「いったん、しおりを挟みます。」から約4年。約束の再開
2026年3月19日(木)、東京・神田神保町のシンボルともいえる「三省堂書店神田神保町本店」が、約4年の時を経てついにリニューアルオープンを迎えました。
同店は2022年5月8日、建物の老朽化に伴う建て替え工事のため、「いったん、しおりを挟みます。」というメッセージとともに一時閉店していました。再開当日のオープニングセレモニーには、日本文学界を代表する作家・浅田次郎さんや北方謙三さん、俵万智さんも参列。新しい門出を祝う豪華な顔ぶれに、会場は大きな熱気に包まれました。

セレモニーで三省堂書店の亀井崇雄社長は、次のように述べ、新たな時代への決意を語りました。
三省堂書店・亀井社長のコメント

本日三省堂書店神田神保町本店がオープンすることに際し、私どもは4年間挟みこんでいた「しおり」を外し、三省堂書店の第2章が始まることを宣言いたします。
この4年間私どもがやってきたことは単なる店舗の建て替えではありません。書店の未来そのものを追い求めてまいりました。いまだに書店経営は困難が続くこの時代に新しい書店を誕生させること、それは一つの大きな希望になると信じて従業員一同進んでまいりました。
新しい神田神保町本店のコンセプトは「歩けば、世界がひろがる書店。」です。一歩踏み出すたびに世界が広がっていく、新しい書店の風景がここに誕生いたしました。きょう2026年3月19日は、これから紡がれる新しい物語の1ページ目に過ぎません。本を通してもっと世の中を豊かに明るく灯していきたい、その思いを胸に刻みながら日々精進してまいります。
生まれ変わった神田神保町本店にご期待をいただきながら、末永くどうぞよろしくお願い申し上げます。
作家・浅田次郎さんのコメント

▲お祝いの言葉を述べる、作家・浅田次郎さん(前列中央)
朝早くから集まってくださっている読書家の方々も待っていたかと思いますが、私も開店を心から待ちわびていました。
というのも、すぐ近くにかつて自分の実家がありまして、子どもの頃も学生時代もほとんど三省堂書店の近くで育っているので、ご近所の本屋さんという感じでした。私にとって、神保町という書店街はふるさとの原風景で、ここに生まれ育っていないと小説家になっていないと思います。4年間、待ちわびていました。これからもいろんなおいしいものを買いに来ると思います。
作家・北方謙三さんのコメント

神保町は青春の街だった。いろいろなところを歩き回っていろいろな本を見た。私にとっては精神を作ってくれた、小説家の原点になった街です。本屋だけでなく喫茶店にも入ったり、お金がない時は林檎箱に入った1冊50円の文庫をほかの古書店に売りに行ったり、いい本もいろいろあった。本というものは生き物で、心に作用して、心を揺り動かしてくれるもの。1967年から知っている三省堂書店が、4年経ってできあがった。これからどういう展開をされるのか、注目している。
リニューアルオープン直前には、三省堂書店の復活を今か今かと待ちわびる約800人ものファンが長い列を作りました。開店の時を迎えると、期待に満ちた表情のお客様が次々と入店。オープンから30分が経過してもなお、入店を待つ列が途切れることはなく、同店への注目度の高さがうかがえました。

コンセプトは「歩けば、世界がひろがる書店。」
新店舗が掲げるテーマは、「歩けば、世界がひろがる書店。」です。
その言葉通り、店内には放射状や斜めに書棚が配置されており、歩を進めるごとに新しい視界が開ける独創的な造りとなっています。目的の本を探すだけでなく、店内を回遊することで「本との偶然出会い」を楽しめる、知的好奇心を刺激する空間へと進化しています。
パワーアップして帰ってきた「三省堂書店神田神保町本店」。ぜひ足を運び、新しい本との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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三省堂書店神田神保町本店

住所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-1
営業時間:10:00~20:00 ※電話の受付時間は19:00まで
TEL:03-3233-3312
公式サイト:https://jinbocho.books-sanseido.co.jp/
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