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【売上ランキング】有川ひろ おすすめ小説10選|最新版

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「有川ひろ」小説 2024年ベストセラーランキング発表

6月11日(水)に、約2年ぶりとなる最新小説『クロエとオオエ』が発売される、有川ひろさん。代表作に「図書館戦争」シリーズや『阪急電車』、デビュー作『塩の街』に連なる「自衛隊三部作」などがあり、SFやミリタリー要素を含む小説から、恋愛ものや人間ドラマまで、幅広いジャンルでヒット作を生み出しています。

特に、「図書館戦争」シリーズや、自衛隊を舞台にした『ラブコメ今昔』や『クジラの彼』、『空飛ぶ広報室』などは、仕事に奮闘する登場人物たちの恋愛がコミカルに描かれており、ストーリーテリングの巧みさやテンポの良い会話が光る、有川さんの魅力満載の小説です。

『クロエとオオエ』も、宝石の世界を舞台に描かれる“ド直球のお仕事ラブコメ”とのこと。新作を楽しみに待ちながら、有川さんのこれまでの作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。

今回は、有川さんの小説で、2024年の販売冊数を集計したベストセラーランキングを第10位までご紹介します。シリーズ作品もまとめて掲載しますので、ぜひお好みの一冊を見つけて、書店にでかけてみてください。

※ランキングは2024年の販売冊数を集計しています(集計期間:2024/1/1~2024/12/31)
※シリーズ作品はひとつにまとめています
※日販調べ



 

2024年に一番人気の作品は…?!

有川ひろさんの小説で2024年に一番人気があった作品は、『みとりねこ』でした。

『みとりねこ』は、猫と人間の関係を時にユーモラスに、時に切なく描いた、猫好きならずとも温かい気持ちになれる短編集です。7匹の猫たちを描く7編を収めており、表題作「みとりねこ」の主人公は、猫の浩太。二十歳を超える浩太は、醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにペタペタと“肉球ハンコ”を練習中です。それは、生まれたときからずっと一緒の“兄弟”・浩美へのある思いが関係していて――。

猫の視点で語られる場面があったり、猫と飼い主の固い絆が描かれたり、7編それぞれに、読み応えのある作品が並ぶ本作。そのうち2作は、有川さんのロングセラー小説『旅猫リポート』の外伝です。

『旅猫リポート』は、主人公の悟と彼の愛猫・ナナが旅をするロードノベルで、2018年に福士蒼汰さん主演で映画化され、話題となりました。また、『みとりねこ』の装画は、『旅猫リポート』を担当した村上勉さんが手掛けており、『旅猫リポート』と『みとりねこ』は海外30か国以上で出版されるなど、国内外を問わず人気の作品となっています。それぞれ単独でももちろん楽しめますが、両作をあわせて読めば、世界観が広がること請け合いの2作品です。

 

みとりねこ

『みとりねこ』
著者:有川ひろ
発売日:2024年4月
発行所:講談社
定価:781円(税込)
ISBN:9784065353899

猫の時間と人の時間。
進み方は違うけれど、一緒にいる、今がいちばんの宝物。

猫の浩太は、桜庭家の次男坊・浩美とずっと一緒に過ごしてきた。三男猫扱いには不満だけれど、たったひとつの願いは浩美より一日だけ長く生きること。だから肉球はんこの練習にも日々余念がない。なんのためにって? それは――。
表題作「みとりねこ」、『旅猫リポート』外伝2編を含む、7編、7匹の猫物語。

(講談社公式サイト『みとりねこ』より)

■そのほかの関連シリーズ作品

旅猫リポート
著者:有川浩
発売日:2017年02月
発行所:講談社
価格:770円(税込)
ISBNコード:9784062935616

 

「有川ひろ」2024年小説 ベストセラーランキング第2位~第10位

第2位『阪急電車』

阪急電車
著者:有川浩
発売日:2010年08月
発行所:幻冬舎
価格:649円(税込)
ISBNコード:9784344415133

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるちょっと気になるあの人だった……。電車に乗った人数分の人生が少しずつ交差し、希望へと変わるほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

(幻冬舎公式サイト『阪急電車』より)

 

第3位『イマジン?』

イマジン?
著者:有川ひろ
発売日:2022年08月
発行所:幻冬舎
価格:869円(税込)
ISBNコード:9784344432161

「朝五時。渋谷、宮益坂上」。その9文字が、良井良助の人生を劇的に変えた。飛び込んだのは映像業界。物語と現実を繫げる魔法の世界にして、ありとあらゆる困難が押し寄せるシビアな現場。だがそこにいたのは、どんなトラブルも無理難題も、情熱×想像力で解決するプロフェッショナル達だった! 有川ひろが紡ぐ、底抜けにパワフルなお仕事小説。

(幻冬舎公式サイト『イマジン?』より)

 

第4位『図書館戦争』(「図書館戦争」シリーズ)

図書館戦争
著者:有川浩
発売日:2011年04月
発行所:角川書店
価格:734円(税込)
ISBNコード:9784043898053

2019年。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年。日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。笠原郁は、図書特殊部隊に配属されるが……。

(KADOKAWA公式サイト『図書館戦争』より)

■そのほかの「図書館戦争」シリーズ作品

図書館内乱
著者:有川浩
発売日:2011年04月
発行所:角川書店
価格:734円(税込)
ISBNコード:9784043898060
図書館危機
著者:有川浩
発売日:2011年05月
発行所:角川書店
価格:734円(税込)
ISBNコード:9784043898077
図書館革命
著者:有川浩
発売日:2011年06月
発行所:角川書店
価格:734円(税込)
ISBNコード:9784043898084
別冊図書館戦争 1
著者:有川浩
発売日:2011年08月
発行所:角川書店
価格:692円(税込)
ISBNコード:9784043898091
別冊図書館戦争 2
著者:有川浩
発売日:2011年08月
発行所:角川書店
価格:692円(税込)
ISBNコード:9784043898107

 

第5位『塩の街』(「自衛隊三部作」)

塩の街
著者:有川浩
発売日:2010年01月
発行所:角川書店
価格:734円(税込)
ISBNコード:9784043898039

世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた
「世界とか、救ってみたくない?」。塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。崩壊寸前の東京で暮らす男と少女に、そそのかすように囁く者が運命をもたらす。有川浩デビュー作にして、不朽の名作。

(KADOKAWA公式サイト『塩の街』より)

■そのほかの「自衛隊三部作」作品

空の中
著者:有川浩
発売日:2008年06月
発行所:角川書店
価格:776円(税込)
ISBNコード:9784043898015
海の底
著者:有川浩
発売日:2009年04月
発行所:角川書店
価格:776円(税込)
ISBNコード:9784043898022

 

第6位『植物図鑑』

植物図鑑
著者:有川浩
発売日:2013年01月
発行所:幻冬舎
価格:755円(税込)
ISBNコード:9784344419681

よかったら俺を拾ってくれませんか――。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能の植物オタクで、風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。

(幻冬舎公式サイト『植物図鑑』より)

 

第7位『クジラの彼』

クジラの彼
著者:有川浩
発売日:2010年06月
発行所:角川書店
価格:607円(税込)
ISBNコード:9784043898046

ふたりの恋は七つの海も超えていく。男前でかわいい彼女達の最強恋愛小説集
『浮上したら漁火がきれいだったので送ります』。それが2か月ぶりのメールだった。彼女が出会った彼は潜水艦(クジラ)乗り。ふたりの恋の前には、いつも大きな海が横たわる――制服ラブコメ短編集。

(KADOKAWA公式サイト『クジラの彼』より)

 

第8位『ストーリー・セラー』

ストーリー・セラー
著者:有川浩
発売日:2015年12月
発行所:幻冬舎
価格:594円(税込)
ISBNコード:9784344424135

妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。

(幻冬舎公式サイト『ストーリー・セラー』より)

 

第9位『空飛ぶ広報室』

空飛ぶ広報室
著者:有川浩
発売日:2016年04月
発行所:幻冬舎
価格:847円(税込)
ISBNコード:9784344424548

不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレクターと出会い……。ダ・ヴィンチの「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」小説部門第1位のドラマティック長篇。

(幻冬舎公式サイト『空飛ぶ広報室』より)

 

第10位『レインツリーの国』

レインツリーの国
著者:有川浩
発売日:2015年09月
発行所:KADOKAWA
価格:520円(税込)
ISBNコード:9784041034323

まだ会ったことのない君に、恋をした――。有川浩が贈る青春恋愛小説。
きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。やりとりを重ねるうち、僕は彼女に会いたいと思うようになっていた。しかし、彼女にはどうしても会えない理由があって――。

(KADOKAWA公式サイト『レインツリーの国』より)

 

著者のプロフィール

有川ひろ

ありかわ・ひろ。高知県生まれ。2004年『塩の街 wish on my precious』で「電撃ゲーム小説大賞」を受賞しデビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊三部作」、「図書館戦争」シリーズ、「三匹のおっさん」シリーズをはじめ、『阪急電車』『植物図鑑』『県庁おもてなし課』『空飛ぶ広報室』『旅猫リポート』『だれもが知ってる小さな国』『アンマーとぼくら』など著書多数。2019年に「有川浩」より「有川ひろ」に改名、以降の著書に「倒れるときは前のめり」シリーズ、『イマジン?』『物語の種』がある。