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映画公開間近、朝井リョウ『正欲』がランクアップ、堂場瞬一『コーチ』が初登場|週間文庫ランキング(2023年10月24日調べ)

今回の文庫ランキングのTOP3は前回と同じで、第1位が佐伯泰英さんの「吉原裏同心」シリーズ第40作『蘇れ、吉原』、第2位が知念実希人さんの『吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ』、第3位が池井戸潤さんの『半沢直樹 アルルカンと道化師』でした。

蘇れ、吉原
著者:佐伯泰英
発売日:2023年10月
発行所:光文社
価格:836円(税込)
ISBNコード:9784334100711

吸血鬼の原罪
著者:知念実希人
発売日:2023年10月
発行所:実業之日本社
価格:847円(税込)
ISBNコード:9784408558349

半沢直樹 アルルカンと道化師
著者:池井戸潤
発売日:2023年09月
発行所:講談社
価格:935円(税込)
ISBNコード:9784065330715

 

第5位には、11月10日(金)に実写映画が公開される朝井リョウさんの『正欲』がランクインしました。本作は、2021年に朝井さんの作家生活10周年を記念して書かれた作品の文庫版で、“多様性を尊重する時代”に切り込んだストーリーとなっています。

正欲
著者:朝井リョウ
発売日:2023年06月
発行所:新潮社
価格:935円(税込)
ISBNコード:9784101269337

映画では、不登校の息子を持つ検事の寺井啓喜を稲垣吾郎さん、実家暮らしで代り映えのない日々を過ごす販売員の桐生夏月を新垣結衣さん演じます。

自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。

(新潮社公式サイト『正欲』より)

 

第6位には、多くの警察小説を手掛けている堂場瞬一さんの『コーチ』が初登場しました。

コーチ
著者:堂場瞬一
発売日:2023年10月
発行所:東京創元社
価格:902円(税込)
ISBNコード:9784488454135

期待されつつ伸び悩む若手刑事たちの元に、コーチとして本部から派遣される謎の男・向井。捜査中の失態に悩む刑事、有名俳優の取り調べに苦戦する刑事、尾行が苦手な刑事。彼らに適切な助言を与える向井はなぜ刑事課ではなく人事課の所属なのか? 成長し所轄署から本部に戻った三人が直面した事件と向井の過去が交錯、三人は彼の過去を探り始める。

(東京創元社公式サイト『コーチ』より)

 



 

文庫売上ランキング TOP10

※日販調べ
※TOP10のみ前回との順位比較を記載
※★印は集計期間中(2023年10月16日~10月22日)に発売された新刊です

 

第11位~第20位

 

第21位~第30位

 

前回のランキングを見る

佐伯泰英『蘇れ、吉原』、「京都寺町三条のホームズ」シリーズ第20巻が初登場|週間文庫ランキング(2023年10月17日調べ)