- デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか
- 著者:針貝有佳
- 発売日:2023年11月
- 発行所:PHP研究所
- 価格:990円(税込)
- ISBNコード:9784569855974
『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』の要点
1.デンマークは「幸福度の高い国」であるのと同時に、国際競争力ランキング世界1位の「ビジネス先進国」だ。デンマーク人は豊かな「ライフ」と仕事の「成果」を両立している。
2.デンマーク人は午後4時までに仕事を終わらせて帰宅する。勤務時間中は仕事に集中し、効率よく片付けていく。
3.タイパを高める働き方のポイントは「仕事の付き合いはしない、させない」「意思決定に関わる人数を減らす」「ダブルチェックをしない」「退社時間を決める」などである。
4.デンマークの組織では、相互の「信頼」に基づいたマクロマネジメントが行われている。
『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』レビュー
アンデルセンで有名な、北欧の一国デンマーク。最近では「心地がいい」を意味するデンマーク語「ヒュッゲ」も知られるようになり、2023年の世界幸福度ランキングではフィンランドに次ぐ2位につけた。
そんな「幸せの国」デンマークの職場では、役職にかかわらず誰もが午後4時には仕事を終え、帰宅するのが当たり前だそうだ。羨ましくある反面、「それで仕事が回るのだろうか?」と心配にもなる。だがそれには及ばず、デンマークはビジネスの国際競争力ランキングで、2022年から2年連続で世界1位を獲得しているという。一体全体、どうしたらそんな“ウルトラC”が実現するのだろうか?
その秘密を解き明かしたのが本書である。著者の針貝有佳さんは、大学院でデンマーク研究をした後にデンマークへ移住し、13年以上にわたり現地情報を発信している。本書では、著者が実際に体験し、見聞きしてきた「デンマークのリアルな姿」を伝えてくれる。
個人の幸せと仕事の成果を両立するキーワードは「生産性」にある。日本でも「タイパ」をはじめ、生産性の向上に関心が寄せられている。だが、デンマークのタイパは単に仕事を効率化するのではなく、あくまで個々の「幸せ」がベースにあり、それを実現するための手段なのである。
高レベルのワークライフバランスを実現しているデンマーク人の働き方は、私たち日本人にも参考にできる部分が多い。豊かに生きるための指針を、ぜひ本書で見つけてほしい。
『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』が気になる方におすすめ
・日本人とは対極なのに、参考にしたい生き方や処世術が満載の「イタリア人」の考え方【総合3.5】
- 最後はなぜかうまくいくイタリア人
- 著者:宮嶋勲
- 発売日:2018年01月
- 発行所:日経BPM(日本経済新聞出版本部)
- 価格:825円(税込)
- ISBNコード:9784532198480