2023年度に発売された新作文房具中からNo.1を決めるアワード、「文房具総選挙2024」が開催されました。約1か月にわたり、文房具ファンおよび一般ユーザーからの投票を受け付け、5月24日にその結果が発表されました。さまざまなジャンルのノミネート文具100品から選ばれた大賞商品をお伝えします!
文房具総選挙とは?
ワン・パブリッシングが発行・運営する雑誌『GetNavi』とウェブメディア『GetNavi web』が主催する文房具のアワード企画です。当年度に発売された最新の文房具から、ビジネスや勉強、暮らしが“はかどる”機能をもつ文房具がオールジャンルでノミネートされ、一般からの厳正な投票によってナンバーワン=大賞を決定する、唯一の文房具アワードです。
■大賞
「ウカンムリクリップ」(サンスター文具)
大賞に輝いたのは、「その形があったか……!」と思わず膝を打ってしまう、漢字の“うかんむり”型の本専用クリップです。
従来のブッククリップでは圧迫されがちだった「背表紙」や「書籍の中央」を避けて留めるため、開きグセが付きにくく本が傷むのを防げます。それでいて、分厚い参考書などもしっかり固定することができます。約46gと軽量で携帯しやすい点も魅力です。
■準大賞
「キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット方眼罫)」(コクヨ)
国民的ノートブランド「キャンパスノート」の新顔が準大賞を受賞しました。
無線綴じノートの見開き性を追求し、強度を保ちながらも同ブランド史上最もフラットに開く構造を実現した商品です。見開きをひとつの面のように広々使え書き込みやすく、写真に撮ったときに影ができにくいのも魅力です。
以降のランキングには、第3位に大賞同様に本を開いた状態でキープできる「本に寄り添う文鎮」(コクヨ)、第4位に、「ブギーボードぺーパリーBB-18」(キングジム)、第5位に「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」(コクヨ)が続いています。
また、各部門の第1位は、以下のとおりです。
【機能別部門】
■「書く・消す」部門
「リサーチラボペン」(コクヨ)
■「記録する」部門
「キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット方眼罫)」(コクヨ)
■「切る・貼る・綴じる」部門
「ウカンムリクリップ」(サンスター文具)
■「収納する」部門
「カクスタ ポータブルペン立て シリコンタイプ」(ソニック)
■「印をつける・分類する」部門
「つまめるはんこ」(シヤチハタ)
【トレンド部門】
■「キッズの勉強がはかどる文房具」部門
「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」(コクヨ)
■「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門
「ビジュアルバータイマー」(キングジム)
■「SDGs文房具」部門
「ジェットストリーム 海洋プラスチック」(三菱鉛筆)
■「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門
「しゅくだいやる気ペン」(コクヨ)
選考委員全員が驚いた! “実はスゴい”を称える特別賞
今回は、惜しくも各部門賞の受賞を逃したものの、いまの文房具シーンを語るうえで外せないエポックな商品には「特別賞」が贈られています。選考委員全員で選出し、5つの商品が表彰されています。
■わかりにくいけどスゴいで賞
「サラサクリップ3C」(ゼブラ)
■ド直球でスゴいで賞
「ゴツ盛りインクの蛍光ペン」(エポックケミカル)
■開発者の粘り勝ちで賞
「ホワイトスピード」(ぺんてる)
■SDGs文房具の今後を予感させたで賞
「みんなのふせん 強粘着」(プラス)
■投票イベントで一番評価されたで賞
「『ブギーボードペーパリー』BB-18」(キングジム)
本記事で紹介している大賞、準大賞、各部門のほか、全体の第2〜5位と各部門の第2〜5位、選考委員特別賞、新設の地味スゴ特別賞は、5月24日(金)発売の『GetNavi』2024年7月号と、『GetNavi web』内にある「文房具総選挙2024」特集ページにて、商品詳細と共に発表されています。
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