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「SNS推し本大賞」特集!小説部門大賞受賞『チャーハン兄弟』

「SNSで推された本」に光を当て、読者と出版社・書店・著者をつなぐ新たな賞「SNS推し本大賞2026」。第2回の授賞式が、10月30日(金)にTODA HALL & CONFERENCE TOKYO(東京都中央区)で開催されました。

「SNS推し本大賞」とは、SNS上のリアルな声をもとに作品を評価する取り組みで、読者一人ひとりの“推し”がそのまま票として反映される読者主導型のブックアワードです。
ほんのひきだしでは、より本アワードを盛り上げるべく、SNS推し本大賞の受賞作品をご紹介します。今回は、小説部門で大賞を獲得した『チャーハン兄弟』(潮出版社)です。ぜひ書店店頭で手に取ってみてください。

チャーハン兄弟
『チャーハン兄弟』
著者:行成薫
発売日:2026年2月
発行所:潮出版社
定価:990円(税込)
ISBN:9784267024870

〈作品概要〉

都内の銀行を退職し、千葉県八釼市の実家に転がり込んだ悠夢。
帰省早々、兄・一番から「親父の店を再開する」と宣告を受ける。
入院中の父に代わり、休業中の「中華一番」を盛り返すというのだ。
強引に引き込まれた悠夢だが、兄の料理の腕はからっきし。
客の期待を裏切り、翌日からは閑古鳥。
メニューをチャーハンに絞って立て直しを図るが……、一難去ってまた一難。
兄弟が辿り着く「世界一うまいチャーハン」とは!?

(潮出版社公式サイト『チャーハン兄弟』より)

 

目指すは町中華の再建!凸凹兄弟がチャーハンで巻き起こす奮闘劇

勢いで突っ走る兄と、そんな兄に振り回される弟。正反対の2人が、つぶれかけの町中華を救うために奮闘します。
再建の切り札は、チャーハン一本で勝負すること。果たして兄弟は、お客さんをうならせる一皿を作れるのでしょうか?

チャーハン兄弟

 

失敗続きでも諦めない!兄弟が目指す「世界一うまいチャーハン」

料理の腕に悩みながらも、試行錯誤を重ねる兄弟。失敗しても諦めず、自分たちなりの答えを探していきます。
最初からうまくいかなくても、工夫しながら前に進む。そんな兄弟の姿に、思わずエールを送りたくなります。

 

おいしい料理は人をつなぐ。人情味あふれる町中華の物語

店の再建を通じて描かれるのは、兄弟の奮闘だけではありません。周囲の人々とのつながりや、食を通じて生まれる温かさも本作の魅力です。

読み終わったら、きっとチャーハンが食べたくなるはず。笑いあり、人情ありの物語をぜひお楽しみください。

 

【編集者のコメント】

不器用で言葉数の少ない父は、一人で切り盛りする中華屋の店主。その息子二人がこの小説の主人公。
銀行で働いていた弟は、人生を模索するように仕事もやめ、実家へ戻る。ふらふらしているがいつも明るいフリーターの兄は、相変わらず。過去に色々とあるが、突然父が倒れることで、中華屋を経営することに……。
著者が描きたかった、昭和のスポコン漫画のようなまっすぐで泥臭い感動のストーリーが時を超え、チャーハンとなり、本作品になっています。あっつあつのチャーハンと人の絆に浸ってください。

 

著者プロフィール

行成薫
ゆきなり・かおる。1979(昭和54)年、宮城県仙台市生まれ。小説家。東北学院大学教養学部卒業。
2012年『名も無き世界のエンドロール』(応募時は「マチルダ」、2021年に映画化)で、第25回「小説すばる新人賞」を受賞してデビュー。2021年に『本日のメニューは。』で第2回宮崎本大賞受賞。