天気は晴れでひなたはあったかくなってきましたね！ そして春の訪れと共にやってくる花粉くんに怯える季節になってしまいますね……。
しかし、言い訳があればあるほど捗るのが家活。自粛もなくなった今日この頃ですが、私は花粉くんに恐れおののきマンガを読みふけアニメを消化するのです。
ちなみに久しぶりの外出で観に行った映画は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』20年前から解けない魔法にかかってたんですが、やっと解放された気分です。いや、やっぱりあと3回くらい観ないとわからないですね……。
SEEDの話は置いておいて、家活であったまったマンガを紹介します。
『夜伽の悪女 ～発情体質令嬢は、夜ごと皇帝に愛される～』去年の12月に1巻が出たばかりのホカホカの異世界悪女ものです！
転生してもしなくても、私は悪女は大好きですッ！
皇帝陛下のお妃候補として（支度金につられて）自ら後宮に入った主人公のキャロル様。
孤児院から引き取ってくれた両親に恩返しがしたく志願したので、まぁそこまでガツガツしてないし？ かと言って見初められればそれはそれでOKでは？という軽い感じで参戦。
「よし、がんばるぞ＾＾」の意気込んでいる裏側で、皇帝陛下には大層恨まれているという……。
なんと陛下のママ上である皇太后を暗殺したヴィクトリアというド悪女がキャロルのお母さんではないか説があったのです！
しっかり面影があってお母さんの形見のイヤリングを片方持っているキャロルは、もう、詰んでる……？
敵の血縁者であるならと、陛下はさっそくキャロルを消そうとしますが……モニャモニャ。
この土台だけでもドラマチックできあがっちゃってませんか!?
というか、キャロルが全然悪女じゃないんですけど!!? タイトルどうなってるんですか!!!?
陛下に殺されかかってるなんて大切なことな～んにも知らないで健やかに過ごすキャロル様。……実は全然健やかじゃなくて、お城に来てから発作のように【発情体質】が出てしまっているのです。
は、発情体質!!? なんだこのパワーワードは。
しかも発情時に決まって助けてくれるのが陛下なんですけど、もしかして陛下、そんな都合よくエンカウントするのちょっと狙ってない……？ 実はすでに憎さあまって可愛さ100倍なんじゃないの……？
いやいや、えっちだろ。これはえっちですね。
この体質を味方につけたらめちゃくちゃ悪女っぽい（実際に陛下がどんどん絆されている気がするもんな）んですが、キャロルが圧倒的・善なのでこれからどうなってしまうのでしょうか。
陛下の葛藤してる姿を見るのが楽しみなのですが、それ以上に「誘惑してません！」とキャロルに言われるのが好きな私。本人にその気がないのに発情体質のせいで感情がもだもだになっているふたりを木陰から見守っています。ホカホカ。
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（レビュアー：うるける伊達）
- 夜伽の悪女～発情体質令嬢は、夜ごと皇帝に愛される～ １
- 著者：松井トミー
- 発売日：2023年12月
- 発行所：講談社
- 価格：759円（税込）
- ISBNコード：9784065340837
※本記事は、講談社コミックプラスに2024年2月23日に掲載されたものです。
※この記事の内容は掲載当時のものです。
