数々。ホラーブームともいえる現在の状況の中で、第一線で活躍するクリエイターたちは、「恐怖」をどのように捉え、いかにして映像作品の中に落とし込んでいるのでしょうか。
映像に「恐怖を映す」プロたちが、「恐怖の映し方」を実践的に解説するとともに、その奥深い魅力に『ビデオサロン』ならではの視点で深掘りしています。
特集の冒頭では、「呪怨」など数多くのホラー映画を手がけるJホラーの名手、清水崇監督のスペシャルインタビューが掲載されています。清水監督がどのように恐怖と向き合ってきたのか、そして現代のJホラーについて思うことまで、ここでしか聞けない話が満載です。
また、「コワすぎ!」シリーズや映画「ノロイ」「カルト」などで知られる白石晃士監督も登場し、企画、脚本、演出、音響などさまざまなパートごとに恐怖の宿し方を伝授しています。
さらに、「イシナガキクエを探しています」「飯沼一家に謝罪します」などで知られ、最新作「魔法少女山田」の放送が控えるテレビ東京の大森時生プロデューサーが、ホラーモキュメンタリー(ドキュメンタリー風のホラー)を制作する際の思考法や魅力を語る企画も掲載されています。
「恐怖とは何なのか」を考える
ほかにも、批評家の佐々木敦さんが、これまでのJホラーの変容を具体的な作品を例に出しながら論じるほか、総フォロワー数130万人を誇る、ホラーチャンネル・コワゾーの佐藤周さん、秦敏樹さんがチャンネルで手がける眼球POVホラーの制作術を解説しています。
さらに、放送から20年以上経った今でもカルト的な人気を誇るモキュメンタリードラマ「放送禁止」などの仕掛け人・長江俊和さんのインタビューも必見です。自身の作品を振り返りながら、恐怖が生まれる瞬間を語っています。
加えて、第1回日本ホラー映画大賞でグランプリを受賞した映画「みなに幸あれ」の下津優太監督も登場します。作品のメイキング映像とともに、グランプリを獲得するためにどんな戦略を練ったのか、その秘密を公開しています。
そして、今年1月に公開され話題を呼んだ映画「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」を手がけ、現在中編映画「〇〇式」も公開中の近藤亮太監督へのインタビューも載っています。
また、設立から日は浅いものの、さまざまな斬新な取り組みでJホラーに新しい風を吹き込んでいる気鋭の映画レーベル、NOTHING NEWの代表・林健太郎さんへのインタビューなど、まさに盛りだくさんの内容が詰まっています。
表紙を飾るのは、8月8日公開の話題作、映画「近畿地方のある場所について」です。令和のJホラームーブメントを語るには必読の『ビデオサロン』8月号、ぜひ、チェックしてみてください。
- ビデオ SALON (サロン) 2025年 08月号
- 著者:
- 発売日:2025年07月18日
- 発行所:玄光社
- 価格:1,650円(税込)
- JANコード:4910176510851