進学・就職・異動など環境の変化を前に「お金の基本」を学び直そう!
3月は新生活準備の季節。進学・就職・異動などの環境の変化を前に、「お金の基本」を学び直したいというニーズが高まります。
「ほんのひきだし」では、「お金の考え方・基礎知識」をテーマに関連書を紹介する特集によって、読者にとって“はじめの一冊”となる書籍との出会いを創出します。
今回は『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』(東洋経済新報社)をご紹介します。投資のプロとして何千人ものお金持ちを見てきた著者により、テクニック以前の「お金の基本」が説かれています。ぜひ書店店頭で手に取ってみてください。

『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』
著:パク・ソヨン、訳:立和名美香
発売日:2025年12月
発行所:東洋経済新報社
定価:1,760円(税込)
ISBN:9784492733776
プロローグ
学校では教えてくれない「人生でもっとも大切なこと」
Chapter1 娘へ お金の勉強は絶対に後回しにしないこと
Chapter2 お金を増やすマインド・たちまち失うマインド
Chapter3 お金持ちはいったい何をしているの?
Chapter4 自然とお金が集まる人生
Chapter5 20代から自分のペースで賢くはじめる“第一歩”
Chapter6 大人が身につけたい「幸せなお金持ち」の習慣
お金の本なのに泣ける
この本の著者であるパク・ソヨンさんは、ソウルの大手投資企業で働く現役のアナリストで、名門ソウル大学を卒業後、男性優位の投資業界で華々しいキャリアを築いてきた女性です。彼女は21歳のときにお母さんを病で亡くしました。人生の節目で「母がいない」という寂しさと向き合うのはとてもつらかった、と記されています。これは、ソヨンさんが「母が病を得て亡くなった46歳という節目」で、今、ご自身の娘に向けて書き遺しておきたい「お金と人生の話」をまとめた本です。
自身の苦労から出てきた「本当は母に教えてもらいたかった大切なこと」「母と話し合いたかったけれど、そうできなかったこと」が、この本には詰まっています。自分の娘に「前向きに人生を切り拓いてほしい」という切実な思いが、理知的で端正な筆致で綴られます。
著者の優しく温かい思いやエピソードが胸に迫り、気がついたら涙が……。
生きていく上で必須の「お金の基本」が学べる本なのに、なぜか感動で涙が止まらなくなるという、不思議で珍しい本なのです。

お金は人生とつながっている
著者は自身のキャリアの中で、努力してお金持ちになった人や一夜にしてお金が消えてしまった人など、さまざまな人を見てきました。
「お金があるから幸せ、というわけでは決してないけれど、お金がないと幸せになる権利すら主張できないことがある」と言います。だから「お金がなくても幸せになれる」という耳に心地のいいことを信じないで、と。
今は「インフレの時代」です。まじめに働いてお金を貯めても、それ以上に物価が上がり、またたくまに貯金が消えてしまう時代です。多くの人は市場が活況なときに投資に興味を持ち、そうでないときは怖くてすぐに逃げ出しますが、著者はどんなときも市場にとどまり、お金の扱い方を学び続けなければいけないと強調します。仕事、人間関係、趣味、恋愛、結婚、家族……お金は、必ず人生の大切な選択肢とつながっているからです。
本書は、その具体的な「お金と人生のつくり方」をわかりやすく解説していきます。

【編集者のコメント】
自分自身を振り返り、母親からお金の扱い方について教えてもらったことはあっただろうか?と考えると、数えるほどしか……。私たちの親世代は「まじめに働いて貯金しておけば将来安泰」だったからです。
しかし、今はどうでしょうか。ここ数年でも物価はじわじわと上昇し、そのわりに給料は思うほど増えない……というインフレに悩まされる時代です。苦しい状況になると世の中には「ラクして儲かる方法」や、「少ない元手で一攫千金」を煽る本などが増えますが、本書はびっくりするほど地に足のついた誠実な本。
これからを生きる人に、本当に必要なことは何か? その最適化を教えてくれる貴重な本だと思います。
著者プロフィール
パク・ソヨン
韓国ソウルの大手投資企業で働く現役投資アナリスト。ソウル大学を卒業後、同大学院で経済学修士号を取得。投資のプロとして20年以上のキャリアを積み、大手メディアでコメンテーターとしても活躍。これまで「ソウル経済今年のアナリスト賞」など、受賞歴多数。「自分の娘にはお金のことで後悔をさせたくない」という思いから本書の執筆にいたり、本書はたちまち韓国でベストセラーになった。
