
- 科学が解明した 悩んでもしょうがないことリスト
- 著者:石川幹人
- 発売日:2026年07月
- 発行所:サンマーク出版
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784763143136
『科学が解明した 悩んでもしょうがないことリスト』の要点
1.人間の脳の仕組みは、狩猟採集時代から変わっていない。私たちの悩みの多くは、人類が生き延びるために進化した結果、生じているものである。
2.人前で話すときに緊張するのは、「捕食者から見られている」ように感じるからだ。
3.片づけられないのは、「片づける」という能力を使う必要がなかったからだ。
4.店員に笑顔で接客されて、買うつもりがないものも買ってしまうのは、相手を「仲間」と錯覚するからだ。笑顔には相手の肯定的感情を引き出し、仲間意識を芽生えさせる力がある。
『科学が解明した 悩んでもしょうがないことリスト』レビュー
もしあなたの家族や友人が、「地球の自転を逆回転させたい」と悩んでいたら。しかも1日中そのことを考えていたら、どう思いますか?
本書は、そんな問いかけから始まる。おそらく、そのような悩みを持つ人はほとんどいないだろう。しかし、科学者である著者から見ると、世の中の人々が抱える悩みもそれと同じように見えるそうだ。「やせたいのに、つい食べ過ぎてしまう」「SNSのキラキラ投稿に嫉妬してしまう」「周りの目を気にしてしまう」……。誰もが一度は悩んだことがあるのではないだろうか。
本書は、私たちが抱える小さな悩みをとり上げ、科学的な視点から「なぜその悩みが生じるのか」を解き明かしてくれる一冊だ。
人間の悩みの多くは、遺伝子や脳の仕組みがもたらしている。人類の歴史をたどると、その大半を狩猟採集民として過ごしてきた。当時の過酷な環境を生き延びるために最適化された脳の仕組みは今も温存され、現代を生きる私たちに影響を与えているのだ。
たとえば「嫉妬」という感情も、そのひとつである。集団で獲った動物が平等に分け与えられないときには、嫉妬をあらわにすることで再分配を促した。つまり、生存に有利に働いていたからこそ、退化せずに残っているのだ。自分の悩みは脳や遺伝子のせい――。そう考えると、少し気が楽になるのではないだろうか。
本要約では、51の悩みの中から9つを紹介する。読めば読むほど、今抱えている悩みは個人的なものではなく、「人間だから、しょうがないこと」なのだと納得するはずだ。
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