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  • 消費冷え込みによる苦境から、11月期は復調傾向に:店頭売上前年比調査 2019年11月【日販調べ】

    2019年12月05日
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    ほんのひきだし編集部
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    日販の「店頭売上前年比調査(11月期)」が発表されました。

    これは当年・前年ともに売上データが取得できている店舗を集計対象としたもの。11月は1,736店のデータをもとに作成されています(10月は1,776店)。

    11月期の店頭売上前年比は、全体で98.1%。復調傾向となりました。

    悪天候や消費増税の影響などから消費が冷え込み、ここ数か月厳しい状況が続いていましたが、前月より4.1ポイント回復しています。特にコミックは『鬼滅の刃』の大ブレイクで、108.4%と前年を大きく上回りました。

    11月・12月は例年、年末年始向けの季節商品が大きく動く時期です。

    その代表格が「家計簿」。現時点で前年並みの売上ペースを維持しており、“紙の家計簿”の根強い人気が感じられます。

     

    ジャンル別 前年比・構成比

    続いて、ジャンル別の調査結果を細かく見ていきます。

     

    雑誌

    雑誌は97.4%。10月期に続き「Myojo」が好調に売れています(2020年1月号(11月22日発売)の表紙はSexy Zone)。

    また今回は、“「反日種族主義」を追放せよ”を特集した「文藝春秋」12月号が大きく売上を伸ばしました。これらによって月刊誌は前年比101.5%と、8月以来の前年超えを達成しました。

    週刊誌では、「週刊少年ジャンプ」が売れ行き好調。特に「鬼滅の刃 ゆるシール」が付録だった11月11日発売号は、完売となる人気ぶりでした。

     

    書籍

    書籍は93.4%。総記、新書が前年超えとなりました。新書は2か月連続の対前年100%超です。

    新書の売上を牽引したのは、『鬼滅の刃 片羽の蝶』と『ケーキの切れない非行少年たち』。これは10月期から続いている傾向です。

    文芸書では『反日種族主義』が好調だったほか、「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2019年ノンフィクション本大賞」を受賞した『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』がブレイク。ノンフィクション本大賞については、新たな季節イベントとして、来年も期待したいところです。

    ただし、昨年の『新・人間革命』第30巻下巻、『日本国紀』の売れ行きに惜しくもおよばず、全体の前年比としては厳しい結果となりました。

    ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
    著者:ブレイディみかこ
    発売日:2019年06月
    発行所:新潮社
    価格:1,485円(税込)
    ISBNコード:9784103526810

    ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」を受賞

    日常の社会問題を“子どもの目”で描く『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 読者像から“次の一冊”を探る

     

    コミック

    冒頭で触れたとおり、コミックは108.4%と、2か月連続で前年をクリアしました。

    『鬼滅の刃』は既刊すべてが、重版分が書店店頭に並ぶたびに売上を伸ばしています。新刊では『キングダム』第56巻が特に売れ行き好調です。

    いよいよ12月が到来。年間最大の売上が期待できる時期です。『鬼滅の刃』最新18巻が発売され、コミック売り場はお祭り状態。しばらくキラーコンテンツ不在だった健康本分野にも『DVDでよくわかる! 120歳まで生きるロングブレス』が登場し、今後の動きにも期待がもてます。

    さて、12月はどんな月になるのでしょうか?

    2019年10月の店頭売上前年比調査を見る 〉〉




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