『食堂かたつむり』『ツバキ文具店』『ライオンのおやつ』など、数々の人気作を世に生み出してきた小川糸さん。10月7日(月)には、つらい過去をもつ女性・小鳥がかけがえのない人たちと出逢い、自らの心と体を取り戻していく再生の物語『小鳥とリムジン』が発売されました。
この『小鳥とリムジン』の発売を記念し、10月26日(土)からスタートしている「本との新しい出会い、はじまる」をスローガンに読書推進活動を出版業界が一丸となって進めるキャンペーン「BOOK MEETS NEXT 2024」のイベントの1つとして、スペシャルトークイベントとサイン会の開催が決定しました。
リアルとオンラインのハイブリッドで実施される本イベント。リアルでの参加者には、『小鳥とリムジン』特別カトラリーがプレゼントされます。作品の背景やキャラクターの魅力、執筆中のエピソードなど、ここでしか聞けない貴重なお話を小川さんにたっぷりお話しいただきます。
イベント概要
登壇者:小川糸(作家)
日時:2024年11月24日(日)開演14:00 トークイベント終了15:00 サイン会終了17:00
場所:東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング 7F イベントスペース「オチャノバ」
料金:2,500円(限定グッズ付リアルチケット)
1,000円(オンライン配信チケット)
主催:JPIC/ポプラ社/日販
問い合わせ:ポプラ社 poplar_event@poplar.co.jp
●イベントはリアル会場とオンライン、2種類の参加が可能です
●リアル会場ではトークイベント終了後にサイン会を開催予定です
(サイン本は会場で販売されている書籍に限らせていただきますが、『小鳥とリムジン』のみ持ち込みが可能です。サイン上限は一人2冊まで)
●リアル会場での参加者には、特典として『小鳥とリムジン』特別カトラリーをプレゼントします
●リアル会場の参加につきましては、抽選となります
登壇者プロフィール
小川糸
おがわ・いと。1973年生まれ。
2008年『食堂かたつむり』(ポプラ社)にてデビュー。『食堂かたつむり』は映画化され、2011年にイタリアでバンカレッラ賞、2013年にフランスでウジェニー・ブラジエ賞を受賞。2012年には『つるかめ助産院』(集英社)、2017年には『ツバキ文具店』(幻冬舎)、2020年には『ライオンのおやつ』(ポプラ社)がNHKでドラマ化された。
『ライオンのおやつ』は2020年本屋大賞第2位。その他作品に『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(いずれもポプラ社)、『キラキラ共和国』『椿ノ恋文』(いずれも幻冬舎)など。
書誌紹介
傷口に、おいしいものがしみていく――つらい過去をもつ主人公が、かけがえのない人たちと出逢い自らの心と体を取り戻していく。
『食堂かたつむり』――「食べることは、生きること」
『ライオンのおやつ』――「死にむかうことは、生きること」小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語
「愛することは、生きること」苦しい環境にあり、人を信頼することをあきらめ、
自分の人生すらもあきらめていた主人公が、かけがえのない人たちと出逢うことで自らの心と体を取り戻していく。主人公の小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道に灯りのともったお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。人と接することが得意ではない小鳥は、心惹かれつつも長らくお店のドアを開けられずにいた。十年ほど前、家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった18歳の小鳥に、病を得た自身の介護を仕事として依頼してきたのは、小鳥の父親だというコジマさんだった。病によって衰え、コミュニケーションが難しくなっていくのと反比例するように、少しずつ心が通いあうようにもなっていたが、ある日出勤すると、コジマさんは眠るように亡くなっていた。その帰り、小鳥は初めてお弁当屋さんのドアを開ける――
イベント会場情報
日本出版販売株式会社 7階イベントスペース「オチャノバ」
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング7F