「私はこの世界の出口を見つけなくてはならない――」著者が初めて女性を主人公にした長編小説
2023年刊行の『街とその不確かな壁』以来3年ぶりとなる、村上春樹さんの最新長編小説『夏帆 The Tale of KAHO』(新潮社)が、7月3日(金)に発売されます。
本作は、月刊誌『新潮』で2024年6月号から2026年3月号まで全4回にわたり発表された「夏帆」シリーズを加筆修正したもので、原稿用紙650枚(352ページ)におよぶ長編作品です。また、村上さんの長編作品としては初となる、女性単独の主人公が活躍する物語となっています。
【あらすじ】
「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」
26歳の絵本作家、夏帆は初対面の男にいきなりこう告げられた。
とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い彼女は、怒りよりもショックよりも、ただ純粋に驚いた。
――この男はいったい何を告げようとしているのだろう?
しかしそれから彼女の周りでは、実にさまざまな奇妙な出来事が起こりはじめる。
書誌情報

『夏帆 The Tale of KAHO』
著者:村上春樹
発売日:2026年7月3日
発行所:新潮社
定価:2,860円(税込)
ISBN:9784103534402
・特設サイト:https://www.shinchosha.co.jp/special/kaho/
・村上春樹 Haruki Murakami 新潮社公式サイト:https://www.shinchosha.co.jp/harukimurakami/
著者プロフィール
村上春樹
むらかみ・はるき。1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『スプートニクの恋人』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』、『街とその不確かな壁』などがある。『螢・納屋を焼く・その他の短編』、『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、翻訳書など著書多数。2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年アンデルセン文学賞、2022年チノ・デルドゥカ世界賞、2023年アストゥリアス王女賞文学部門を受賞。
