9月30日(水)より順次、全国約560書店で配布が開始されたBLコミックガイド「B+LIBRARY(ビープラスライブラリー)」vol.20。
vol.20の表紙は、「B+LIBRARY」10周年を記念して誕生したオリジナルキャラクター、東條孝臣(とうじょう・たかおみ)と高梨麟太郎(たかなし・りんたろう)の2人が飾りました! イラストはキャラクターデザインをご担当いただいた、ナツメカズキさんによる描き下ろしとなっています。
今回は特集として、ナツメカズキさんにオリジナルキャラクターのデザインに関するエピソードや創作活動にかける想いなどについて、インタビューしました。本記事では、冊子に掲載しきれなかった内容も含めて、インタビュー全文を公開します。
ナツメカズキ
2015年に『I HATE』(東京漫画社)でコミックスデビュー。感情の揺らぎを繊細に描く表現力と、スタイリッシュかつ色気のあるキャラクター造形を持ち味に、多くのBLファンから支持を集める。BLアワード2024で総合コミック部門第2位となった『ヒズ・リトル・アンバー』(光文社)をはじめ、数々の作品で高評価を獲得している。「B+LIBRARY」では今回が2度目の特集となる。
変わらず大切にしていることは、「男の色気」を描くこと
――BL作品を描き始めたのはいつ頃ですか? きっかけがあればお聞かせください。
BL作品を描き始めたのは中学生~高校生の頃です。私の原点となる作家様が何名かいらっしゃるのですが、学生時代にその方々のWebサイトでイラストや漫画を拝見して大きな衝撃を受けたことがきっかけでした。初めて出会ったBL作品は1枚のイラストだったのですが、体中に電撃が走ったのを覚えています。何度見ても心を揺さぶられて、1日に何度もその1枚のイラストを見にいっていました。
――もともと漫画はお好きでしたか? 漫画に限らず、お好きなもの・こと、ご自身の創作の源泉や、影響を与えていると思うものについて教えてください。
もともと幼い頃から絵を描くことが大好きで、「大人になったら絵を描く仕事ができたらいいなぁ」と思っていました。
漫画以外で自身の創作に影響を与えていると思うものは音楽です。漫画も大好きですが、実は漫画よりも音楽を聴いていた時間のほうが長いかもしれません。悩んだときや壁にぶつかったときには必ず好きな音楽がそばにあって、好きな世界観やモチーフを形成したのも、聴いてきた音楽の存在が大きいと思います。
――商業BL作家としてデビューするに至った経緯をお聞かせください。またそのときの心境はいかがでしたか。
同人誌を描いてイベントに参加していた頃、担当さんに声をかけていただきました。
「オリジナルのBL漫画を描いてみませんか?」というご連絡をメールでいただいたのですが、あまりにも驚いてしまって「これは夢なんじゃないか」と何度もメールを開いたり閉じたりしていたことを今でも覚えています。
そのとき私を見つけてくださった担当さんが、今でも変わらず担当をしてくださっています。その方がいなければ今の私はなかったと思います。
気がつけば、もう10年以上も二人三脚で歩んできた、今では家族のような人です。
――作品を描くにあたり、大切にされていることは何でしょうか。また創作活動を続けるなかで、変化したと感じる部分があればお聞かせください。
ずっと「男の色気を描きたい」という思いをテーマに、絵や漫画を描き続けている気がします。
男性ならではの体のラインや骨ばった手、ふとした仕草や表情、男同士だからこそ生まれる空気感や色気、そういったものを表現したいという気持ちは、デビュー当時からずっと大切にしてきました。
創作を続けるなかで変化したと感じるのは、わかりやすい「かっこよさ」だけにとらわれなくなったことです。以前よりも柔軟にいろんなテーマを取り入れたいと思うようになりました。
それでも根本にある「男の色気を描きたい」という思いは今も変わっていなくて、見てくださる方に「かっこいい」「色っぽい」と感じていただけるような絵や漫画をこれからもずっと描き続けていきたいなと思います。

――創作スタイルについて、ネームやプロットを綿密に作り込むタイプですか? それともキャラクターを動かしながら(キャラクター自身が動いて)物語を作るタイプですか?
どちらかというとキャラクターたちが動いて物語を作っていくタイプです。
プロットや設定は最後まで練ったうえで制作を始めるのですが、ネームを切るときは、キャラクターたちが頭の中で自由に動いていく姿を、私がカメラを持って追いかけているような感覚です。
キャラクターが動かなくなってしまったときは彼らが動きたくなるまで「こういうときどうする?」「こういうとき何考える?」と頭の中で問いかけながら待つのですが、大抵「俺はそんなことしねぇし」「やだね」と返ってきて、キャラクターがへそを曲げてしまうと、そこからは本当に長い長い闘いが……。
少し特徴的かもしれないのは、作品の着想時や各話を描き始める前に5~6枚ほどのイメージボード(世界観の土台となるイラスト)を作ります。例えば『ヒズ・リトル・アンバー』では、第7話で琥士郎がビルから飛び立つ見開きのイラストが、最初に頭の中にありました。その1枚がこの作品全体の世界観や空気感を決める原点になっています。

――キャラクターは見た目から作ることが多いですか? それとも性格や関係性から生まれることが多いですか? またキャラクターを描く際に「ここは外せない!」というこだわりポイントがあればお聞かせください。
わっ。これはどちらもあります……! 強いて言うなら性格や関係性から生まれることのほうが多いかもしれません。
キャラクター同士の関係性が決まったあとは、その人物に似合う見た目や自分の好きな要素をできるだけ詰め込んでいきます。特に初登場時に脇キャラだった春(※)は、自分の大好きを目一杯詰めこんだキャラクターでした。
キャラクターを描く際に外せないのは、やっぱり「色気」があることです!
※『MODS』(東京漫画社)で初登場したキャラクター。スピンオフ『NIGHTS BEFORE NIGHT』の主人公


- NIGHTS BEFORE NIGHT
- 著者:ナツメカズキ
- 発売日:2018年08月
- 発行所:東京漫画社
- 価格:856円(税込)
- ISBNコード:9784864423373
- MODS
- 著者:ナツメカズキ
- 発売日:2016年08月
- 発行所:東京漫画社
- 価格:754円(税込)
- ISBNコード:9784864422642
――原稿作業中に欠かせないもの(お菓子や飲み物、音楽など)はありますか?
2Lのペットボトルのお水とチョコレートは常備していて、疲労困憊になってきたら、とりあえずチョコレートを頬張ります。
作画中はその話のイメージに合う音楽を聴いていることが多いです。反対にリラックスしたいときはラジオを聴きながら作業しています。
――原稿作業の気分転換にされていること(ストレッチや映画鑑賞、ゲームなど)はありますか?
煮詰まってくると気分転換にお米を炊きます。お米を研いでいるときは無心になれるのと、ご飯が炊き上がる瞬間って幸せで。でも冬は水が冷たくてつらいです(涙)。
最近の“萌え”は、「従者×主人」の関係性!
――これまでの各作品を振り返って、特に思い入れのあるシーン・キャラクター・セリフについてお聞かせください。
『I HATE』
商業デビュー作となる短編集で、今読み返すと恥ずかしくて顔から火が出そうです……! でも私の原点がぎゅっと詰まった一冊でもあります。
収録されている2作品に共通して特に力を入れて描いていたのは、キスシーンです。男性同士だからこその緊張感や衝動、相手に触れる瞬間の熱量が伝わるように、角度や表情・距離感にはとてもこだわっていました。
たくさんのキスシーンが登場するので、そんな表情や空気感にも注目して読んでいただけたらとても嬉しいです。




- I HATE
- 著者:ナツメカズキ
- 発売日:2015年07月
- 発行所:東京漫画社
- 価格:723円(税込)
- ISBNコード:9784864422178
『MODS』
『MODS』はどのシーンも思い入れが深く、1つに絞るのが本当に難しいのですが、第5話でシロが虎に「失うのが怖い」と吐露し涙をこぼすシーンを挙げさせてください。
ずっと心を閉ざしていたシロが、やっとはじめて本音を吐露するシーンで、恥ずかしながらこのシーンは私も涙しながら描いていました。「どうかシロが幸せになれ」と願いながらペンを進めていたのをよく覚えています。読者の皆様の心にも何か残るようなシーンになっていましたら、嬉しいです。

『NIGHTS BEFORE NIGHT』
「ビフォナイ」も思い入れ深い作品で、1つに絞るのはとても難しいです……。1つは第5話の時雨が春の元を去るシーンです。
時雨は最後に春へ一言だけ言葉を残すのですが、春は眠ってしまい、その言葉を聞き取ることができません。その「最後の一言」を、最終話で明かすかどうかは担当さんと何度も話し合いました。最終的には「あえて描かない」という選択をしたのですが、その言葉は時雨が春へ向けた一番まっすぐな愛の言葉でした。吹き出しは黒ベタで隠れていて読めない演出になっていますが、実はその下には写植も入っています。
もう1つは春が雪鷹に抱きしめられ、時雨を「愛していた」と涙をこぼす第6話のシーンです。こちらも雪鷹が春の心を溶かしていくシーンとして私も涙しながら描いていました。
それまで「俺のことを名前で呼ぶな」と春に言われていた雪鷹が、初めて自分の意思で春の名前を呼ぶシーンでもあり、2人にとっても私にとっても、とても大切な場面です。


『バイ・マイ・サイド』
第4話の右山の手袋が破れてしまうシーンです。
この手袋は、高校時代に右山が左京からもらったものなのですが、「手袋」=「右山の恋心」を象徴するものとして描いていました。右山は最後まで手袋を捨てることができませんでしたが、それはどうしても左京への恋心を手放せなかったからなのだと思います。
恋が実り、左京と一緒にニューヨークで暮らしている今でも、右山はずっと手袋を大切に持ち続けてくれるんじゃないかなと思っています。


- バイ・マイ・サイド
- 著者:ナツメカズキ
- 発売日:2019年10月
- 発行所:東京漫画社
- 価格:744円(税込)
- ISBNコード:9784864423625
『ヒズ・リトル・アンバー』
こちらも思い入れのあるシーンがたくさんあるのですが、やはり着想のきっかけにもなった、第7話の琥士郎がビルから飛び立つシーンです。
琥士郎はやんちゃで強気で真っ直ぐな性格なんですが、実は泣き虫でいつも少し強がっていて、本当は正体不明な自分のことやそんな自分は源慈に受け入れてもらえないんじゃないかということが心のどこかでずっと不安なんです。
このシーンは、本当は泣き虫な琥士郎が源慈への強い想いで運命を選びとるシーンで、飛び立つ前の琥士郎が覚悟を決めて振り返り「アリガトってな」と伝える場面も含めて、琥士郎を強く美しく描きたいという思いを込めていました。



- ヒズ・リトル・アンバー 上
- 著者:ナツメカズキ
- 発売日:2023年11月
- 発行所:光文社
- 価格:792円(税込)
- ISBNコード:9784334101121
- ヒズ・リトル・アンバー 下
- 著者:ナツメカズキ
- 発売日:2023年11月
- 発行所:光文社
- 価格:792円(税込)
- ISBNコード:9784334101138
『待っている男』
まだ連載途中ですが、第2話の、バイクで待っている米原のシーンから数ページにかけては特に思い入れのあるシーンです。
頑なで甘えることが下手な年上の上司・湊と、彼をいつも待っている年下の部下・米原のお話なのですが、米原の、年下の男らしい、ちょっと子どもっぽくて、強引で、意地悪で、かっこよくて優しいところを表現したくて奮闘しています。
現在不定期掲載ではありますが、2人の恋の行方を最後まで楽しんでいただけるよう頑張りますので、ぜひ見守っていただけたら嬉しいです。





「待っている男【単話版】」※2026年9月時点で単行本未発売
著者:ナツメカズキ
配信元:リブレ
――キャラクター同士の関係性を描く際に、特に意識されていることはありますか?
キャラクター同士の関係性を通じて、愛に救われることをずっと描きたいと思っている気がします。
心に傷を抱えて、どこか1人で取り残されているように生きている男が、誰かと出会って、もう一度希望の中にひっぱりあげられてしまうような。
すごく特別な何かや救いがあるわけじゃなくてもいい、その人の当たり前の姿や生き方や存在に救われる人がいて、その人もまた、きっと誰かの光になる……っていう関係性がたまらなく好きで、そういったものを描けるようになりたいとずっと思っています。




――著作の中で世界観がつながっているものもありますが、同じ世界での物語を描くにあたり、大切にされていることはありますか? また作品間で意図的に同じにしていることや、あえて差を出していることなどがあれば教えてください。
作品間で意図的に同じにしたり差を付けたりするということはあまり考えていなくて、既刊すべての作品が同じ世界線という形をとっているため、自然とつながりが生まれていくような感覚で描いています。 創作するうえで一番大切にするのは、やっぱりキャラクターです。特に『MODS』シリーズの3作品は、「時雨」という一人の人物が軸になっているので、キャラクターそれぞれがどう感じていてどう絡んで……というところは大切にしていました。シリーズを通して読んでくださった方に、「あの作品で描かれていなかった想いが、こちらの作品で見えてくる」というような、相互に補い合う面白さを感じていただけたら嬉しいです。
『ヒズ・リトル・アンバー』だけはファンタジー作品ですが、キャラクター同士の愛や、人と人とのつながりを大切に描きたいという思いは、他の作品と変わりません。シリーズの日常の延長線上に、「世界のどこか片隅で、こっそりこんな男たちが暮らしていてもいいかな……?」という思いで描いていました。

――「B+LIBRARY」ではジャンルや設定別にBL作品を紹介しています。先生ご自身は、お好きなジャンルや設定(「スパダリ攻め」や「やんちゃ受け」、「先輩後輩」など)はありますか? また、いま注目のジャンルがあればお聞かせください。
ずっと好きな設定は「攻めの体がでかいこと!」なんですが、これはジャンルじゃないかも……(笑)。特に好きなのは「年下攻め」です。特に体の大きな年下の男に組み敷かれる年上の男という構図が、もう本当に大好きで。
最近特に気になっているのは「従者×主人」の関係性です。立場では上にいる主人が、唯一従者の前では揺らいだり主導権を握られたりする関係性にとても萌えてしまいます……!
「B+LIBRARY」オリジナルキャラクター誕生秘話! お気に入りの設定やこだわりポイントは……?
――オリジナルキャラクタープロジェクトについて、初めてお聞きになった際の心境はいかがでしたか?
「B+LIBRARY」さんの記念すべきプロジェクトで、キャラクターデザインという大切なお仕事をお任せいただけたことは本当に嬉しく、とてもドキドキしました……!
キャラクターデザインのお仕事自体が初めてだったので、「私に務まるだろうか」という不安もありましたが、せっかくご指名いただけたからには「最高の2人にしたい!」と、自然と背筋が伸びる思いでした。
――初めて各キャラクターの設定を見た時、どのような印象を持たれましたか? またお気に入りの設定やご追加いただいた設定の裏話などがあればお聞かせください。
設定を拝見したときは、2人の属性が私も大好きな組み合わせだったので、一気にワクワクしてしまって、最初に感じていた不安もどこかへ飛んでいってしまいました。
特にお気に入りなのは、東條さんの「仕事終わりに一服する(退勤後だけタバコの残り香が香る)」という設定です。あまりにもえっちすぎます……。
私から追加させていただいた設定は、麟太郎がアルバイト中にお姉ちゃんのヘアピンや髪ゴムを借りて使っている、という部分です。麟太郎とお姉ちゃんの関係性がとても可愛くて、「きっと普段からこんなやり取りをしているんだろうな」と、想像がどんどん膨らみました。


》「B+LIBRARY」オリジナルキャラクターのラフイラストのまとめはこちら
――今回、オリジナルキャラクターたちにはあえて攻め・受けの設定を付与せず、BLファンの方が自分の好みで自由にお楽しみいただけるようデザインしていただきました。キャラクターデザインをする際に苦労した点、調整をした点などがあれば教えてください。
またそれ以外にこだわったポイント(表情や仕草、ファッションなど)やエピソードがあればお聞かせください。
まずは何より「2人ともかっこいい男にしたい!」と思いました。
「B+LIBRARY」さんが読者様アンケートをもとに作られた設定が、とても丁寧で魅力的だったので、読み進めるうちに楽しくて、自然とイメージが膨らみ、見た目やファッションもスムーズに決まっていきました。
最後まで調整を重ねたのは髪型です。私以外のクリエイターさんや読者の皆様にも二次創作を楽しんでいただけるようなキャラクターにしたいというお話を伺っていたので、できるだけわかりやすいデザインを意識しました。例えば東條さんは、初期デザインでは前髪を数本下ろしていたのですが、シルエットをよりシンプルにするため最終的にセンターパートへ変更しています。
また2人とも髪に差し色を入れることで、印象的になるようにデザインしました。読者の皆様にも気に入っていただける2人になってくれたら、とても嬉しいです。

▲東條孝臣(画像左)と高梨麟太郎(画像右)
――先生からのご提案でちびキャラアバターもデザインいただきましたが、誕生したきっかけについて教えてください。
麟太郎の「ワンコ」という属性を取り入れながら、たくさんのイメージラフを描いていたときに、偶然生まれたのがワンコ型のちびキャラアバターでした。
「ちびキャラのナビゲーターがいても可愛いかも!」と思いついたことが誕生のきっかけです。
ちびキャラアバターたちは東條さんと麟太郎、それぞれの分身のような存在なのですが、絵を描いていると頭の中でぴょこぴょこと動き回ってくれるので、描いていてとても楽しく、私自身もすごく気に入っています。
――vol.19でのラフイラスト公開後、キャラクターの名前と彼らに関する質問をアンケートで募集させていただきました。決定した名前を見た時の感想をお聞かせください。
2人とも本当にぴったりなお名前をいただけて感動しました!
東條さんは美しく凛とした雰囲気がぴったりですし、麟太郎はかっこよさの中に愛嬌も感じられて、とても2人らしいお名前だなと思いました。
ご応募くださった皆様、本当に素敵なお名前をありがとうございました。読者の皆様と一緒に2人が形になっていくことがとても嬉しく、あらためてこのプロジェクトのあたたかさを感じました。
――アンケートで寄せられた質問をもとに、各キャラクターに新たな設定が増えましたが、追加されたプロフィールカードやSS(ショートストーリー)を見て、彼らの印象に変化はありましたか?
意外なギャップがたくさんあって、2人のことがさらに大好きになりました。
クールに見える東條さんがお散歩サークル出身だったり、白米が大好きな食いしん坊だったり。きっとハシビロコウが好きな人に悪い人はいません……(笑)!
見た目が派手な麟太郎は、実は真面目で頑張り屋さんなところがとても素敵です。オルタナティブ・ロックが好きという、やんちゃな男の子らしい一面にもすごく惹かれました。
SSでは東條さんの一人称が「俺」に変わる瞬間にときめきましたし、2人とも姉や妹・弟たちとのやり取りが本当に可愛くて、ぜひ注目していただきたいポイントです。
》「B+LIBRARY」オリジナルキャラクターのプロフィールカードはこちら
》「B+LIBRARY」オリジナルキャラクターのSSはこちら
――今回描き下ろしていただいた表紙イラストのテーマやシーン、エピソードはありますか? また注目ポイントについて教えてください。
東條さん・麟太郎が、「B+LIBRARY」10周年を記念して生まれたキャラクターなので、「彼ら自身が祝福されている一枚にしたい」という思いで描きました。
注目していただきたいポイントは、それぞれの誕生花で作った花冠です。教えていただいた2人の誕生花がとても素敵だったので、「これは絶対に取り入れたい!」と思っていました。リボンや紙吹雪で華やかさを添えながら、「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを込めて制作しました。
――表紙イラストでは、2人の表情に違いがありますが、彼らはどのようなことを考えていると思いますか?
麟太郎:「えっへん! おれたちの誕生日だぜ!」
東條さん:「……(……この格好は正直慣れない……が、高梨くんが楽しそうだからまあいいか)。」
――本プロジェクトでは、BLファンの皆さんによるオリジナルキャラクターたちの二次創作も可能となっておりますが、今後キャラクターたちの見てみたいシーンや設定などがあればお聞かせください。
「東條さんは自分がお酒に弱いと知っているので、普段はセーブしています」という、「B+LIBRARY」さんのコメントに萌えすぎてしまい、普段はちゃんとセーブしているのに、麟太郎の前ではつい気が緩んで飲みすぎてしまうのだとしたら、そのとき東條さんはどんな気持ちだったのか、2人の間にどんな出来事があったのか、ぜひ見てみたいです……!
また、普段はコンタクトにスーツ姿の東條さんですが、麟太郎が初めて眼鏡姿やラフな私服姿を見る瞬間もすごく気になります。もしかしたらお酒に潰れた東條さんを介抱して初めて部屋へ行き、一緒に迎えた翌朝だったりして……。いろいろ想像が膨らんでしまいます……!

「B+LIBRARY」公式Xでは、2026年12月19日(土)まで二次創作応援キャンペーン第2弾を実施しています! 二次創作ガイドラインをご一読のうえ、ぜひご参加ください。
》二次創作応援キャンペーンの詳細はこちら
》二次創作ガイドラインはこちら
BLの魅力は、“理屈”では説明できない衝動や引力。これからもBLを描き続ける!
――ご自身にとっての「BL」の魅力をお聞かせください。
また、これから挑戦してみたいジャンルや、BLに限らず今後挑戦していきたいことがありましたらお聞かせください。
男が同性であるたった1人の男に惹かれてしまう、抗いたいのに抗えず、その人になら身も心も委ねてもいいと思ってしまう。同性であることすら越えて「その人だから好き」という、理屈では説明できない衝動や引力、その過程がBLの魅力だと思っています。
まだ描いたことのない異国を舞台にしたBLや、ワケアリな男たちの複雑な関係性が交錯するような物語にも挑戦してみたいです。
そして、やっぱりこれからもずっと大好きなBLの物語を描き続けていきたいです。
――最後に「B+LIBRARY」読者へのメッセージをお願いいたします!
ここまでお読みくださった皆様、本当にありがとうございます。改めましてナツメカズキと申します。
このたびはこのような素敵なプロジェクトに携わらせていただき、さらに特集まで組んでいただけたこと、心から光栄に思います。
私もBLの物語が大好きな1人として、「B+LIBRARY」がこれからも皆様のすてきなBLとの出会いの一冊となりますように願っています。
そしてこのプロジェクトや東條さん・麟太郎のことも一緒に楽しんでいただけたらとても嬉しいです!
「B+LIBRARY」について
「B+LIBRARY」は、キャラ属性や萌え度、ジャンルといった切り口から好きなBLコミックを探すことのできるガイドブックです。BLポータルサイト「ちるちる」に投稿された10万件以上のレビューや、BLコンテンツを扱うサイトで収集されたデータをもとに作品を厳選し、「スパダリ攻め」「メガネ受け」といった設定別で掲載。「好きなジャンル」「好きな作家」「絵柄」などさまざまな切り口で作品を選ぶことができるので、新たなBLコミックと出合ったり、見逃していた作品を見つけたりするのに役立ちます。
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