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10月も、9月に続き荒天が続きました。休業店舗も相次ぎ、店頭売上に少なくない影響を与えています。
そんななかどんな雑誌が売れたのか、「売上冊数」「売上金額」2つの切り口で、雑誌ランキングを見ていきましょう。
※日販 POS調べ
※誌名欄の()内は発売日です。発売日は東京を基準としています。
第1位は変わらず「コロコロコミック」。第2位「少年ジャンプ」、第3位「ちゃお」という、9月同様の顔ぶれとなりました。
今回目立ったのは「Myojo」の躍進。通常版(表紙:SixTONES)、表紙違い版(表紙:SnowMan)の2パターンで刊行され、通常版は第4位、表紙違い版も第9位にランクイン。どちらも完売のペースの人気ぶりで、両方の売上冊数を合算すると「週刊少年ジャンプ」を抜いて第2位に入る規模となります。
「最強ジャンプ」11月号も、「スーパードラゴンボールヒーローズ」「バトルスピリッツ」「遊戯王OCG」「キャプテン翼FCG」のカード4枚、付録冊子「Y(ユウギオウ)ジャンプ」、ダブル両面ポスターという強力付録をつけて売れ行き好調。新作ゲームの発売を目前に盛り上がる「ポケモンファン」とともに、売り場を盛り上げています。
また「BE-PAL」11月号も、付録が話題になり売上を伸ばしています。特集テーマは「激ウマ!焚き火料理大全」で、付録は「笑’s -SHO’S-」とコラボレーションした「肉厚鉄板 mini」。鉄の一枚板から切り出した厚さ3mmの肉厚鉄板で、焼き網の上に乗せても使うことができ、火でなく「熱」で焼くことで、肉をおいしく焼くことができるそうです。
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続いては「売上金額」のランキング。
冊数ランキングになく、金額ランキングに入っているのは「素敵なあの人」12月号、「リンネル」12月号付録違い版、「eclat」11月号、「大人のおしゃれ手帖」11月号の4誌です。
「リンネル」12月号は、通常版の付録が「Moomin×marble SUD ムーミン谷の仲間たちのビッグトート&もこもこクリップ(2種)3点セット」、付録違い版の付録が「Moomin×Samansa Mos2 北欧風デザインの保温・保冷バッグ3点セット」。
前回ランキングに入っていた「隔週刊 JAL旅客機コレクション」は、今回は惜しくもランクインならず。ただし、第2号以降が創刊号の3倍近い定価となっているにもかかわらず、引き続き健闘しています。
表紙違い版、付録違い版、サイズ違いなど、雑誌においては近年、さまざまなバージョンが発売されるようになっています。今回ランクインした商品を見てみると、「リンネル」12月号は通常版・付録違い版を両方とも購入した人が8%程度である一方、「Myojo」12月号は20%以上が通常版とあわせ買いしています。同じバージョン違いとはいえ、売れ方には大きな違いがありそうです。
書店店頭においては事前に情報をキャッチし、あわせ買いしやすい売り場を作っていくことが重要です。
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