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【わが子を守る「防犯・ネットリテラシー・性教育」について学ぶ本特集vol.2】知っていれば防げたかもしれない!『こども防犯BOOK 危険を感じたママパパ362人と作りました』

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春休みに読んでおきたい! 子どもの「安全」について学べるおすすめ本

春は卒業や進級を控えた子どもたちにとって、新しい環境へ一歩を踏み出す重要な時期です。一方でSNSを通じたコミュニケーションや行動範囲が拡大し、親の目が行き届かない場所で思わぬトラブルが発生することも少なくありません。わが子がいじめや性被害などのトラブルに巻き込まれる前に、親子で危険から身を守る方法を学んでおくことが大切です。

そこで「ほんのひきだし」では、子どもの防犯や性教育に役立つ本を短期連載形式でご紹介します。
今回ご紹介するのは、『こども防犯BOOK 危険を感じたママパパ362人と作りました』(祥伝社)です。本書はママ・パパの体験談をベースに構成され、日常と災害の両方に対応しています。親子ですぐに使える実用コンテンツです。ぜひ書店店頭で手に取ってみてください。

 

書影

こども防犯BOOK 危険を感じたママパパ362人と作りました
著者:NPO法人M-plug 冨川万美
発売日:2025年11月
発行所:祥伝社
定価:1,650円(税込)
ISBN:9784396618544

 

まえがき 犯罪から子どもを守るために

1 災害防犯:避難先や自宅で起きる犯罪に備える
〇ママパパの体験談 災害時
・災害時の混乱に乗じた盗難が起きた …ほか
〇実際に起きた事件・データ集
・仮設住宅で起きる犯罪に備える
〇専門家に聞く防犯
・防犯は「人を信じるための準備」

2 日常防犯:日々の中に潜む脅威に備える
〇ママパパの体験談 日常の中の犯罪
・自宅にいても道を歩いていても危険 …ほか
〇子どもと一緒に覚える基本の防犯
・防犯標語「いかのおすし」を覚えよう
〇日常の危険から子どもを守る防犯術
・ピクニック感覚で危険度マップをつくろう
・子どもが遊び場にしてはいけない場
・チェックしたい防犯ブザーの選び方 …ほか

3 性犯罪防犯:男の子も女の子も狙われている
〇ママパパの体験談 性犯罪
・自宅や自宅周辺が安全ではないと知った …ほか
〇子どもの性被害を防ぐ防犯術
・逃げるためには6m以上の距離が必要 …ほか

4 スマホ・SNS防犯:便利だからこそ危険なSNSから身を守る
〇ママパパの体験談 インターネット犯罪
・SNSに載せた写真で取り返しがつかないことに …ほか
〇SNSから子どもを守る防犯術
・スマホを渡すときに伝えたいこと
・「スマホ18の約束」をわが家にも取り入れよう …ほか

 

災害防犯、日常防犯、性犯罪防犯、SNS防犯まで1冊で備えられる

自宅・通学時・習い事・災害時・SNSなど、日常のあらゆる場面で子どもに危険が迫っています。
「知っていれば防げたかもしれない」そんな後悔を少しでも減らすために、ママパパの体験をもとにした子どもを守る防犯対策が掲載されています。
大切なわが子の命と心を守るために必要なことは、保護者も子どもも事前に学び、備えることです。
小学生から中学生までのママパパの体験談と、専門家の知見をもとに検討した、日常と災害時の防犯術がこの一冊にあります。

おすすめ①

 

小学生から中学生までのママパパ362人の豊富な体験談

ママパパの実際の体験談とイラストで、具体的な状況と怖さを想像できます。

・災害時防犯「避難所で、不審者がスマホで子どもを撮影していた」「災害時は避難所に行けばいいと思っていたが、避難所は子連れ家庭には困難なことが多かった」
・日常防犯「公園の公衆トイレで息子が怪しい人に声をかけられた」
・性犯罪防犯「SNSに載せた家族旅行の写真から空き巣に入られ、娘の下着などが盗まれた」
・SNS防犯「小5の娘がSNSで新しい友だちができたと言うので、LINEのメッセージを見たら『全身の写真を送って』と書かれており、慌てて止めた」

おすすめ②

 

専門家に聞く防犯術では、防犯のために重要なことと子どもへの伝え方がわかる

経験豊富な専門家ならではのツボを押さえた防犯対策のアドバイスがあります。

・災害に便乗した犯罪や詐欺がある。避難所では子どもから目を離さない。など、災害時に混乱やストレスがある中でも注意することを頭に入れる。
・日常での親子での日々の会話や、地域の活動が子どもを守る。
・子どもの性被害を防ぐために、「不審な人からはとにかく距離を置く」「男の子も性被害に遭うことがある」など、子ども本人と保護者の共通認識が必要。
・子どもにスマホを渡すときに「スマホ18の約束」を我が家にも取り入れよう。

おすすめ③

 

編集部からのコメント

「子どもが危険な目に遭ったらどうしよう」と不安になるよりも、「安心のために何ができるか」を考え、行動してみてほしい。そんな思いから、本書が生まれました。
親子で安全について語り合い、日常の中で「防犯力」を培っていただく一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

 

著者のコメント

子連れ家庭の防災術をまとめた本『最新子連れ防災BOOK』を出版して以来、これまで多くの防災講座を開催してきましたが、被災地で耳にしたのは、暴力や性犯罪、災害に便乗した窃盗や詐欺などの実際に起きた犯罪です。
実際に災害時に起きている犯罪の多くは、有事に便乗してその危険度が高まるだけで、日常でも起こり得るものです。通学路での連れ去りや盗撮、SNSによる偽情報での混乱やトラブル、ストレスから生じる暴力や虐待など、子育て世代がリアルに感じる「危険」には、確かな備えが必要です。

『こども防犯BOOK』では、多くのママやパパから寄せられた体験談をもとに導き出した防犯術をまとめました。さらに、防犯の専門家への取材を通じて得られた知見も加えています。
本書のすべてのページに、「家庭で話し合うきっかけ」になる工夫を凝らしました。

 

著者プロフィール

冨川万美
とみかわ・まみ特定非営利活動法人M-plug理事。同法人アクティブ防災事業代表。東日本大震災の支援活動を機に、NPO法人ママプラグ(現在のM-plug)の設立に携わる。子育ての当事者が自ら学び、考え、動く防災・防犯を提唱。講座やファシリテーターの育成を行いながら、「東京防災」監修など、官公庁や自治体の防災・防犯対策への協力、書籍・雑誌などの監修を務める。

 

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