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2026年度NHK前期朝ドラ「風、薫る」特集!第2弾は『別冊太陽 大関和 明治のナイチンゲールたち』

明治のナイチンゲールたち_アイキャッチ

2026年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」は、明治時代に正規の教育を受けた看護師「トレインドナース」として活躍した大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)をモデルにした物語です。

西洋看護が導入される激動の時代を舞台に、主人公の一ノ瀬りんを見上愛さん、もうひとりの主人公、大家直美を上坂樹里さんが演じます。境遇の異なる二人が「最強のバディ」として、互いに切磋琢磨しながら看護の道を切り拓く姿が描かれます。主題歌はMrs. GREEN APPLEの「風と町」に決定し、3月30日(月)より放送が開始されます。

ほんのひきだしでは、よりドラマを楽しんでいただけるように、放送に先がけて大関和と鈴木雅の関連本をご紹介します。
今回は、『別冊太陽 大関和 明治のナイチンゲールたち』(平凡社)です。ぜひ書店店頭で手に取って、ドラマとあわせてお楽しみください。

 

『別冊太陽 大関和 明治のナイチンゲールたち』

wakutuki_別冊太陽 大関和 表1監修:田中ひかる
発売日:2026年3月27日
発行所:平凡社
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784582923322

〈章立て〉 ※一部抜粋
評伝1 生い立ち、黒羽時代
評伝2 看護学生時代
 評伝 鈴木雅
 評伝 広瀬梅
評伝3 第一医院看病婦取締時代
評伝4 越後高田時代
評伝5 派出看護婦会時代

 

明治時代を舞台に、2人の女性がバディとなって看護の仕事に取り組む姿を追いかける!

2026年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」は、大関和の故郷である栃木県大田原市から物語が始まります。

近代的な看護が十分に根付いておらず、ままならない社会の中で生きづらさを抱えていた時代に、桜井看護学校に学んだ大関和と鈴木雅の2人は、日本の看護師の先駆者として「看護」にその生涯を捧げました。本誌では、そんな二人の波乱に満ちた歩みを特集しています。

▲大関和の大田原市の生家

 

▲大関和の著作『實地看護法』

 

大関和がおそらく手にした!? 手術道具も掲載!

誌面では、大関和が勤めた新潟高田の知命堂病院に保管されている、(大関和もおそらく手にしたであろう)明治時代の貴重な手術道具や人体骨格標本なども紹介されています。

大関和に関する資料は決して多くはありませんが、別冊太陽ならではの豊富なビジュアル資料からも彼女の生きた足跡に迫ります。

9784582923322.IN11▲左:知命堂病院で作られた人体骨格標本、右:同病院に保管されている外科手術器械セット

 

感染症について▲中面

 

編集者のコメント

サブタイトルを「明治のナイチンゲールたち」としたのは、日本で初めて看護師という職業の道を捨て身で切り開いていった「彼女たちの物語」を追ってみたいと考えたからです。明治20年、主人公・大関和と共に桜井看護学校に集った鈴木雅、広瀬梅、桜川里以らの波乱万丈の人生。「別冊太陽」らしく、贅沢な写真と豊富なビジュアル資料で、明治という時代と女性の生き方にも迫っていきます。

また日本を襲った疫病の歴史や、近代看護の先駆者・ナイチンゲールの功績、キリスト教と看護の関係など、専門家の先生たちがたっぷり読み解いていきます。大関が勤めた、新潟高田の知命堂病院に保管されている(大関和もおそらく手にしたであろう)貴重な明治の手術道具や人体骨格標本なども見どころです。乞うご期待ください。

 

監修者プロフィール

田中ひかる

たなか・ひかる1970年東京都生まれ。歴史社会学者・作家。博士(学術)。女性に関するテーマを中心に、執筆・講演活動を行う。著書にNHK連続テレビ小説「風、薫る」原案の『明治のナイチンゲール 大関和物語』、『明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語』(以上、中央公論新社)、『生理用品の社会史』(KADOKAWA)、『月経と犯罪 “生理”はどう語られてきたか』(平凡社)などがある。

 

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