「片づけなさい!」が減る?子どもが“自走”するお片づけ本
片づけは得意ですか?
スッキリきれいな部屋にしたいのに、気づけばまた子どもが散らかしている。そんな悩みを持つ親御さんは多いのではないでしょうか。しかも、自分でもなかなかできていないこともあると、子どもに「片づけなさい!」と強く言うのは少し気が引けますよね。
なんで片づけた方がいいのか。
どうやって片づけていけばいいのか。
そんな「片づけの基本」を、小学生が自分で理解して実践できるように作られた実用書『かわいい 楽しい はじめてのお片づけレッスン』が、2026年3月18日に発売されました。
小学生の“リアル”に寄り添った一冊
著者は、整理収納アドバイザーでSNS総フォロワー25万人以上の後藤まりさん。小学生の娘さんも整理収納の資格を持っているというから驚きです。
だからこそ本書には、小学生のリアルな生活に寄り添った工夫が随所に詰まっています。
本書ではまず、取り組みやすいランドセルの中を整理することからスタート。
中身をすべて出し、「いる」「いらない」「モヤモヤ(迷うもの)」に分けて、適した場所に戻す――という基本の流れを、無理なく実践できるよう導いてくれます。


さらに大切なのが、「元に戻す」習慣。戻しやすい仕組みづくりとして、一つの動作で完結する『ワンアクション収納』などが写真付きで丁寧に解説されており、見たままマネできるのが嬉しいポイントです。


このステップを、机まわり、クローゼット、部屋全体へと広げていく構成になっているため、「これならできそう」から「やってみたい!」へと自然に気持ちが動いていきます。
なぜ片づけるのか”が腑に落ちる
本書の冒頭では、「なぜ片づけた方がいいのか」という理由もきちんと教えてくれます。
例えば、1日5分の探し物が1年で約30時間になるという話。これは大人の私でも「耳が痛い……!」と感じてしまいました。


また、片づいた空間は気持ちを落ち着かせ、毎日を楽しくしてくれるとも語られています。
私自身、在宅ワーク中に部屋が散らかっていると落ち着かず、気持ちも乱れがちに。逆に片づけて空間が整うと、不思議とやる気まで戻ってくるんですよね。
こうした“実感に結びつく説明”があるからこそ、子どもも納得して行動に移しやすいのだと感じました。
マンガだから“自分ごと”になる
とはいえ、「実用書なんて子どもが読んでくれるの?」と不安に思う方もいるかもしれません。でも、その心配は不要です。
ピンクを基調としたかわいらしい装丁に、少女マンガのようなイラスト。物語はマンガ形式で進むため、とても読みやすい構成になっています。
さらにカラーページや写真も豊富で、「これ自分もやってみたい」とイメージしやすい内容ばかり。“お片づけ男子”との胸キュンなストーリーもあり、楽しみながら読み進められるのも魅力です。




思えば私も小学生のころ、「マンガで学べる本」が大好きでした。読みながらワクワクしていた記憶がよみがえります。
実は“大人にも効く”お片づけ本
子ども向けとはいえ、書かれている内容は片づけの基本そのもの。大人にとっても十分に役立つ一冊です。
実際にリビングに置いていたところ、夫が読んでいたようで、後日「あれ、大人が読んでもためになるね」と一言。思わず納得してしまいました。
親子で読むことで、「なぜ片づけるのか」「どうやってやるのか」というイメージを共有できるのも、この本の大きな魅力です。
「片づけなさい」から卒業するために
どんな状態が心地いいのか、どうやってそこに近づいていくのか。
その完成形を親子で共有できるだけで、「やりなさい」と言わなくても自然と同じ方向を向けるようになります。
だからこそ、もし途中でつまずいても、「ここはこうしてみる?」と無理なく手を差し伸べられる。
一方的に教えるのではなく、一緒に整えていく関係が生まれるのも、この本ならではだと感じました。
まずは親子で一緒に読んでみることから、始めてみませんか。
*
(レビュアー:Micha)
- かわいい楽しいはじめてのお片づけレッスン
- 著者:後藤まり うさぎ恵美
- 発売日:2026年03月
- 発行所:講談社
- 価格:1,650円(税込)
- ISBNコード:9784065427439
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※本記事は、講談社|今日のおすすめ(書籍)に2026年4月25日に掲載されたものです。
※この記事の内容は掲載当時のものです。

