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『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』|料理レシピ本大賞2025ノミネート作

気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。

6月23日(月)、第12回となる2025年度「料理レシピ本大賞 in Japan」の一次選考通過タイトルが発表されました(関連記事)。

総エントリー数141作品の中から一次選考を通過したのは、料理部門・大賞の30作品、お菓子部門・大賞の6作品、こどもの本賞5作品、コミック賞5作品の合計46作品です。7月1日(火)~7月21日(月・祝)の最終選考投票を経て、9月9日(火)に各部門の受賞作品が発表される予定です。

ほんのひきだしでは、一次選考を通過したタイトルの中から話題のレシピ本を、短期連載形式でご紹介します。ぜひ、書店店頭に足を運んで手に取り、気になる料理にトライしてみてください。

料理レシピ本大賞のロゴ

料理レシピ本大賞」は、出版社各社がエントリーした料理レシピ本から、書店員と料理専門家が「わかりやすく作りやすい」「日本の食文化や食育に貢献できる」「おいしい、お客様に薦めたいと感じる」などの基準で投票し、得票数で受賞作を決定するものです。

 

【Vol.5】お菓子部門・大賞ノミネート作『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』

今回、ご紹介するのは、お菓子部門・大賞にノミネートされている『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』(KADOKAWA)です。

『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』

気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。

著者:misa
発売日:2024年12月
発行所:KADOKAWA
定価:1,760円(税込)
ISBN:9784046072108

 

 

グラフ

 

 

プロじゃないからこそ、省いていい工程は省いていいよ!と言いたい

バターとチョコレートはレンジで溶かし、材料を一気にいれるだけ。
工程が圧倒的に少ないご法度アイデアがつめこまれています。
ご法度技とは、簡単なのにおいしさは保証する作り方のことです。

ご法度技を使うことで、お菓子作りのハードルがグンッと下がり、気楽にお店級のスイーツが作れてしまいます。

おすすめポイント1

 

一年中使えるレシピがいっぱい!

ジャンルや季節問わず、広くお菓子の世界を楽しめる本です。

色んなシーンで活躍できるように、クリスマスやバレンタイン、ホワイトデー、ハロウィン等の季節ごとのイベントに焦点をあてたレシピや、バラエティ豊かなスイーツレシピが盛りだくさんです。
(ショートケーキやタルト、チョコレートケーキ、チーズケーキ、フライパンで作れるお菓子、混ぜて冷やすだけのお菓子、揚げ菓子など)

おすすめポイント2

 

作り方はもちろん、材料や使う道具も身近なものに!

誰でも作りやすいように材料はスーパーで買える身近な食材とし、
お菓子作りに慣れていない方も気楽に挑戦できるように手順は丁寧にわかりやすく書き記しました。写真でイメージのつきにくいレシピにはQRコードがついていて調理動画が見られます。

おすすめポイント3

 

『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』おすすめの料理3品を紹介!

ここからは、本書のおすすめの料理3品を紹介します。
まず1つ目は「世界一気楽に作れるショートケーキ」です。

カルディなどで買える「フィンガービスケット」をスポンジがわりに使い、グラスに重ねて盛り付けるからデコレーションもいらない、一番簡単なショートケーキです!

おすすめレシピ1

 

2つ目は「いちごのリースタルト」です。

カバー写真にもなっているこのお菓子! バターをレンチンで溶かせるようにしたので、普通のタルトを作るよりグッとラクに作れます。
デコレーションに使うクリームも、おうちにあるビニール袋だけで絞れます。

とにかく簡単で、かなりお店感ある仕上がりになります。

おすすめレシピ2

 

3つ目は「桃のゼリーテリーヌ」です。

この夏、桃がスーパーにならんだら絶対作ってほしいレシピがこちら。
午後の紅茶のストレートティーをゼリーに使うので、材料はたった3つです。

お子さんと一緒に作るのもおすすめです。

おすすめレシピ3

 

著者から読者、書店員に向けメッセージ

著者のmisaさんから、読者や書店員の皆様にメッセージを寄せていただきました。

misaさん

第12回レシピ本大賞お菓子部門一次選考通過、本当にありがとうございます。
感謝の気持ちでいっぱいです。

「夢はレシピ本を出版すること」からはじまったInstagramでの料理発信。
集めていた40冊以上のレシピ本の中に、自分の本が加わったあの瞬間、書店に本が並んでいるのを見た瞬間、嬉しさで口もとが緩んで思わず下を向いてしまったことを思い出します。


今回の本は、念願だった簡単×おいしいを追求したお菓子のレシピ本。
この本を手に、皆さんがジャンルや季節問わず、広くお菓子の世界を楽しんでもらえたらうれしいです。

 

【misaさんプロフィール】

長野県在住。“身近な食材で作れるお店の味”を目指して、スイーツやおつまみレシピなどをSNSで発信している料理研究家。工程を極限まで省いた簡単でおいしいスイーツが得意。姉がクロアチア人と結婚しており、自身もバックパッカーの経験もあって海外のレシピを日本人向けに改良したレシピも支持されている。